不思議な魔力を持ったブルーギルを模したルアーたち。ここではギルルアーの使い手である10人のアングラーに、各々がプロデュースしたモデル、得意とする使い方を紹介してもらった。あなたも目指せ、ギルルアーマスター。
●文:ルアマガプラス編集部
臆せずカバーか、障害物を舐め倒すかの2択
広大な霞ヶ浦水系で完全攻略に必要な武器
「ひとくちに言えば『ふく魚は直線引きのカバー対応』、『グラディカルは障害物に対してビタビタに通せる』ギル系ルアーです。例えば同じアシでも、攻めるコースが変わる。攻めることができる障害物の差で使い分けていきます」
佐々木さんはその理由を、それぞれの構造から言及していく。
「ふく魚はリップがあって、なおかつ前傾姿勢で泳ぐ。スナッグレス性が高いので、レイダウンやカバーの濃い場所でもOKです。 対して、グラディカルはリップレス。リーリングで左右へグライドして、例えば凹凸のあるアシ際などの障害物に沿って通すことができる。アシ下や護岸下のエグレ、オーバーハングにもルアー自体を出し入れできるんですよ」
オートマチックとマニュアル。操作に差こそあれ、いずれもバスがギルを始めとする扁平型ベイトを求めるときが主な出番だ。
「霞ヶ浦水系なら、流れの出る水門周りは見逃せません。小ブナを始めとした縦扁平の魚が多いのでぜひ試してみてください」
佐々木さんがおすすめするチューニングは各画像を参照。
グラディカル[DAIWA]
ふく魚[DAIWA]
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