今回の動画は、新興シーバスルアーブランド『Zeeee!』がリリースする4種類のルアーを使って、東京湾シーバスを攻略しようというもの。季節は秋から冬に向けて、シーバスがベイトフィッシュを“荒食い”するハイシーズンなだけに、数・型ともに期待が高まる!
●文:ルアマガプラス編集部
【今回紹介する動画はコチラ!】
Zeeee!が誇るシーバスルアー4種類で秋の東京湾奥を攻略!!
出演アングラーはZeeee!のスタッフである中臺 翔さん(左)、外山 桂大さん(右)のおふたり。普段から東京湾をホームに釣行しているだけに、フィールドの状況把握は完璧。しかも使用する4種類のルアーは東京湾を中心にテストを繰り返した「ロコルアー」でもあるので、まぁ釣れないハズがない…が、どうだろう!?
まず中臺さんのセレクトは「サーフェイスコントローラー118F」。
中臺「手前が浅すぎることもあり根掛かり回避という意味と、シーバスがある程度水深がある沖に出ているであろうという意味を込め、飛距離が稼げるトップウォーターを選んでみました」
使用カラーのアーバンリバーチャートは、キャスティング品川シーサイド店の限定モデルだ。
「秋=ベイトフィッシュが大きい」とは限らない!?
「秋はベイトフィッシュのサイズが大きい」というのが定説であるが、外山さんによると意外とそうでもないらしい。
外山「ハイシーズン初期は『マイクロサッパ』と呼ばれる3~4cmほどの個体の群れが多いんです。それだけに秋のハイシーズンだからといって大きなルアーを使っても、シーバスが反応しないことは意外と多いです」
やはり東京湾は「7~12cmクラスのルアー」が王道サイズだと言う。
この時、外山さんが使っているのが中臺さんよりひと回り小さい「サーフェイスコントローラー80」。単純にサーフェイスコントローラー118Fのダウンサイジングモデルというわけではなないらしい。
外山「使用するラインやスナップのサイズ次第でスローシンキング~スローフローティングの調整が可能。水馴染みも良く、渋くてバイトが浅い状況でもシーバスの口にも入りやすい」
そんな外山さんが1尾目を捕獲!…したが、何と釣れた(引っ掛かった?)のはベイトフィッシュのサッパ。水面を照らしてみると、おびただしい数のサッパが群れている。しかも使用ルアーのサーフェイスコントローラー80とジャストサイズ! 見事に秋のサッパパターンに適合しているようだ。が…このタイミングではヒットなし。残念!
デイゲームでルアーローテーションを繰り返すも…
しばらく仮眠を取った後、デイゲームへと突入。外山さんが次に選んだルアーは「リバンク99F」。
外山「橋脚下の明暗部の境目を、ウェイクアクションで丁寧に探っていきます」
しかし、簡単にはでてくれない。引き波を立てながらナチュラルに泳ぐ姿には、すぐにでも「ガボッ!」と出そうなのだが…。
その後もサーフェイスコントローラー118F→サーフェイスコントローラー80とルアーローテーションを繰り返しながら「絶対食うだろ!?」的なスポットにルアーを送り込むのだが…思わずカメラマンの吉田さんからも…
吉田「良いキャストなんだけどなぁ…」と声が漏れてしまう。
さっきまで明るかったハズの空が、すでに暗くなり始めてデイゲーム終了のお時間…。アレ? 魚の映像、出てきたっけ? あ…ベイトフィッシュのサッパが釣れてましたね。今度は外山さんからも…
外山「嫌な気がする…」と本音が漏れてしまう。
夕マズメの力を借りて良型シーバスを引きずり出す!
もはやデイゲームとは言えない? どちらかと言えば夕マズメとも言える時間帯だが「デイゲーム最終ポイント」として、下流の水門へと移動。ベイトフィッシュの姿も確認でき、チャンスがありそうな雰囲気ありまくりの状況で、ついに外山さんにヒット!
リバンク99Fに食らい付いてきた、ジャスト70cmのナイスシーバス。
外山「ベイトフィッシュのイナッコが群れているスポットへとキャストし、スローでウネウネアクションをしっかり見せつけるように巻いてきたらドカーン! と出ました!」
やはり釣り人、黙って撮影に徹することはできずに釣っちゃった!
さて、ギリギリデイゲーム? と言えるタイミングで何とか1尾をひねり出した一行は、そのままなだれ込むようにナイトゲームへと突入。すぐにシーバスをヒットさせたのは、何とカメラマンであるはずの吉田さん。本来はカメラを持つ手には、しっかりとロッドが握られていた…。ヒットルアーはサーフェイスコントローラー118Fで、速めのアクションが良かったようだ。
吉田「良い状況で投げないって、釣り人として無理だった…!」
と言い訳をする吉田さん、実はヒットルアーであるサーフェイスコントローラー118Fの開発者。オススメの使い方を解説してくれた。
吉田「魚がいるとわかっているスポットの場合は、移動距離を抑えたアクションで食わせる。一方で、ただ巻きして流れを探す、サーチベイトとしての使い方もできます」
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132mmサイズは大きいがナチュラルアクションで食わせ能力高し!
続いては中臺さんによるSEIRAN130Fの解説。全長は132mmとそこそこ大きく、先述の外山さんによる「王道サイズ」を上回ってしまっているが…
中臺「アクションや波動が大きいわけではなく、どちらかといえばナチュラルな動きを追求しているので見た目以上に食わせに振ったルアーです。特に得意のふらつきアクションが大型サイズのシーバスに効果的ですね」
そんなSEIRAN130Fにヒットさせたのは、中臺さんではなく外山さん。流れに馴染ませてアップクロスで巻いて来たところにヒット! 水馴染みが良いだけに激しいバイトでも弾かれにくく、深いフッキングへと持ち込めるのも大きな武器だという。
今度は外山さん目線でのSEIRAN130F解説を。
外山「まず、大型シーバスが釣れやすい理由のひとつが、132mmというボディサイズ。単純にセイゴクラスの小さなシーバスでは食いにくいということもあり、結果として大型シーバスが口を使う頻度が多くなるんだと思います」
加えて、リバンク99Fの大場所での使い方にも言及。
外山「ウェイクベイトは動きが大きいぶん集魚力も強く、ベイトフィッシュの種類で言うならイナッコパターンにハマりやすいルアー。イナッコは日本全国に分布していることもあり、どこでも釣りやすいルアーだと思います。簡単には潜らないという特長を活かして、シャローエリアでバタバタと泳がせるのがキモですね」
延長戦で面目躍如も…最後は「まさかのアレ」を釣られるとは!?
と、好釣続きで口が滑らかな外山さんの一方で、ナゼか本日は1尾も釣れていない中臺さん。
中臺「いつもいろんな動画で釣りまくって出過ぎなので、先輩たちを立てるためにバラして終わってるんですよ~」らしい。
こういう気の利く後輩は、先輩たちにも好かれますよね~…って、タダのボウズだと思うが…。
その後、エンディングを撮影するものの、不完全燃焼気味に納得がいかない中臺さんは延長戦に突入! そしてすぐに結果が! SEIRAN130Fでナイスサイズを釣り上げてミッション達成!!…と安心したのもつかの間、お付き合いで延長していた外山さんは何と…!? その真相は、動画にて直接ご確認あれ!
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