真冬に釣る条件「とにかく魚影の濃いエリアを探す。それから…」バスとの遭遇率を上げるキーワードとは。

鈴木翔さんの霞ヶ浦レポート。ローライトのいかにもな雰囲気のなかボートでアタック。ラトリンログというイケてる釣りで見事グッドサイズをキャッチしています!

●写真/文:鈴木翔

ローライトのカスミでジャークベイトゲーム!

こんにちは、鈴木翔です!

早くも2月になって、冬の釣りも終盤に差し掛かりました。前回の霞ヶ浦ボート釣行では好釣果に恵まれたものの、まだまだ試したいことがあったので、”マーボー”ことボトムアップフィールドレポーター山口将司さんをお誘いし、今週もボートからアタック!

釣行日(2/2)の前日までは日中に気温が上がる日が多く、当日は気温こそ低いものの、雨が降るローライト予報。

前回とよく似た日並みだったので、期待を膨らませて、いざ出船! 雨の日は、放射冷却による冷え込みが弱いので、朝から釣れそうな雰囲気プンプンです。

前回3バイトを得た、北風を防げる本湖のストレッチに入り、同様の釣り方(スモラバのカバー撃ち)を試すもバイトは無く…。水温は6.5℃前後と先週から大きく変わらず、2人で丁寧にアプローチしていてノーバイトなので、そもそもカバーに魚が入っていないのか?と読み、折り返しはジャークベイト(ラトリンログ)にチェンジ。

カバーの外側に沈む消波ブロックの上、時には消波ブロックに当て、ジャーク&ポーズを繰り返すと、ググッ! 44cm1300gオーバーのナイスフィッシュをキャッチ!

ラトリンログは、板オモリを貼ってスローフローティングにしています。香川にいたころは、あまり出しどころがなく出番の少なかったログですが、ジャークした時の水押しの強さ&移動距離の短さはカスミ水系にマッチしていると感じます。

【タックル】
ロッド:ヘラクレスHCSC-62M EGアクション(エバーグリーン)
リール:アルファスSV TW 800S-HL(ダイワ)
ライン:アブソルートAAA 12lb.(バリバス)

とにかく魚影が濃い場所をやり切るべし!

午後からは土浦エリアまで走り、流入河川と本湖をチェック!

土浦周辺は、他のエリアに比べて水温が1℃ほど高く、なかには魚探のフィッシュアラームが鳴り止まないポイントが…。その周辺のカバーへ、PTDハードガード3.5g+M.P.Sを入れて誘っていたマーボーさんにヒット!

サイズは下がったものの、貴重な1本! やはり、カバーにいる魚を喰わせる点においては、M.P.Sが抜きん出ていますね。

結果、お互い1尾ずつの船中2尾。先週の釣果には届かなかったものの、1日やってノーチャンスが当たり前の1〜2月にしては上出来だと思います。 “とにかく魚影の濃いエリアに時間をかける”が、今の霞ヶ浦水系で少しでもバスとの遭遇率を上げるキーワードだと思います。

昨シーズンに魚影の濃かった流入河川があれば、そこいた魚がどこに動いたか?そして、これからどう動くか? それらを意識すると、これから来る早春にも良い釣りができるのではないでしょうか^_^

アングラープロフィール

鈴木翔(すずき・しょう)

2000(平成12年)11月19日生まれ、21歳。香川県出身、茨城県在住。高度な釣りのスキルとルアーに対する確かな選球眼を持ち、その実力は川村光大郎さんも認めるところ。ボトムアップスタッフ、バリバスフィールドテスター。


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