「とんでもないデカさのマルコバン」「記録を一気に更新…」などなど2024年をシルバーウルフ製品と釣行で振り返る[もりぞー的アーバンチニング]

チニング伝道師の”もりぞー”こと森浩平さんが2024年のお気に入りアイテムや思い出深い釣行を振り返ります! 今年1年間、西へ東へと遠征も多く大忙しだったもりぞーさん。沖縄釣行ではサポートアングラーが記録フィッシュをキャッチし、これにはもりぞーさんも大興奮!

●写真/文:森 浩平

新製品・遠征釣行盛りだくさんの2024年を振り返り!

ルアマガプラスをご覧になっている皆さま。ダイワフィールドテスターとして大阪の淀川をホームに活動中のチニング伝道師“もりぞー”こと森浩平です。

2024年も残すところあとわずか。今年もさまざまな場所へ行き、素晴らしい釣果に恵まれました。そこで今回は、2024年のシルバーウルフ製品とそれらを使った釣行を振り返ります。

【24アイテムその1】最高峰チニングロッド『シルバーウルフEX』

今年のチニングシーンにおける最大のトピックは、間違いなくシルバーウルフEXの登場でしょう。レーシングマシンのように高性能でありながら、誰もが扱いやすい操作性を追求した「シルバーウルフ」シリーズの最高峰モデル。

シルバーウルフEX76MLB-S[DAIWA]

意のままにルアーを操れる操作性と、圧倒的な飛距離を生み出し、大型クロダイに対応するパワーと粘りを両立。軽量・高感度設計により、長時間でも疲れにくいチニングエキスパート仕様となっています。

ソリッドティップ搭載のEX76MLB-Sと、フルチューブラーのEX75MLBの2モデルともに、各地のチニングアングラーから高い評価を得ています。

【シルバーウルフEX 使用動画】

【24アイテムその2】ダイビングも得意なチニングペンシル『ラフダイバー90F』

ラフダイバー90Fは、チニング専用に設計されたペンシルベイトです。ドッグウォークアクションだけでなく、頭を水中に突っ込ませるダイビングアクションも織り交ぜることで、より立体的な攻略が可能になりました。

シルバーウルフ ラフダイバー90F[DAIWA]

大阪アーバンサイドで生まれたルアーだけあって、高いキャスト精度を誇り、狙ったスポットへピンポイントにプレゼンテーションできます。そのため、ショアからの釣りはもちろん、ボートチニングにおいても高い実釣性能を誇ります。

【24アイテムその3】これからの時期も期待大な微波動系ワーム『アーバンホグ2.9』

アーバンホグは、緩急自在のアクションで、ナチュラルな水押しと存在感を兼ね備えたワームです。微波動アクションを得意とするアーバンシュリンプのフォローアップモデルとして設計し、よりボリューム感を求める状況で高い効果を発揮します。

シルバーウルフ アーバンホグ 2.9インチ[DAIWA]

チニング専用設計の爪は、後端を絞ることでボリュームを確保しつつ、空気抵抗と水抵抗を軽減。これにより、飛距離の向上、素早いフォール、そして高い操作性を実現し、従来のホグ系ワームが抱えていた飛距離不足や操作性の悪さを解消しました。

微波動系ワームの有効な場面が増える冬チニングにおいても、その性能を発揮します。ぜひ一度お試しください。

【24アイテムその4】フリリグチニング専用設計フック『シルバーウルフフック スクリューキーパー』

シルバーウルフフック スクリューキーパーは、フリーリグチニングにおいて、ワームのズレによるストレスやミスバイトを軽減し、釣果アップに貢献するチニング専用設計のスクリューキーパーフックです。従来、チニング専用のものがなく、バス用を代用していたのですが、多くの要望にお応えして開発しました。

シルバーウルフフックSS スクリューキーパー[DAIWA]

発売以降、想像をはるかに超える人気となり、一時品切れとなる状況も発生しましたが、来年は生産量を増やし、皆様にご迷惑をおかけしないよう努めてまいります。

【24アイテムその5】チニングでも使える小型シンペン『S字威40S』

月下美人S字威40Sは、元々はメバルをターゲットとしたシンキングペンシルですが、横浜のシルバーウルフユーザー「すーけー」さんがその釣果をX(旧Twitter)で発信したことをきっかけにして、チニングでも大きな注目を集めるようになりました。

月下美人 S字威40S[DAIWA]

ノーマルリトリーブでのS字スラロームや、スローリトリーブやフォール時のタイトローリングなど、2WAYアクションが魅力で、クロダイを強力に誘い込みます。しかし、メバル用ということもあり、フックがやや小さく、伸ばされてしまったり、魚が深く飲み込んでしまい、意図せずエラ掛かりしてしまうといったトラブルに見舞われることも。

ルアーを丸呑みにしたクロダイ。

【24アイテムその6】よりチニングに特化したサイズアップ版『S字威50S(プロト)』

そこで、クロダイに対応するフックを搭載できるよう、50mmにサイズアップしたものを作ってもらいました。S字威のサイズアップ版ということで、「M字威」と呼んでいます(笑)。

現在テスト中で、発売は未定です。発売するかどうかは、S字スラロームとタイトローリングの2WAYアクション、フォールスピードのバランスがしっかり取れるかどうか、そして需要があるのかの2点がポイントになりますね。

【24記憶に残る釣行その1】沖縄

釣行の振り返りですが、今年も各地で釣行する機会に恵まれました。今年一番のインパクトといえば、THEフィッシングでの沖縄フリーリグチニング釣行かもしれません。1年でもっとも厳しい時期とされる2月、沖縄本島北部エリアを舞台に、ミナミクロダイをはじめ、タマン、チャイロマルハタなど、さまざまな魚種をキャッチすることができました。

さらに、この釣行をサポートしてくれた友人の新城さんは、6月にJGFA記録を大幅に上回る81.7cm/6.53kgの大型マルコバンをシルバーウルフEX76MLB-Sでキャッチ!

81.7cm/6.53kgのマルコバン。

さらに、12月には55cmの大型チンシラー(オキナワキチヌ)を、こちらもシルバーウルフEX76MLB-Sを使ったフリーリグチニングスタイルでキャッチ! これには本当にシビれました。

チンシラー(オキナワキチヌ)

【24記憶に残る釣行その2】東京湾

今年は3回、東京湾エリアを訪問しました。25新製品のプロモーションでは、フリーリグだけでなく、スニーカースタイルでのチヌトップにも挑戦しています。公開を楽しみにお待ちください。

東京湾エリアでも確実に定着してきた印象があるチニング。しかし、まだ「どう釣ればよいかわからない」と感じている方も多いかもしれません。そんな方にオススメなのが、遊漁船を利用したボートチニングです。特に、私もお世話になっている羽田のオレンジフィッシングボートさんは、年中チニング便を出しており、初心者の方にもピッタリです。

【24記憶に残る釣行その3】浜名湖

浜名湖オープントーナメント(HOT)でのブース出展や、フィッシング遊岡崎店様、上州屋浜松店様(台風の影響で中止)の店頭イベントを通じて、多くのチニングアングラーの皆様と交流する機会をいただきました。プライベートでは2回の釣行を行い、友人とともにボートチニングを楽しむことができました。

【24記憶に残る釣行その4】高知

高知にはルアーニュース様のロケで初めて訪問しました。我々県外のアングラーにとって、高知といえば「アカメ」のようなビッグゲームのイメージが強いですが、地元釣具店様のお話では、意外にもライトゲーム人気が高いとのこと。仕事や学校の前後に気軽に楽しめるチニングが親しまれているそうです。

実際に釣行してみると、キビレを中心に非常に良い釣果が得られました。また、高知は食事も美味しく、10月には家族旅行でも再訪しました。

【24記憶に残る釣行その5】熊本・天草

山本釣具センター様の「ヤマツリTV」ロケや、ダイワSWショアのYouTubeロケで訪問しました。

開放的なシチュエーションの中、美しい海チヌをトップ&フリーリグで数多くキャッチすることができ、とても満足度の高い釣行となりました。

古くからチヌトップを楽しまれる方が多い印象の天草エリアですが、近年ではフリーリグスタイルを楽しまれる人も増えているようです。冬から初春にかけての乗っ込みシーズンには、かなりの好釣果が期待できるとのこと。機会を作って、また訪問したいと思います。

「ヤマツリTV」ロケでのヒトコマ。

【24記憶に残る釣行その6】福岡・博多

博多では、昨年に続き今年も釣行の機会に恵まれ、52cmの年無しクロダイを筆頭に良型サイズが次々とヒットしました。昨年のロケ前には「博多のチヌは難しい」「良く釣れて1日5枚」と言われていたチャレンジ企画エリアでしたが、想像を超える釣果を得られました。今では大好きな地域のひとつとなっています。

【24記憶に残る釣行その7】鳥取・中海

プライベートで真夏の中海に挑戦。水通しの良いエリアをランガンし、良型のチヌに加え、60cmを超える「マーゴン」サイズのマゴチをアーバンホグでキャッチ。また、中海では開拓途上とされるチヌトップにも挑戦し、ラフダイバーで2尾をキャッチしました。

【24記憶に残る釣行その7】大阪湾

地元大阪湾では、ルアマガ様とボートチニングロケを実施。真冬の厳しい寒さの中、シルバーウルフEXを初披露した動画は、大きな反響を呼びました。

また、THEフィッシングでは、藤田知洋テスターとタッグを組み、大阪湾では幻の魚と言われているアコウをはじめ、シーバスやクロダイを狙いました。

来年も新製品続々! 2025年もチニングを楽しもう!

2024年も数々の製品をリリースし、心に残る釣行を重ねることができました。また、SNSを通じて素晴らしい釣果を拝見できたことも嬉しく思います。年が明ければ釣りフェス・フィッシングショーの時期がやって来ます。

DAIWAブースで、新しいシルバーウルフ製品を手にとっていただきながら、チニングアングラーの皆様とお話しができることを楽しみにしています!

【森 浩平(もり・こうへい)】

大阪府在住。アーバンチニングの第一人者で、クロダイ・キビレの年間キャッチ数は年間2000枚を越すことも。ベイトタックルスタイルとフリーリグの有効性にいち早く着目し、この釣りを普及させてきた。愛称はもりぞー。


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