十人十色のギルルアー使いこなしマニュアル/林陸功

不思議な魔力を持ったブルーギルを模したルアーたち。ここではギルルアーの使い手である10人のアングラーに、各々がプロデュースしたモデル、得意とする使い方を紹介してもらった。あなたも目指せ、ギルルアーマスター。

●文:ルアマガプラス編集部

profile

林 陸功(はやし・りく)
2001年生まれ、滋賀県出身在住の人気琵琶湖ガイド。高校時代には複数のスポンサーがつくほどの釣りの腕前で、卒業後すぐにガイド業をスタート。ストイックにでかバスを追う注目の若手アングラー。

春から夏までロクマル実績抜群のブルフラットのボトスト

キモは最後まで諦めずにボトストし続けること

林さんが春から夏のビッグバスパターンとしてオススメするのがブルフラットのボトスト。

「エリアはロックエリアやウィード、マンメイドなど、どこでも使える釣りですね。ボトムからあまり浮かせず、底を叩きながらシェイクしながら引いてきてください。ボートの真下まで、最後までしっかり引いてくるのがコツです。途中で諦めて回収してしまう人はあまり釣れませんよ。フッキングは即アワセでOK。5.8inは送ってしまうと口の中でワームが折れ曲がって、むしろバレることが多いです」

ブルフラットは5.8inをメインに、4.8inもよく使う。

「5.8inは水深7mまではウェイテッドフック、それより深い場所はビーンズシンカー17.5gのテキサスリグで。4.8inはフットボールヘッド7~21gで使うことが多いです。琵琶湖以外でも、関東のリザーバーなどでも効くと思うので、ぜひ試してみてください!」

ボトムまでフォールさせてシェイク引きする“ボトスト”
ボトムまで落としたら、あとはシェイクしながらリーリングするボトストで引いてくる。ボトムからは離しすぎず、最後まできっちり操作し続けるのが釣るコツ。シャローからディープまで、エリアを選ばず効果を発揮する釣りだ。

他のルアーでダメなときでも不思議と釣れてしまう、それがブルフラットのボトスト。

ブルフラット5.8in[デプス]

春爆を体験できるでかバス必至のゴッパチボトスト

ブルフラットのボトストは、よりでかバスにアピールできる5.8inをメインに使用。ギルパターンが本格化する5~8月に使用頻度が多いが、年中効く釣りだ。フックはピアスフックウェイテッド6/0・3.5g(リューギ)。深い場所はビーンズシンカー17.5g(ジャングルジム)のテキサスリグで対応。

ブルフラット4.8in[デプス]

4.8inはフットボールヘッドで使用

4.8inは、シンカーはフットボールヘッド21g(リューギ)で、フックはインフィニ5/0(リューギ)。使い方は5.8inと同様だ。どちらにしか反応しないこともあるので、どちらも用意しておく。

ギルネスト時期によく使うのがブルシューター。また、コブナを意識して使うことも多い。
「ルアーを岩にガンガン当てながらストップ&ゴーさせると、ガツンと食ってきますよ。釣れるアベレージがでかい、一撃必殺のビッグフィッシュパターンです」
カラーは銀ブナカラーがお気に入り。

フナを食べているバスは当然サイズもいい。ビッグバスだけを狙っていけるのがブルシューター160のフナパターン。

[使用タックル]
●ロッド:アンエクスプロード 遊撃 UEB70(デプス)
●リール:アブガルシア ゼノンビースト9L(ピュア・フィッシング・ジャパン)
●ライン:オルトロスFC 25lb(Xブレイド)


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