全国を釣り歩くチニング伝道師のもりぞーこと森 浩平さん。イベントや新製品のテスト、取材など今月も大忙し! 今回は来年発売のラフトリック70Fの特徴と、その他チニング用トップウォーターの使い方などを紹介。大阪湾ではサワラのブレードジギングも楽しんだようですよ!
●写真/文:森 浩平(もりぞー)
チニング伝道師もりぞー、この秋も大忙し!
ルアマガ+をご覧になっている皆さま。ダイワフィールドテスターとして大阪の淀川をホームに活動中のチニング伝道師“もりぞー”こと森浩平です。
夏が終わってホッと一息…、なんて言っている場合じゃない! 試投会や展示会などのイベント、25シルバーウルフ新製品のロケなど、毎日があっという間に過ぎていきます。各地のイベントで、皆さんと直接会ってお話しできるのは本当に楽しい時間ですね。
皆さんからいただく生の声は、僕たちの励みになります。これからも、面白い提案や、より良い製品を作っていくために頑張りますので、応援よろしくお願いします!
ラフトリックのミニサイズ開発もいよいよ大詰め!
さて、ラフトリックmini(仮称)のサイズが70mmに決定。それに伴い正式名称が『ラフトリック70F』に決まりました。ラフトリックのベースとなった淀川ローカルのハンドメイドペンシルベイト「イマペン 鮎シリーズ」は90mmと75mmのラインナップで、当初はそれに準じる形でテストをしていたのですが、90mmとの使い分けをより明確にすべく70mmにしました。
来春発売予定ですし、今の段階で詳細を語り尽くすには少し気が早いと思いますので、ちょっとだけ説明すると…。ラフトリック70Fは、同シリーズのラフトリック90Fのアクションを踏襲しつつ単純にダウンサイズしたわけではなく、チヌの生態と70mmクラスの小型ペンシルベイトがもっとも威力を発揮するフィールドの状況を深く理解した上で、より繊細なアクションと操作性を追求しています。
90Fが広い範囲をカバーし、荒れた状況でもアピール力を発揮するのに対し、70Fは、例えば膝下水深のシャローや比較的水面が穏やかな状況といった、90Fではアピールが強すぎる場面でその真価を発揮するセッティング。
飛距離に関しても、総重量と飛行姿勢にこだわったウエイト配置により、キャスト時のブレが少なく、離れた場所から狙ったポイントへ正確にルアーを送り込むことが可能に。
キャストアキュラシーは、アーバンサイドでのチニングにおいて特に重要となる要素で、正確なキャストと安定感のあるアクションを生み出す独自のセッティングが、より多くのバイトチャンスを獲得し、釣果アップに貢献してくれています。
また、その基本性能の高さは、チヌだけでなく、カタクチイワシや稚アユ、イナッコといった小型ベイトを捕食するシーバスや、メッキをはじめとする小型回遊魚など、さまざまな魚種にも効果的。大阪湾を中心とした各地のフィールドでしっかり釣り込んで仕上げた自信作です。
来年の発売を楽しみにしていて下さい!
各地でラフダイバーが祭り状態です!!
ラフダイバーとラフトリックのベースとなった、ローカルハンドメイドペンシル「イマペン」。そのイマペンが生まれたチニングアンテナショップ『TOP BATTLER』で開催中のSNSイベント『ラフダイバー祭り』に参加中。SNSで釣果写真をハッシュタグとともに投稿するイベントなのですが、近畿各地からもたらされる好釣果は嬉しい限りです。なかなか釣行時間が取れないなか、私は5釣行で50枚とまずまず好釣果を得られています。
最近のヒットパターンは緩急を織り交ぜた連続ドッグウォークがイイ感じですねぇ。基本的には、青物用のダイビングペンシルのように蹴足の長いダイブをさせるのではなく、ペンシルベイトを使うイメージで、なるべく1アクション毎の移動距離を抑えながらの連続アクションがGOODです。時折、食わせの間を与えるイメージで一瞬止めてあげるとなお良いですよ!
ボトムゲームもこれからどんどん良くなってきます!
まだまだトップウォーターが楽しめる時期ではありますが、秋が深まり水温が下がってくるに従いターンオーバーも落ち着き、キビレも戻ってくるので、ボトムもよく釣れるようになってきます。先日の東京湾ボートロケでは、濁り潮のなか強波動のアーバンツイスター(来春発売予定)で良型クロダイ連発。
一方で、これからどんどん水質がクリアアップしてくると、アーバンシュリンプやアーバンホグなどの微波動系ワームが優位になってきます。今年はアーバンホグも発売されましたので、ぜひ秋冬シーズンに投入していただきたいです。
DAIWA FISHING APPAREL 2024AUTUMN / WINTER 特設サイトオープン
朝晩の冷え込みが気になる季節になりましたね。本格的な冬の到来を前に、快適な釣りを楽しむための準備は万端ですか?
釣果はもちろん、快適な釣りを楽しむためには、機能性とデザイン性を兼ね備えたフィッシングアパレルが欠かせません。DAIWAでは、防水透湿性に優れたジャケットや、保温性の高いフリースなど、さまざまな秋冬アパレルをご用意しております。寒さ対策はもちろん、アクティブな動きにも対応できる機能性と、スタイリッシュなデザインで、釣りをもっと快適に、そして楽しくしてくれること間違いなしです。
秋冬の特設Webサイトがオープンしたので、ぜひあなたにぴったりのアイテムを見つけてください。
大阪湾での近海キャスティング/ブレードジギングも好調!
大阪湾の秋の風物詩が今年も開幕! 釣って楽しく、食べて美味しいブリやサワラが釣れていますよ! サムライジグRスピンやリアルブレードTGを投げて巻くだけ。
基本はサムライジグRスピンで、ベイトが小さいときやショートバイトが多発するときなどはシルエットの小さいリアルブレードTGがオススメ。流れがそこまで強くなく、20mより浅い場所が多い大阪湾近海では、浮き上がりを抑えてレンジキープさせやすい40gを基本にチョイス(シーバス兼用のライトめのタックルであれば30gでも)。
ロッドはソルティガLC 70-2.5など、小型チャーターボートや乗合船での胴の間ポジションでのキャストからランディングまでスムーズに行える、取り回しの良いものがオススメ。リールは巻き取りの長さと高速リトリーブ時の安定性に長けた5000番CXHタイプが使いやすいです。自分は軽くてパワーもある23エアリティLT5000D-CXHを使っています。
ラインはPE1.2号にフロロ30lbリーダーがマスト。ソルティガデュラセンサー8+Si2や、PEデュラセンサーX8EX+Si3など8本ヨリがオススメ。リーダーはソルティガ フロロリーダー X’LINKを愛用。ぜひ参考にしてください。
【サワラ用タックル】
- ロッド:ソルティガLC 70-2.5
- リール:23エアリティLT5000D-CXH
- ライン:ソルティガデュラセンサー8+Si2、PEデュラセンサーX8EX+Si3 1.2号
- リーダー:ソルティガ フロロリーダー X’LINK 30lb
- ルアー:サムライジグRスピン、リアルブレードTG 30〜40g
【森 浩平(もり・こうへい)】
大阪府在住。アーバンチニングの第一人者で、クロダイ・キビレの年間キャッチ数は年間2000枚を越すことも。ベイトタックルスタイルとフリーリグの有効性にいち早く着目し、この釣りを普及させてきた。愛称はもりぞー。
※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。