【ジグのコントロールが楽しい!】多種多様な魚が釣れるハイブリットジグ『カルリア(アクアウェーブ)』

通常、オフショア用メタルジグは素早くボトムに到達させるべく、リア部分の重心を高めることでフォールスピードを上げようとする。もちろんフォール姿勢を水平に保つべく、重心位置を真ん中付近に定めたセンターバランスのジグもある。しかし、今回紹介する『カルリア』のように、リア部分の比重をあえて軽くするといったジグはお目にかかったことがない。何故、こうなったのか!?

●文:ルアマガプラス編集部

前は鉛、後ろはABS樹脂でできたハイブリッドジグ

【カルリア】●自重:100g、120g、150g、200g●価格:1600円/100g、1700円/120g、1800円/150g、2000円/200g(すべて税別)

カルリアは先端から2/3ほどが鉛素材、そして残り1/3のリア部分の素材にABS樹脂をそれぞれ採用するハイブリッドボディのメタルジグ。わざわざこのような構造にしたのは、ジャーク直後のフォール時に素早く水平姿勢状態を作り出して「食わせの間」を意図的に演出するため。

リア側の比重を軽くしたことで、重心はセンター寄りのバランスに。ジャーク→水平姿勢のレスポンスが早く、アクションにメリハリが出る。 [写真タップで拡大]

水平姿勢を保ちながらユラユラと揺れてフォールするので、フラッシングでの集魚も大いに期待できる。 [写真タップで拡大]

というのも、鉛素材のフロント側2/3は比重が重いので早く沈もうとする。対してABS樹脂のリア側1/3は比重が軽いので、フロント側と比べて簡単には沈まない。これらが反作用し合うことで通常のジグよりも早く、簡単に水平フォールを作り出せるという仕組みだ。

クリア樹脂採用カラーは既存ジグにはできない視覚的アピールも!

また、一部カラーではリアの樹脂部分がクリア構造になっているので、視覚的効果を利用したアピールも可能。特にイカをメインに捕食している状況下では反応が良いという。横方向にスイミングさせれば、尾ビレのように見せることも期待できるようだ。

アカキン、ゼブラグロー、ブルピン、UVシルバー、グリーンゴールドO.B.、UVクロスオレンジゼブラ、グロースケールシグナル、ピンクバックグローの8色は樹脂部分がクリア仕様になっており、視覚効果が狙える。

水切れが良いから1日中シャクっても疲れ知らず!!

カルリアでの釣果:カンパチ [写真タップで拡大]

カルリアでの釣果:アオハタ [写真タップで拡大]

左右非対称形状を採用することで水切れの良さが際立ち、シャクリやリトリーブでの抵抗感が少ないので、1日中使い続けても疲れにくいというのも大きなメリットだ。狙えるターゲットはブリ、ヒラマサ、カンパチなどの大型青物をメインに、ロックフィッシュ、グルーパーと多種多様。食わせの間をアングラーの意思で発生させやすいハイブリッドジグ・カルリアで、これまで以上の釣果を貪欲に追求してみよう!

左右非対称形状ボディにより水切り性能がアップし、軽い力でキレのあるジャークが可能。不規則なスライドアクションでターゲットを魅了する。 [写真タップで拡大]

ラインアイおよびリアのフックアイは貫通ワイヤー式なので、想定外の大物にも対応できるだけの強度を保持。ラインアイ径は大きく、ジャーク時はフレキシブルに動きやすい。 [写真タップで拡大]


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