「ヤバいヤバいデカすぎだろ…」「うわっダイオウイカだ!」釣り中にとんでもない巨大イカ出現。パニック状態になりながら捕獲を試みる

ついにダイオウイカが姿を現す…のか?

船長の操船と、釣り人の冷静なやり取りにより、ダイオウイカとの距離が一気に近づく。どうやら、ルアーのフック(針)1本がかろうじてかかっているような状態のようだ。撮影者は船のみよし(船首)に回り込み、その姿を捉えようとする。

そして、ついにその白い影が、間違いなくダイオウイカであることを確信できるほどの距離まで、間合いを詰めることに成功する。「イカイカイカ! ダイオウイカ! ヤバ…」そう叫びながら、撮影を続ける。

確かに、映像をよく見ると、白っぽい体に赤みを帯びた模様、そして極太の触腕らしき部位も見える…。もしこれが本当にダイオウイカなら、とんでもない捕獲劇となることは間違いない。

しかし、まだイカとの距離があるため、この時点でははっきりとした姿は捉えきれていない。あとは慎重に、イカとの間合いを詰めるだけなのだが…。その巨大が姿が水面近くまで引き上げられると、周りからは「うぉ〜!」という叫び声が上がる。もうあと少しで、イカに手が届きそうな、それくらいの距離にまで近づいている。

巨大なゲソがはっきりと見えるくらいの距離になってくると、その異様な姿に少し恐怖感も湧いてくる。というか「コレ、どうやって引き上げるの…?」と、素朴な疑問が浮かんでくる。ヒラマサ用のタモなどには到底入り切りそうにない。

そんなことを考えていると、撮影者が船長に「あれ、どうするん、コレから」と、どうやって引き上げるのかを、船長と相談しはじめる。

船のすぐ横まで寄せられた!どうやって引き上げる?

ついに、船のすぐ横にまで寄ってきたダイオウイカ。あとは、どうやってこのとらえどころのない巨大なイカを船上に引き上げるかのか、そこが最大の難関だ。

下の写真を見てもらうと分かる通り、遠近感がバグりそうな巨大さだ。右の人物とダイオウイカがほぼ同じ距離にあるので、その大きさがよくわかる。特徴的な大きくて太い腕、そしてギョロッとした大きな目、ちょっと触るのを躊躇する、恐ろしさも漂っている…。

そして、あと一歩というところで、なんと、頼みの綱のルアーが外れてしまう。イカが船の下に入るのを止めようとして、リーダーをホールドした瞬間に身切れを起こしたようだ。

ついにその姿を見せたダイオウイカらしき生物。目がギョロリとコチラを見ているような気が…。 [写真タップで拡大]

リーダーを持ってダイオウイカが船の下に潜り込まないようにするも…。 [写真タップで拡大]

当然、再び捕獲を試みるのかと思いきや、みんなある程度やりきったと感じたのか「もういいか…」と、捕獲を諦めてしまう…。もったいない! しかし、お金を払ってヒラマサを釣りに来ている釣り人としては、巨大イカに時間を費やすよりも、ヒラマサを狙うことの方が重要なのかもしれない。

見ている側としては、なんとか捕獲してほしかったが、ダイオウイカが深い海へと沈んでいく姿を見送りながら、映像は終了していく。映像では、写真よりももっと生々しい姿が見られるので、下の動画でぜひ、巨大なダイオウイカの姿をチェックしてみてほしい。

セカマタチャンネル「ダイオウイカ急接近!!」を視聴する

アングラープロフィール

前野 慎太郎(まえの・しんたろう)

20カ国超!海外遠征を繰り返し「自分だけしか見たことのない景色や魚」を求め、秘境を探しさすらう。地元広島河川のシーバスを始め、国内でもあらゆる釣りにチャレンジ。TULALAフィールドスタッフにして、Routesシリーズ開発担当。XBRAIDサークルメンバー


※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。