
ルアマガプラスをご覧になっている皆様、初めまして。
今年からダイワフィールドテスターとして活動していくことになりました、山香 巧(やまが たくみ)と申します。
年齢は今年25歳で、主に愛知県を中心にシーバスゲームを楽しんでいます。
今回は自分の通い慣れたフィールドでもある、愛知県のシーバスフィッシングにおける状況や攻め方について記事にさせていただきました。是非参考にしていただければと思います。
●文/写真:山香 巧
愛知県というフィールド
自分の住んでいる愛知県は伊勢湾、三河湾と呼ばれる大きな湾が二つあります。
中でも伊勢湾は、木曽三川という大型河川から、名古屋の都会を流れる河川まで幅広いフィールドが広がっています。
特徴としては、比較的遠浅な地形が多いため東京湾などと比べると魚の種類自体も少なく、ベイトも年によって偏りがちな傾向があります。
今回の記事は、そんな伊勢湾や三河湾(主に衣浦と呼ばれるエリア)でのシーバスへのアプローチの仕方を紹介できればと思います。
最近の状況
今年の冬はあくまで自分のイメージですが、例年に比べて暖かかったイメージ。というか2月に寒さが遅れてきたような感じでしたね。笑
寒波が立て続けに来た影響もあり、通常なら1月〜2月ごろ伊勢湾で見られるコノシロも今年は少なかったです。
一方で今年爆発的に多いと感じるベイトが、ボラやイナっ子。
毎年それなりの数がいるので不思議ではないのですが、今年はやたらと寒い時期から最近の4月頭まで引き続き大量発生中。おかげでバチ抜けが霞む程でした。。。
ボラが大量発生している時のアプローチ方法
ボラが大量発生した時、どのようにシーバスにコンタクトしていくか悩んだことはありませんか?自分がそのような場面に出会った時のアプローチ方法を紹介していきます。
まず、一番大事なのはフィールド状況の把握。
ボラがどの範囲に、どのレンジにいるかを明確にします。ブレイクに沿ってボラの群れが続いている場合は、まずはブレイクより浅い範囲を攻めていきます。
ボラの群れが少ないところを攻め切った後や、辺り一面にボラの群れが絶えない場合はルアーセレクトへ。
「スイッチヒッタースリムシリーズ」の活躍
雨が突然降ったタイミングや河口エリアなどの水の変化が激しい場所は、ボラが跳ねているような状況でも比較的ボトム付近に固まっていることが多く、スイッチヒッタースリム120SやスイッチヒッタースリムDH120Sがハマることが多いです
スイッチヒッタースリムシリーズはフックが4つ搭載されており、3つよりもフックアップ率が非常に高い。また4つトリプルフックがあることでアクションもより艶かしくなり バイトの誘発力も非常に高いです。
バレにくく、よく釣れるルアーなんて最高ですよね。
今年たくさん使ってきて、その喰わせ能力はワームにも匹敵すると感じるくらいです。
特にこの時期は細身のルアーに反応がよく、バチ抜けはもちろん、初夏のサヨリパターンやエビパターンにも通用し、汎用性が高いです。
「スイッチヒッター65S」の活躍
しかしボラの大量発生、全レンジどこに投げてもボラが引っかかってくるような、そんな状況もよくありますよね。
そんなときはアングラー側にも非常に考える部分が多く、個人的に考えられる状況の中でも高難度なパターン。でもこんな状況の中でもせっかく釣り場に来たなら諦めないでほしい。
そのような状況でも絶対にシーバスは近くにいます。
シーバスとは生活圏も似ており、切っても切りきれないボラという存在。ボラがいるのであれば必ずシーバスも近くにいます。
だからこそ!
そんな時に使ってほしいルアーが「スイッチヒッター65S」。
「ボラが多いので、ビックベイトを使用してアピールをする」という考え方とは真逆ですが、是非試してほしい一手。キャストしてどんどんボラに当てていく。
この時に大事なのがボラの体に当たっても必ずフッキングしないこと。フッキングしなければ、スレにかかることなく針は必ずボラの体から外れます。
とはいえ、自分も時々フッキングしてしまいますが。。。笑
ある程度キャストしてくるとボラの当たりに慣れてきます。そのため、シーバスの当たりが出る時は必ずわかります。ご安心ください笑
そんな状況で諦めずに投げ続けて、出た超グッドコンディションな一本!
サイズは60後半くらいでしたが、今年一番引いた超元気な個体でした!
こんないい魚が、ボラの大群から引っ張り出せる「スイッチヒッター65S」
これは今年に限ったことではなく、毎年この手の釣りで結果を出してくれる最高の存在です。是非諦めずに投げ続けてほしい。是非この釣りで結果が出た際は、教えてください!
愛知の釣りが他の県でも通用するんだとめちゃくちゃ喜びます笑
「シーバスロデムミニ 7g」の活躍
そしてまだまだ続くボラの大量発生パターン。
考えられる1番難しい状況は、ルアーをキャストして着水と同時にボラがかかる状況。
1投だけではありませんよ!毎投です笑
そんな時はシーバスロデムミニ7g!
考え方は簡単です。単に針の数を減らす!笑
シーバスロデムミニはジグヘッド状になっているためフォールスピードも速く、ボラが多い状況でもいち速くレンジを刻むことができます。
スイッチヒッター65Sとルアーローテーションすることが多いため、なるべく同じレンジを攻めるイメージで使用したく、今回は7gに限定しています。使う状況、レンジに応じてスイッチヒッター85Sにしたり、シーバスロデムミニ10gにしてみるのもいいかもしれません。
またこれからの時期のストラクチャーのピン撃ちでも活躍するルアー!プラグと違ってワーム素材なので喰わせ能力も高く、ぶつけても壊れにくいためキャスト練習にももってこいです!
これからの季節に向けて
さて、ここまでボラがたくさんいる状況でのパターンを紹介してきましたが、これから気温は上昇する一方。
今回紹介した、「スイッチヒッタースリムシリーズ」「スイッチヒッター65S」「シーバスロデムミニ7g」はこれからの季節も絶対活躍してくれます!
このルアーを中心にハクが増えれば「ガルバシリーズ」であったり、川に遡上することが確認できたら清流シーバスで「バーストアッパーシリーズ」「セイルアッパー165F」などを使用して攻略していこうと思います!
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
これからも動向をチェックしていただけると幸いです。
タックルデータ
ロッド:LATEO 86ML(DAIWA)
リール:LUVIAS LT3000-H(DAIWA)
ライン:PEレジンシェラー8 0.8号(FAMELL)
リーダー:フロロショックリーダー(FAMELL)
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