みんな大好きなクランクベイト『ワイルドハンチ』を今、改めてじっくりと眺めてみる【20周年記念カラー発売中!】

スーパーフラッシュクラウン 20th

ワイルドハンチを正面から見ると逆三角形であることがわかる。リップからくる水流を背中でも受け止め、艶かしいロールを発生させる。ピッコロやフェイスなど、ほかのルアーにも採用されている造形だ。

フロントフックアイの特徴的な「くぼみ」は、少しでもフックをボディに近づけて、カバー回避能力を高めるとともに、フックの暴れを抑制する効果もある。

後方に向かって細く絞られたテールは断面が横楕円形なっている。清水が「釣れる残像」の動きを追求して行き着いたテール形状だという。

ワイルドハンチの真骨頂、3Dハイパーリップデザイン。先端のくぼみは水の掴みを良くして初動のアクションレスポンスを向上させる。滑り台構造により、リップが受けた水流をロスなくボディに伝達。また、ラインアイを前方に寄せているので、リップの長さのわりに潜行深度は浅く、水平姿勢も生み出す。

ボディの中程で最大限の厚みを持たせて浮力を確保。リアフックよりも小さいフックをフロントに搭載することでボディにすっぽりとフロントフックがおさまっている。またフロントとリアともに横アイというこだわりようだ。

ワイルドハンチは長めのリップの前方にラインアイがあり、リップとボディの付け根も細い。モンスタークラスにも対応できるようリップ内のワイヤーで補強されている。

※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。