
冬の池の釣りは、1箇所で粘って時合いを待つか、シャローを中心にカバーやフィーディングスポットのみを手早くラウンドするかの2択。今回の和田真至さんのレポートはこのことについて言及。そして、これから早春まで活躍する吊るしのやり方も細かく解説します!
●写真/文:和田真至
粘るかランガンするか、そのチョイスが大事!
こんにちは! 和田真至です!
もう2月中頃になりました。水中は”早春”にゆっくり向かっている、季節の狭間を迎える絶妙なタイミング! 釣り人は日々ワクワクドキドキですね!
さて今回はタイトルにもありますが…ため池実釣についてになります。真冬のため池は基本的に1箇所で粘って時合いを待つか、シャローを中心にカバーやフィーディングスポットのみをハイシーズンのように手早くラウンドするかの2択。
昼過ぎまでなので…後者を選択しました。中層をテーマに決めて、ダブルヘッダー、ミドスト、吊るしの3本柱で、可能性が高いであろう場所を手早くラウンドし、2発キャッチ!
1発目はスーパーフィッシュローラー5inchミドスト(1.3g)。2発目はエグダマタイプレベル(5.5g)で2発キャッチすることに成功。サイズが出なかったことが少し残念だったけど…貴重な魚をキャッチできました。
わずかな重さの違いで差が出るレベルバイブブースト
別の日はYouTuberの佐藤さんとため池。この日は逆に腰を据えて『地に足を付けて粘りましょう!』ってことで、1つの池に絞ってタコ粘り作戦。
沖の深場とシャローのどちらもケアできるポジションからいろいろなルアーを2人で投げ込んで…、佐藤さんは50UPのスーパーBIG! 自分は35クラスのアベレージな1発でした。
ヒットルアーはお互いレベルバイブブーストの9g。7gでは反応が無くて…11gも無くて…、結果的に中間ウエイトの9gが大当たりでした。ウエイトやカラーでその日の当たりが出たりすることも多々あるし、厳寒期に入れば特に顕著に差が出ます。
ウエイトやカラーは小まめにローテーションしながら投げ込むことも釣果UPのチョコっとしたコツのひとつです。
2人で投げ込めば正解に辿り着くスピードも速いし、時合いを絡め取りやすくなるし…ペチャクチャ喋りながら投げれて真冬のため池ならではの楽しみ方ですね。
この実釣はYouTube”TBMフィッシング”にて公開中ですので興味のある方はコチラをチェック!
【YouTube動画】「でけぇデケェ!」「ちょっと震えた」釣りあげたブラックバスがすごい!
冬から早春まで機能する吊るしゲーム
最後に、これから早春に向けて効果的になってくる“吊るしゲーム”について。
エグダマタイプレベルのウエイトは5.5gが中心。キャスティング、浮き込みへの貫通力から操作感どれを取ってもやりやすいです。ウエイトローテーションは必須だけど…まずは5.5gスタートで問題ないと思います。
トレーラーワームはバトルホッグ2.6inchがオススメ。ちょっとアピール力が強すぎたり、食わせ感を出したいときは爪をカットして使ってます。
吊るしの釣りに使用するロッドはグラディエーターアンチGA-70HS-STパワーノーズ。PE1.5号にリーダー12〜14lbを組めば、どんなカバーでも主導権を与えることなくランディングすることができます。早春に向けた吊るしゲームの参考にしてもらえればと思います。
というわけで今週はこのへんで! また来週もよろしくお願いします。
和田真至(わだ・まさよし)
岡山県在住。倉敷川、笹ヶ瀬川、ため池などをホームにするオカッパリのエキスパート。フィネスから巻き物・撃ち物、大型のトップウォーターやビッグベイトまであらゆるルアーを使いこなし、ビッグフィッシュをコンスタントに釣り上げていく。