2024年秋、デュエルの個性派高実績エギ、LQダーターとマグQタングステンに3.0号が追加された。秋のエギングにもぴったりの追加サイズで、この2つが秋イカ攻略をどう進化させるのか? デュエル&ヨーヅリのエギの使い手でエギングエキスパートの池内さんに解説いただいた。
●文:ルアマガプラス編集部
最強のアピール力と圧倒的な飛距離をもつエギに3.0号が追加
まずLQダーターとマグQタングステンの特徴について教えてください。
池内「LQダーターはスライディングダートといって、前進を極力抑えて左右に切れ良く飛ぶダートが特徴。そのときに強い波動を出し、インナープレートの輝きをボディ内側の3Dレンズで拡散するアピール力の強いエギです」
波動と輝きでアピール?
池内「僕が使う3.0号のエギの中では最強クラスのアピール力です。マグQタングステンはタングステンウェイトによるマグネット重心移動システムを搭載し、圧倒的な飛距離が一番の特徴。3.0号で最長飛距離60mを超えます」
LQダーター3.0号は高活性イカのサーチに有効! 中層エギングにも向く
LQダーター3.0号は、キレの良いダート、波動、輝きでアピール力を増強。秋はどんなシーンで有効?
池内「アピール力をいかして活性の高いイカを寄せて獲ります。1投目に選ぶべきエギですね。あと僕が良くやる中層エギングにも向いています」
中層エギング…とは?
池内「例えば水深7mだとしたら水面下3、4mまで沈めてからシャクります。LQダーター3.0号の沈下速度は約3.8秒/mで、3回シャクったら3秒くらいで元のレンジに戻りますが、フォールを5、6秒入れてレンジを下げる方向で探ります」
これを繰り返すとエギはやがてボトムに着く?
池内「エギがボトム付近まで到達したら、今度はフォールを3秒待たずにレンジを上げながらシャクります。要はV字軌道でレンジを探るのが僕の中層エギングのやり方で、どのレンジでイカがどう反応してきたがわかります」
池内「イカのポジションがわかれば、そこを集中的に狙えば効率が良いですよね。あとLQダーターはシャクリの抵抗で潮の流れの変化を感じ取りやすい。中層エギングで潮が重く感じられる釣れるレンジもサーチしやすいです」
LQダーター3.0号(デュエル)
マグQタングステン3.0号は飛び道具! 手付かずのイカが攻略できる!
では、マグQタングステン3.0号が秋に活躍するシーンは?
池内「通常の3.0号で届く範囲を探って、その後にマグQタングステン3.0号を遠投してサオ抜けを狙います。そうすれば今まで獲れなかったイカが釣れます」
先にサオ抜け狙いではなく?
池内「秋イカは好奇心が強いけどビビりでもある。遠くのイカを先にかけると寄せてくるときに手前のイカが警戒しますからね」
イカをスレさせないために最後に遠投。ではマグQタングステン3.0号の使い方は?
池内「通常のエギと一緒です。タングステンウェイトは着水の衝撃などで瞬時に定位置に戻って磁石でしっかり固定。フォールの姿勢が安定し、シャクリにもレスポンス良く反応してキレのある山なりダートをみせます。沈下速度は約3.5秒/mで、高さが稼げるダートをするのでフォールで喰わせの間をしっかりとれます」
山なりダートならシャローエリアの沖の沈み根も根がかりを避けて攻めやすい!
池内「パタパタフィンの波動でアピール力もある。サオ抜けエリアのイカはスレていないので寄せて抱かせる釣りが展開でき、今まで獲れなかったイカが釣れます!」
カラーラインナップも釣果アップをサポート!
また、マグQタングステン3.0号とLQダーター3.0号はデュエル&ヨーヅリオリジナルのシステムカラーを採用。
池内「最適な使用状況をカラー名に冠しているので色選びがしやすく、幅広いシチュエーションに対応。マグQタングステンは高実績定番色の3色も用意。カラーでも釣果アップを後押しします」
マグQタングステン3.0号(デュエル)
アングラープロフィール
池内修次(いけうち•しゅうじ)
太平洋側にも日本海側にもアクセスしやすい京都府在住。年間通してアオリイカを追い続けるエギングのスペシャリストだ。中層のエギングを得意とし、釣り場で釣果と笑顔を絶やさないのが持ち味。デュエル・ヨーヅリのプロスタッフ。
※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。