さて、今回紹介するのは静岡県、安倍川と大井川の中間地点にある小川港の『小川港魚河岸食堂』の紹介。そもそも、この2つの川に絡む海域は漁場としても釣り場としてもとてもホット。釣り人としても注目したい場所なわけですが、そんな熱い釣り場のど真ん中にあり、朝7時から営業している食堂なんて、釣り人的にはありがたみしかありません!(レポート:三浦愛)
●文:ルアマガプラス編集部(深谷真)
地元民を愛する港の食堂
静岡県の焼津市、小川港市場の目の前にある食堂です。焼津市はミナミマグロ、カツオ、サバ、アジなどの海産物が多く水揚げされる街。特に小川漁港の『サバ』を使った『塩サバ』はブランド品。先にあげたマグロも特産です。
この、小川港にある食堂は、市場関係者、魚を買付に来る仲買人さんたちが利用するため、朝7時から開店しています。一般の方も朝から食事ができるので地元民である私も500円の朝定食を食べにきます。それに夜討ち朝駆けの多い釣り人にとっては、朝早い時間からの開店はうれしいところですよね。
最近では静岡のローカルテレビなどでも取り上げられて県内外からも注目され、とくに土日祝日は行列も出来ている人気店です。
そんな人気の食堂の人気メニューをご紹介
まずは1番人気の海鮮丼。
白身は小川港で水揚げした魚が入っています。その時のお楽しみ。今日は定置網に入ったサゴシ(サワラの子)でした。皮目が炙ってありとても美味。ここ小川港はサバの水揚げで有名。丼にもしめ鯖が入っています。甘酸っぱいサバが丼を引き締めます。
このボリュームでこのお値段が1300円! 特に県外から来た方は驚くのでは!?
2番人気の南マグロ定食。(1,200円)
焼津市に来たらぜひ食べてほしい南マグロ。特に赤身は「赤いダイヤ」とも言われるようにとても濃い色が特徴。焼津ブランドの天然南まぐろをぜひ!
そんな南マグロをリーズナブルに楽しめる南マグロ定食が2番人気です。 その日によりますが、小鉢で付いていたマグロの血合の煮物が甘辛くて美味しいんです。
3番人気はまぐろホホ肉コショウ焼き定食
1尾のまぐろから少ししかとれないホホのお肉を使った料理。食べてみると魚とは思えない弾力と食感!ジューシーなマグロの甘みとガツっと効いたコショウの旨みが広がる感動を味わっていただきたいです。丼や単品もあります。
港のノスタルジーな雰囲気を味わいながら食べる食事は楽しいですね。
季節限定メニューもあり、 脂ノリの良い生カツオや生シラス、とれたてのサクラエビを提供してくれることも。 食べきらないほどのメニュー数なので何度も足を運んでいただきたいと思います!
今回のグルメスポットをアテンドしてくれたのは静岡漁連のスタッフのみなさま。美味しい魚を、ぜひ県内、県外の人に知って食べてほしい!そんな思いが詰まっております。私たちの大好きな釣り場の保全も、こういった地域のお店で食事をしたり買い物をしたりすることで盛り上がります。ぜひ、お近くにいらした際はお立ち寄りくださいませ!
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