「中国の釣り堀って何が釣れる?」「突然喰ってくるのでドキドキ」とてもエモーショナル!ザリガニの炒め物がお楽しみ

こだわりのロッド(釣り竿)などを多数リリースするブランド「TULALA(ツララ)」。スタッフの岡林さんが、中国の釣り堀でのエキサイティングな経験をレポート! 一体、どんな魚が釣れるのか…!?

●写真/文:岡林 弘樹(TULALA)

2024 シーバス特集

中国のバラマンディ釣り堀をパックロッドで遊ぶ

TULALAスタッフ岡林です!前回、前々回はボルネオ島のトーマンゲームを書かせて頂きましたが(編注:前回までの釣行は記事下部のリンク先で読めます)、そこに辿り着く前に訪れた中国での釣行記を今回書かせて頂こうかと思います。海外ネタが連投になりますが、懲りずに楽しんでいただければ幸いです!

関空から香港、中国への陸路移動

関西国際空港から香港へ向かう飛行機に乗り込んだ。本命の旅先はマレーシアのボルネオ島であるが、直行便ではなく香港経由にして、少しだけその近辺を寄り道しよう、という考えだ。一年のうち何度と無い海外の機会は、道中でさえ無駄にできない。

飛行機の乗り継ぎの都合が良かったので香港を選んだのだが、実際の目的地は中国本土にある。香港の空港は非常に便利であり、中国南部やマカオなど、近隣の主要な地域と距離が近く、陸路移動の手段が多いのが特徴だ。

香港の空港から各所への移動手段が豊富。

今回、香港から中国本土への移動手段はリムジンバスを利用した。空港でチケットを買ってリムジンバスに乗り込むと、あとは中国本土への審査場まで送り届けてくれる。リムジンバスの運転手さんにパスポートを渡しておけば、手続きまでしてくれるのでめちゃくちゃ快適だ。分からないことがあっても、一緒に乗りそうな人に聞いてみたら親切に教えてくれる。

久々の中国、初のバラ堀へ

中国への入国以降は、知り合いのアテンドで移動させてもらった。案内のもと訪れたバラマンディ釣り堀は、アジア全般にあるような掘りっぱなしの四角い池である。色んな国の釣り堀を見てきたが、アジアの掘りっぱなしな土壁の池はとてもエモーショナルだ。青春を感じる。

平日にも関わらず、池(釣り堀)はお客さんが多く賑わっていた。今回使うロッドはフライテクス ルーツシリーズのプロトタイプ「C60M」。ショートレングスを活かしたジャーキング、トゥイッチなどのロッドアクションが得意な番手であり、ミノーやトップウォーターを扱うには最高に楽しいロッドだ。

ルアーは中国で生まれ育った9cmのフローティングミノーを借りた。バイブレーションやクランクを巻くと魚に当たりまくり、スレ掛かりしてしまうので、ミノーを2ジャーク入れて一瞬ポーズを入れるようにしてみた。日本のアカメ釣りに似たような部分がある。

しばらくすると、気持ちの良い反応が…!

ミノーでしばらく押し通すと、カツーン!という堀マンディ特有の気持ちよいバイトがやってきた。釣り堀の魚とは言え、よく引いてジャンプも繰り返すのでファイトは非常に楽しい。

ジャパニーズプライド!な看板の前で記念撮影。 [写真タップで拡大]

同じ釣り方でもう1匹追加。気を抜いた時に突然食ってくるのでドキドキして楽しい。 [写真タップで拡大]

この釣り堀のアベレージサイズであろう2〜3kgのバラマンディ。Mクラスのロッドでやりとりするには最高に楽しい相手である。

ロッドを持ち替え、ルアーをチェンジしてさらに探る

今度はルーツS68MLに持ち替え、ルアーサイズを落としてもう1尾バラマンディをキャッチ。5〜6cmのプラグをフォロー的に使えるので、スピニングのルーツS68MLはこういう場面で欠かせない。

超久々のバラマンディ釣り堀は、やはり国を問わず楽しかった。もちろん、中国本土以外にも香港や他の東南アジア地域では当たり前のようにある釣り場なので、海外に行く際には是非寄ってみて欲しい。

中国のお気に入りグルメ「ザリガニの炒め物」

本編とは全く関係ないけど、中国で個人的に楽しみなのはザリガニ。甘辛く炒められた真っ赤なザリガニを、ひたすら手で剥いて食べる。これが結構美味しいのだ。サラッと飲める薄めのビールとも相性が良い。海外に行ったら、現地の食べ物を満喫出来るのも良いですよね。

そんな感じで中国への寄り道はあっという間に終了。翌日は香港からマレーシアのクアラルンプールへフライト。その後始まるボルネオトーマンゲームに向けて旅立つのであった。


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