
ショアからのキャスティングゲームでは、ルアーの飛距離は大きな武器のひとつ。そのためにウェイトを増やしたり空気抵抗を減らしたりと、いろいろ工夫するわけだが、それらを追求した結果、ルアーの命であるアクションが失われてしまっては元も子もない。つまりバランスが大切なわけだが、それを具現化した「シンキングペンシル並みの飛距離を出しつつ、ミノー本来のキビキビした動きを実現する」ルアーがあるのをご存じか? それが『飛ブンダーX/Z』だ
●文:ルアマガプラス編集部
固定重心でも最長級のロングキャストを追求できるヘビーシンキングミノー
飛ブンダーX/Zはヘビーシンキングミノーにカテゴライズされるモデルで、Xは95ミリで30グラム、Zは110ミリで40グラムというスペックを持つ。
固定重心を採用しつつも限界まで後方に配置しているので、それぞれクラス最長級のロングキャストを目指すことができる。
ボディ&リップが一体形だから空気抵抗低し!アクションもウォブンロールで集魚力高し!!
また、飛行中にボディ周辺の気流の乱れを極力抑えるべく、リップはボディとシームレスなリップイン型を採用。それだけにボディに対してリップの存在感は小さく見えるが、高い集魚力を誇るウォブンロールを発生。高速リトリーブでアクションが破綻しにくいのも大きな特長だ。
リップイン型なので決して大きくはないリップだが、しっかりと水を掴むことで高速はもちろん、さまざまなリトリーブスピードに対応。
沈下時はシミーフォールを披露。アングラーが何もしなくてもターゲットを誘惑!
さらに、重量級ボディながらもフリーフォール中には自発的にボディを揺らして、ヒラヒラと落ちるシミーフォールでバイトを誘うこともできるという多才ぶりだ。狙うターゲットやシチュエーションに合わせてXとZの2サイズを使い分ければ、ショアキャスティングゲームのフィールドはさらに拡大し、さらにバイトを増やすことができるかもしれない。
着水直後はシミーフォールで、リトリーブを始めればウォブンロールでと、水中にある限りは途切れることなくターゲットを誘い続けることができる。
ラインアイおよびフックアイは貫通ワイヤー方式を採用しているので、不意な大物とのパワーファイトでも安心してやりとりできる。