
昨年、霞ヶ浦水系で行われ、Live中継や高額賞金で大きな話題となったBMCトーナメントがさらなるパワーアップ! アメリカのトーナメント団体『MLF』ファミリーとなり、『MLFジャパン霞BMCシリーズ』が2025年から開催される。4月20-21日の二日間、STAGE2 Gary Internationalカップが行われた。
●文:ルアマガプラス編集部
スポーニングが絡む季節の試合をどう攻略するか?
3月22日に開催されたSTAGE1からおよそ1か月。
霞ヶ浦水系は広くスポーニングが絡む季節へと突入していくギリギリのタイミングだ。
今回の試合は1日リミット3本を2日間、つまり合計6本の合計重量で決まる2Days戦。
ただし、2日目となる4月20日の9時までは同日行われている他団体の試合への配慮で潮来大橋以南への移動が制限。加えて強風による状況変化も重なり、多くの選手を苦しませる展開が待っていた。
さらには季節の進行によるものか、多くの選手が上流域のシャロ―などでコイのハタキ(産卵行動)にも翻弄されたという。
第1戦からの興奮冷めやらぬ本戦を制したのは果たして…⁉
初日北浦・2日目北利根メインで優勝!
結果としては、2日間通して圧倒的な釣果を叩き出した小野将大選手が優勝。
2日間共にリミットメイクに成功し、合計5740gをキャッチしている。
しかも驚くべきことに、その戦略は2日目に移動制限が課されていた北浦水系がメインパターンだったという。
初日は北浦の激浅エリアにあるアシを4インチヤマセンコーにネイルシンカーを入れたノーシンカーリグで攻略。
またその使い方が特徴的で、水面に飛び出るほどにしゃくりあげたあとフォールさせることでバイトを得ていたとのこと。
エリア制限のかかる2日目は北利根川からスタートし、コ・アングラーである並木勇人選手のキャッチからスタート。
制限解除後に北浦方面に移動し、旧神宮大橋付近にてカバースキャット2.5インチで1尾、そして再び北利根川に移動し、そこでも同ルアーで1尾キャッチと釣果を重ねていった。
初日に1630gを筆頭にキロアップでそろえられたものの、2日目に1本しかキャッチできず4本5270gで2位となった長葭友宏選手。初日ノーフィッシュからの2日目キロアップ3本キャッチの5210gで3位に大幅ジャンプアップした村川勇介選手など、過酷な状況ながらも春らしいコンディションのバスをキャッチすることができている展開はバストーナメントの面白さと難しさ、その両方を教えてくれる大会だったといえるだろう。
なお、続く4位に入賞した加藤栄樹選手にはルアーマガジンスタッフが同船しており、5月末発売の誌面で詳しくその戦略が紹介される予定だ。
#MLFJapan STAGE2 #GaryInternational CUP Day2
— Major League Fishing JAPAN (@MLF_Japan) April 20, 2025
今日も続々とビッグフィッシュが #SmartScale からウエイインされています。
引き続きライブ配信をお楽しみください!https://t.co/RQJcdnHqIg pic.twitter.com/cFpEwfg2u1
上位選手
ボーター
1位:小野将大(6本5740g)
2位:長葭友宏(4本5270g)
3位:村川勇介(3本:5210g)
4位:加藤栄樹(5本5045g)
5位:高木典之(4本4715g)
コ・アングラー
1位:並木勇人
2位:岩沼 彰人
3位:白木大介
4位:山口浩史
5位:中里 太