エクリプスの革新的なシンキングペンシル「バロール」は、オリジナルモデルとなる90の登場以来、各地で釣果を上げ続けている。そんな名作シンペンシリーズに、なんとダウンサイジングモデルが登場するという。
●文:ルアマガプラス編集部
バロールとは?
エクリプスから2016年に登場したシンキングペンシル。
今でこそ見慣れた形状だが、当初は珍しかったカップ+上反りデザインを採用しており、一般的なシンペンよりもさらに上のレンジをよりスローにアプローチすることができる画期的なルアーだ。
後に登場するサイズアップ版である130とあわせ、エクリプスのプロスタッフ・前田泰久さんがプロデュースしており、東京湾奥のシャローエリアを攻略するためのエッセンスが凝縮されたその設計は多くのアングラーに支持され、入手困難となったことも。
ついに登場!ダウンサイジング版「バロール65」
そんなバロールの新作がいよいよ発売秒読み段階に入ったという。
その名も『バロール65』。
オリジナルモデルよりもかなり小さめな、65mmサイズのシンキングペンシルだ。
バロールらしさはそのままにコンパクトになっており、そのビジュアルはどこか可愛らしい。
このダウンサイジングによる狙いはズバリ、「食わせ」
ハクやアミなどの小型ベイトを捕食するパターンに対応できるのはもちろん、ベイトの種類を問わず「シルエットを小さくする」ことで口を使ってくれる難しい魚もターゲットとなる。
前田さんいわく「70mmを下回ると極端に食いがよくなる。居る魚に何としても口を使わせるための一手」。
アングラーが代わる代わる攻める一級ポイントはもちろん、竿抜けとなる小場所の二級ポイントまで、『バロール65』ならしっかりと攻略することが可能なのだとか。
ただ巻き速度の使い分けと流れを見極めろ!
バロール65の基本的なレンジは50cm前後。
基本的な使い方は一般的なシンキングペンシル同様、ただ巻きとイージー。
だが実はそのリトリーブスピードにキモがあり、ゆっくり目のスピードだとロールアクションを披露。
そこからスピードを上げると、途中からテールをしっかりと振るシンキングペンシルらしいアクションへと変化する。
これは水の抵抗の受け具合によって変化するため、流れに乗せるようにして巻けば速めのリーリングでもロールアクション、流れに逆らわせればスロースピードでもテールを振って泳いでくれるのだ。
つまり、1キャストの間に泳ぎを使い分けることが可能!
例えば、橋脚下の影に送り込むドリフトなら、流れに乗せて影に近づくときにはロールアクション、影に入り込むタイミングでルアーが反転するように調整して巻くことで、テールスライドへとアクションの変化が発生。食わせのタイミングを作ることもできるというわけだ。
発売は2025年1月を予定
マイクロベイトバターンからボウズ逃れまで、幅広いシチュエーションでの活躍が期待できる『バロール65』。
その販売は2025年1月を予定しているとのこと。
タイミング的にはアミパターンやバチ抜けに絡むので、発売してすぐの活躍が期待できそうだ。
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