真冬でも二桁釣果が夢じゃない!?「ダウンショットリグ」がもっと釣れるテクニックとは?

ダウンショットリグといえば、冬のバス釣りの定番テクのひとつ。そのため、フィールドによっては誰もが使っていて、釣れにくくなることもしばしば…そんな中でも釣り勝てるテクニックを、トップトーナメンターの早野剛史さんが教えてくれたぞ。

●文:ルアマガプラス編集部

早野剛史
はやの・たけし/JBトップ50AOY経験を持つトップトーナメンター。自身の経験値を落とし込んだルアー・ロッドブランド『TEX』も人気。高比重PEライン・スパイラルガイドベイトロッドのカバー撃ちなど、個性的テクニックに注目が集まる。

プレッシャーが高いときほど、アクションはシンプルにズル引きで

早野さんの冬のダウンショットリグは、シンカー2.7~3.5グラムにリーダーは20~25センチ、具はDワーム3.6インチをメインに、ベローズギル2インチ、レッグワーム2.5インチなどをよく使う。

マックスセント Dワーム3.6インチ(バークレイ)

冬に効くのはオーソドックスなストレートワーム
ダウンショットの具はベローズギル2インチやレッグワームなどをよく使うが、プレッシャーが高くても安定して釣果が上がるのがDワームだという。リーダーは20~25センチくらいで、シンカーは2.7~3.5グラムをチョイス。フックはDASオフセット#4(ハヤブサ)。

使用タックル
・ロッド:スタウトTSS62UL+-ST(TEX)
・リール:ステラ2500SHG (シマノ)
・ライン:オールマイト0.6号(サンライン)
・リーダー:Vハード1.75号(サンライン)

カバー絡みで使うのでフックはオフセット、メインラインはシンキングPEだ。

早野「アクションはカバーに絡めながらのシェイクとズル引き。連休明けなど、多くの人がダウンショットのシェイクをしたあとなどはズル引きのほうがよく食う気がしますね。エリアは北風をプロテクトできる場所やインターセクションなどに立木などがからんでいる場所。水深7~12メートルくらいの場所をよく狙っています」

ボトムまで沈めて、何かに引っ掛かったらそこでシェイク。そして、スローなズル引きも忘れずに試してほしい。週末明けや多くの人がダウンショットのシェイキングをしている場合ほど、シンプルなズル引きで口を使うことが多い。

そして、同様のエリアでフリーリグも多用する。

早野「使い方はダウンショットと似ていて、立木・オダに絡めてシェイクとズル引き。立木などに絡めて、竿1本分くらいシェイクしながら誘い上げていく。カバーをズルッとかわしてフォールさせ、また次の引っ掛かりを抜けさせていくような感じです。シンカーに取り付けるスピードシャフトはライン滑りが良く、シンカーとの距離もあるのでシェイクがワームに伝わりやすいのが特徴です。ダウンショットと同じ場所をやりますが、それよりも釣れるサイズが上がる印象ですね」

ベローズギル2.8インチ(ジークラック)

アクションレスポンスの高いハイフリーセッティング
ダウンショットで獲り切れない魚を狙えるのがフリーリグ。ハイフリーセッティングにすることでワームのアクションをよりフレキシブルにしている。ダウンショットよりもひと回り大きなバスが食ってくることが多い。スピードシャフト(グルーバーズベンド)に、フックはTNSオフセット#1/0(ハヤブサ)。

使用タックル
・ロッド:スタウトTSC67M-ST(TEX)
・リール:メタニウムシャローエディションHG(シマノ)
・ライン:FCスナイパー12~14ポンド(サンライン)

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