西陣織をまとった「アジ」釣りの竿!? 誰もが認める「天龍ブランクス」のアジングロッド『ルナキア』

1.5gのジグ単を投げるだけで簡単に釣れるときもあれば、アンダー1gでレンジをシビアに刻み、繊細に誘わないと口を使わないこともあるアジング界隈。戦略が多様化し、それに応じたタックルの使い分けが重要になる。ライトソルトゲームロッドのルナキアシリーズ(テンリュウ)からアジングの“今”に即したモデルを紹介しよう。

●文:ルアマガプラス編集部

超フィネスゲーム向けショートモデル 軽量ジグ単の操作性が抜群! のせやすくバラしにくい可変アクション!

ルナキア LK582S-LS(テンリュウ)

ルナキアシリーズのフィネス特化型モデル第1弾。水深10m以浅で0.6g~1.2g程度のリグを感じてストレスなく扱える超繊細なカーボンソリッドティップが特徴だ。

ルアー操作時はEXファーストアクションの感覚でリグを的確にコントロールでき、ティップは適度に入るためバイトするアジに違和感を与えにくい。魚をかけると荷重が徐々にバットへと移行する可変アクションでバラシを防ぐ。

全機種共通でバットにC•N•T(カーボンナノチューブ)をコンポジットし、粘り強さを発揮。尺オーバーをかけても安心して対応できる。またフィネス特化モデルのバット部にはエステルなどモノフィラメントラインの使用を想定しATガイドを搭載。軽量化も図られている。

近距離・超フィネスリグ向けショートモデル 超繊細な穂先でアンダー1gの存在がわかる!

ルナキア LK532S-ULS(テンリュウ)

ルナキア LK582S-LSをベースにパワーダウンとショートレングス化で超軽量リグの操作性を向上させたモデル。

キャスト距離5~10m、水深10m以浅の近距離戦を想定し、0.4~0.8gのジグ単の操作性を追求。ティップは低弾性カーボンによる超繊細なカーボンソリッドでアンダー1gのジグ単にありがちな“ノー感じ”を払拭し、ショートレンジで手返しの良い釣りが楽しめる。

トップから4番目のガイドまでがソリッドのショートソリッドティップで先径は0.6mm。LK582S-LSやLK632S-LMLSの0.8mmより細いのも大きな特徴だ。

冬の低水温期など喰い渋るアジの弱いバイトも繊細なティップがリグを吸い込ませ、アワセがワンテンポ遅れても初期がかりから掛けへとスムーズに移行できる。のせ・掛けの特性でいうと、LK582S-LSがのせ重視とすれば、掛け重視がLK632S-LMLS。その中間にあたるのがLK532S-ULSだ。

掛け重視フィネスモデル 急テーパー設計で誰でも扱いやすい早掛けロッド

ルナキア LK632S-LMLS(テンリュウ)

アジングやメバリングでジグ単を使い、早掛けにこだわって開発されたモデル。

適度な軟らかさと感度を備えたショートカーボンソリッドを搭載するブランクは、ダルさを払拭する急テーパー設計で誰でも扱いやすい早掛けロッドを実現。LK582S-LSとバット部を比較すると太さの違いがわかる。

パツパツの掛け調子モデルにありがちなピーキーさはなく、使用頻度の高い1~2gのジグ単でアタリをとってかける楽しさが味わえる。負荷をかけると徐々にスローアクションに可変し、バラシを軽減。3gまでのスプリットショットリグやライトキャロにも対応する。

リアクション特化型モデル デイアジングで釣果を出すための調子と操作性を追求

ルナキア LK6102S-MLT(テンリュウ)

メタルジグやワインドなど、日中のリアクションの釣りを想定して開発されたモデル。ブランクはチューブラーでシャープさを持たせつつ、負荷をかけるとフレキシブルに曲がる調子を追求。

ロッドワークによる連続したアクションやラインスラックを利用したルアー操作が行いやすい設計だ。また、テンリュウ独自のマグナフレックス製法がバイトを逃さない感度とシャープなフッキングを実現。ガイドはKタイプのフレームを採用し、極細PEラインが絡みにくいセッティングで、3g前後の重めのジグ単やスプリットショット、プラグ類、ハゼクラにも使える汎用性の高さも魅力だ。

パワー重視のフィネスモデル2機種も活躍! ディープ攻略や遠投系リグの釣りでしか獲れない魚がいる!

ルナキア LK752S-MMHT(テンリュウ)

ライトリグ、キャロ、フロートリグ、小型プラグ類全般に対応し、ネバリと繊細さをあわせ持つロッドとして開発。アジングでは1.5~3gのジグ単を使う速潮やディープ攻略、10gまでの遠投系リグの釣りで活躍。極細PEライン使用時にトラブルを軽減し、飛距離を伸ばすKガイドを主体としたガイドセッティングが組まれている。Mクラスの軽快な使用感でありながらMHクラスのバットパワーを持ち、大型アジや不意の大物ゲストをかけても安心してやりとりができる。

ルナキア LK822S-HT(テンリュウ)

アジングで使うにはオーバースペックと思われるが、パワー的にはライトソルトとエギングの中間を狙って開発。5~10gのジグヘッドリグや10~20gのキャロをはじめとする遠投系リグが扱いやすく、大型アジ、大型メバルはもちろんハタ類やクロダイ、シーバスにも挑める。パワーと感度を両立したマグナフレックス製法のチューブラーティップを搭載し、ライトソルトの繊細さは残しつつ遠投性とパワー重視のフィネスゲームが楽しめる。

ルナキア(テンリュウ) スペック表

品名全長  (ft)継数  (本)調子仕舞寸法  (cm)ルアーウェイト  (g)ライン  (lb)ライン  (PE/号)先径  (mm)自重  (g)使用繊維 カーボン/グラス  (%)
LK532S-ULS1.60[5’3″]2EXF82.5MAX1.5MAX20.64796/4
LK582S-LS1.72[5’8″]2EXF89MAX2MAX2.5MAX0.30.85294/6
LK632S-LMLS1.90[6’3″]2EXF98MAX3MAX3MAX0.30.85894/6
LK6102S-MLT2.08[6’10”]2RF107MAX5MAX4MAX0.41.26194/6
LK752S-MMHT2.26[7’5″]2RF116MAX10MAX7MAX0.51.27095/5
LK822S-HT2.49[8’2″]2RF127MAX25MAX10MAX0.81.48295/5

※PEラインの号数表示は参考数値となります。 ※本体価格は希望小売価格


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