釣り場で役立つ「ラインカッター」。ちょっとこだわるだけで、その快適度はグッとアップする。中国生まれのラインカッター『ラインカッター ミニサイズ(ハイテン)』が非常に便利だったため紹介したい。
●文:ルアマガプラス編集部
『ラインカッター ミニサイズ(ハイテン)』
タングステンカーバイト製の刃を持った珍しいタイプのラインカッター。
裏面に見えるキャップボルトと、側面にあるマイナスネジ(その反対にキャップボルトの頭がある)だけで止まっているため、分解清掃も容易。
タングステン刃は、キャップボルトで固定されている。
刃の部分は上部の先端がフラットなのに対し、下部の先端が尖っている。
これは高硬度なタングステンの刃を用いているため、使用時に歯先が欠けてしまうのを防ぐための設計のようだ。
一見大きそうだが、実際に手にしてみるとちょうどいい大きさとで、ラバー部分が指先に気持ちよくフィットしてくれる。
使用感抜群だが取り扱いには少し注意が必要。
ピンオンリールにぶら下がっているラインカッターを手にすると、そのままカットできる握りに移行することがでるフィット感で、スムーズにラインを切ることが可能。
ただし、刃の周りが大きいため、繊細な切断(ライン同士の結束であまり糸を切るなど)の際には適宜握り直す必要はあった。
切る感触は、一般的な爪切りタイプのラインカッターに比べると、スパッと切れる感覚とは違い、押し切るイメージが強い。
25ポンドのフロロカーボンラインも、1.2号のPEラインも難なく切断可能。歯の大きさに対してグリップできる範囲が広いためか、力が入りやすいのは大きなメリットだろう。
タングステンカーバイドの硬度がゆえ、激しく刃の部分を堅いものにぶつけると欠けてしまう点には注意が必要だ。
パーツ構成がシンプルなので、分解してメンテナンスが容易な点も地味に嬉しいだろう。
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