西日本を中心にその名が広まりつつあるライトゲーム用ソフトベイトメーカーをご存知だろうか。独りよがりなものづくりではなく周りからのアイデアを結合し、化学反応のように新しいものを生み出すというコンセプトは、近未来のライトゲーム業界に大きな影響を与えてくれそうだ…!
●文:ルアマガプラス編集部
ERTEL(エーテル)
2021年からその歴史が始まったERTEL(エーテル)。
現在の主要な製品ラインナップはライトゲーム用のソフトルアーだ。
それらのアイテムの最大の特徴が「ハンドポワード」。つまりシリコン製の型を使用し、1つ1つ丁寧に手作業で素材を流し込むことで生み出されているのだ。
ハンドポワードは大量生産には向かないものの、その分、こだわりが詰まった尖った製品を具現化しやすく、玄人にも喜ばれる「ホンモノ」を生み出すことができるのである。
そしてその実力はすでに広く認められつつあり、関西圏を中心とした釣具量販店でも取扱店舗が増えつつあるのだとか。
エーテルの主要製品
プロキシマ1.7インチ
「稚魚」的な要素を1.7インチボディに詰め込んだ意欲作で、決して強すぎない稚魚の存在感を目指したナチュラルなアピールが信条。
ボディ前方には微波動を発生させる3本のスリットを設け、テールは動きすぎず波動のみを発生させるようにデザインされている。
断面は縦扁平となっており、エーテル独自の表面処理と合わさることでリアクション効果が期待できるフラッシングを発生する。
ブループ
コンパクトなのに強い存在感を武器とするのがこの「ブループ」。
わずか1.2inながらもそのボディに対して巨大すぎる逆リブをデザイン。
しっかりと水を掴んでくれるのでスローに誘うことが可能であり、サイズが小さいがゆえの存在感のなさをカバー。
また、1.2inとは思えないほどの操作感は、パターンを把握したいライトゲームにおいて強力な武器となってくれるだろう。
プロキシマ スクイーズ 0.9インチ
リアル稚魚ワーム「プロキシマ」をさらに小さくした究極の食わせワーム。
動かさないテールによる微波動はそのままに0.9インチまでサイズダウン。
にも関わらずしっかりとしたフラッシングを発揮するヘッド部分は、マイクロワームにありがちなジグヘッドセット時の強度も確保している。
その小ささからは想像できないほどの機能性なのだ。
プロキシマロング
エーテルが生み出した人工稚魚「プロキシマ」のロングバージョン。
2.7inまでサイズアップしたにも関わらず、その存在感は相変わらず稚魚そのもの。
姿勢の安定感が高いため違和感を与えずバイトに持ち込めるほか、フッキング時にも姿勢が崩れにくいのでしっかりと針掛かりさせることが可能となる。
また、長くはなっても細身なのは変わらないため、しっかりと折れ曲がってフッキング率が高い点も見逃せない。
知ってる人は知っている!その威力を独り占めできるのは今のうち!?
エーテルの製品は現在関西圏の釣具量販店を中心に入手することが可能。
とはいえまだまだ大手メーカーほどは展開していないため、その威力を体験している人は少ないはず。
今すぐ使えば、密かに凄まじい釣果を堪能できるかもしれないのだ。
この機会を見逃すな…!
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