魚に見えない釣り糸。そんな夢のような製品が実はある!しかし以外にもその色は「ピンク色」。はたしてどんなラインなのか?
●文:ルアマガプラス編集部
人に見やすく魚に見えない、あらゆる魚種の釣果アップ!!
科学的な根拠と膨大な実釣検証により誕生した、新しい釣り用ライン(釣り糸)魚に見えないピンクフロロは、特殊配合による「カラーフィルター効果」で、魚が感知する波長をカットし「魚に見えない」を実現した。
独自のカラーフィルター効果(特許出願中)
魚は釣り糸を透過した光と反射された光が混ざった状態で視覚に捉え、色彩や明暗として認識している。また、魚がラインをシルエットとしても認識していることを考えると、カラーフィルター効果と透明性を兼ね備えた性能であることが重要と考えられる。
「魚に見えないピンクフロロ」 は、魚が感知する特定の範囲の波長を幅広くカット(吸収)するだけでなく、透明性も兼ね備えた独自のカラーフィルター機能搭載ラインとなっている。
「魚に見えない」 だから高プレッシャーフィールドで有利!
魚に見えないピンクフロロは一般のピンクラインと比べ、魚が感知する波長範囲を幅広くカットすることにより、人の目にはピンクの色のままで見やすく、魚に対しては独自のカラーフィルター効果で 「魚に見えない」 ラインを実現する。
そのため、特にスレた警戒心の強い魚や大物に対して、絶大な効果を発揮するのは勿論だが、あらゆる魚種に対して釣果アップの効果が期待できるだろう。また、繊細なアプローチが要求されるライトゲームなどでも、どのような反応が得られるのか興味深いところだ。
ジャストストッパー(特許)で使いやすい!
リーダーラインを使用する際に、必要以上にラインが飛び出したりして、不便を感じたことはないだろうか? 魚に見えないピンクフロロは、デュエル独自のジャストストッパーを採用しているので、必要な長さに素早く引き出せ、切ったところでピタッと止まってくれて便利だ。スプールエッジでの糸傷を防ぐ軟質樹脂ホルダーとなっており、糸をカバーするホルダーが塩や紫外線をカットするため、劣化を低減してくれる。
水族館の魚で見えないラインを実験!
開発したデュエルでは水族館の協力を得て、実際の魚で比較実験を行い、その有効性を実証。その模様が、同社のYoutubeアカウントで公開となっている。
驚きなのは、魚たちにラインが視覚的に全く認識されていないようで、水中にピンと張られた魚に見えないピンクフロロに魚がぶつかるのだ。魚のリアクションは、下記の動画で是非ともチェックしてみてほしい。
【水族館の魚で見えないラインを実験】
編集部が実際に使って効果を実感!?
単体のラインの色は決して濃いわけではなく、非常に淡いカラー。
逆光時にも存在が際立ちにくい、考え抜かれた繊細なカラーになっている。
インプレはバチコンアジングで使用。
リーダーを1m、捨て糸を1m50cmくらいとった逆ダン仕掛けを、ピンクフロロで組む。
淡いピンクも色も、結びコブの箇所ではしっかりとピンク色が確認できた。
ラインそのものの性能とは直接的に関係しないが、ラインが出すぎない構造のパッケージもGOOD。
使用してみると、フロロらしい表面の硬度はありつつも、しなやかな使いやすいラインといった印象だ。
インプレでは時間を区切り、2時間おきに一般的なラインとピンクフロロを使い分けてみたところ、透明フロロが8尾だったのに対して、ピンクフロロは11尾という釣果に。
大きな差にはならなかったが、釣り上げた以外にもアタリの出方などでもピンクフロロによる効果を感じることは少なくなかった。
リーダーラインとしての性能がそもそも素晴らしいので、まずは試してみてはいかがだろうか?
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