釣り車として新たな選択肢!? ルノー・新型アルカナで1000km超えの遠征釣行をしてみた結果…。「釣りにめちゃくちゃいいです」

今回、なんとルノーからSUVの新型アルカナを貸していただく機会を得たので、せっかくだし遠くまで釣りに行っちゃおう!という悪ノリ(?)に近い勢いで石川県・ドリームレイクまで釣りに行ってきた。このクルマ、釣りにめちゃくちゃいいぞ…。

●文:ルアマガプラス編集部

1000kmを超える釣り遠征に行っちゃおう

ある日、編集部にルノーからこんな案内が届いた。

“新型アルカナを使って趣味でもなんでも好きな事をしていいよ”

こんな役得な企画があるのかと驚いたが、図々しさに定評のあるルアマガ編集部はすぐに釣行の予定を立てた。

「どこがいいですかね~?漁港でアジングとか?」

「いやいや、バスでしょ!まだ初バス釣ってないし!」

「まだ3月ですよ…。記事にできるくらい釣れる場所あるんですか?」

「あるんですよ。バスが夢のように釣れる湖が!」

「ほんとですか~?それは一体どこです?」

「“ドリームレイク”っていう管理釣り場です。一年中水温が安定していてマジで釣れるんですよ!ちなみに場所は石川県(笑)」

「クルマで石川…」

こんなやりとりをした結果、新型アルカナで石川県のドリームレイクに釣りに行こう!という企画に決定。

「石川まで行くんですから、寿司もたべまっせ!」

スタッフ福重
ルアマガの名物編集者。ド派手なピンク色のウェアを着ることが多く、福ピンクと呼ばれることも。179センチ/108キロの大男だが、実はかなり繊細。

スタッフ髙山
姉妹紙の自動車雑誌「月刊自家用車」から異動してきた新人編集者。クルマや釣り、競馬などいろんな趣味に手を出し過ぎて迷走状態。

ルノー・アルカナってどんなクルマ?

旅のお供となるアルカナを紹介しよう。今回ルノーからお借りしたのは、新型アルカナ エスプリアルピーヌのフルハイブリッドモデル。キャラクター的には、プレミアムSUVという立ち位置になるが、ルノー・グループのスポーツモデル開発部門「アルピーヌ」の名前が冠されている通り、プレミアム&スポーティを強く意識したモデルとなっている。

ルノー アルカナ エスプリアルピーヌ E-TECHフルハイブリッドモデル
●全長×全幅×全高(mm):4570×1820×1580 ●車両重量(kg):1470 ●ホイールベース(mm):2720 ●最低地上高(mm):200 ●定員:5名 ●パワートレーン:1597cc直列4気筒DOHC(94PS/151kg・m)+2モーター(51kW/255Nm) ●トランスミッション:マルチモードAT ●駆動方式:FF ●車両本体価格:499万円

心臓部には、ルノー独自のフルハイブリッドシステムである「E-TECH FULL HYBRID」を搭載。これは、発進時から低速域まではモーターのパワーで走行し、高速域はエンジン主体の走行に切り替わるシステムだ。低速域はモーターのスムーズな走行、パワーが必要な高速域はエンジンの力強い走行に上手く切り替わってくれるため、無駄の少ない走りが可能になる。

もちろんフルハイブリッドなので、燃費性能も見どころ。カタログスペックでは、輸入車トップクラスの22.8km/Lという国産車顔負けの数値で、「輸入車って燃費悪いんでしょ?」といったユーザーにもオススメできるクルマだ。

車移動がメインになるアングラーには、低燃費という要素は嬉しいポイントだろう。

低速域から高速域までスムーズかつ力強い走りを可能とする「E-TECH FULL HYBRID」を搭載。

SUVなので積載性もバッチリ。後部座席を倒せばワンピースロッドも問題なし。今回は大人2名分の1泊2日分の荷物と釣具をぎっしりと積んだが、それでもまだ余裕がありそうだった。

あれもこれもと、詰め込んだ釣具。

横浜から石川県まで、片道500kmのロングドライブ!

さて、今回の企画の趣旨は「アルカナが釣りに向いているのか」ということ。アルカナを試すには、近場の釣り場だと走行性能や燃費性能は確認しづらいし、荷物の少ない釣りだと荷室の使いやすさも検証しづらい。なので、取材地を往復1000kmを超す石川県のドリームレイクに設定した。決して、バスをたくさん釣って美味しい寿司を食べたかっただけではないぞ!

 石川県能美市にあるドリームレイク

ルアマガスタッフ髙山の自宅がある横浜市からスタート。途中で福重を埼玉でピックアップし、高速を使ってドリームレイクのある石川県能美市へ向かうという道程。深夜に出発して、朝から夕方までドリームレイクで釣りをする。夜は地元の寿司を食べて、翌日帰宅。かなりの弾丸釣行だが、アルカナなら我々の負担を軽減してくれるでしょう!

6時間を超えるロングドライブでも快適!アルカナで感じたこと

そんなこんなで始まったドリームレイクへのロングドライブだが、アルカナを運転していて感じたことをお伝えしていこう。

まず一つ目は、低速から高速域までとにかく運転しやすい!だ。アルカナはモーターとエンジンの切り替わりが非常にスムーズで、速度の調節が簡単。加えて、モーターとエンジンを併用する加速時もパワフルなので、アクセルペダルの踏み込みが少なく済む。

小気味よく変速してくれるATは、変速ショックをほとんど感じず、乗り始めてすぐに馴染めるクルマだと感じた。

「すぐに馴染める懐の深さがアルカナにはありました」

2つ目は、長時間&長距離ドライブの疲労をあまり感じなかったこと。これは運転のしやすさからも直結するものだと思うが、普段運転しているクルマよりも疲労感はかなり違った。普段のクルマでは、高速道路を走っていると室内へロードノイズや風切り音がたくさん入ってきてしまい、「なんか疲れたな…」となってしまっていたが、防音性に優れたアルカナだと6時間以上運転していてもどっしりとくる疲労は感じなかった。

もちろん休憩は必要です。

乗り心地は少し固めだったが、これが高速道路を多用するロングドライブではちょうどいい。高速走行時の揺れや跳ねをうまく抑えてくれて、身体に来る負担を減らしてくれる。シートも座りやすく、長時間座っていても腰へのダメージはほとんどなかった。

また、設定した速度をキープしてくれて、前方の状況に応じて自動で加減速をしてくれるACCを使えばさらに疲れづらい。これは本当にありがたい装備で、長距離ドライブではあるとないとではかなり疲労度は違うだろう。

道中のSAでナウマンゾウのポーズをとる福重。朝2時から走り続けてもまだまだ余裕。

そして3つ目はやはり、燃費がいい!さすがはフルハイブリッド。制限速度一杯で走り続けたが、給油回数は渋滞や寄り道を考慮して帰りに入れた一回のみ。平均燃費は大体20km/L前後で、燃費重視の運転をすれば無給油で往復できたかも…?と思えるほどよかった。

安全策をとって帰る直前に給油。

ドリームレイクへ到着! 釣るぞ!

SAで休憩を挟みつつ、午前10時ごろには石川県・能美市にあるドリームレイクへ到着。“ドリームレイク”の名の如く、夢のように釣れるのかだろうか…?

ドリームレイクは1号池、2号池があり、どちらの池でも魚を釣りやすい。

ドリームレイクは地下水を使用しているため、魚の活性が高い水温に保たれやすく、季節関係なく釣れる管理釣り場だ。ドリームレイク内のブラックバスの平均サイズは30~40センチで、50センチ以上も生息しているそう。スタッフによると、60センチ以上も…?

軽食や釣り具も販売しているため、気軽に釣りをできるのもドリームレイクの魅力だ。

ドリームレイクで購入したカップラーメンをすする福重。

ドリームレイク、めっちゃ釣れるじゃん!

まずは、手堅くコンパクトなシャッドを巻いていく。船や杭などの障害物付近をなめるように通していくと…。

船や杭まわりを巻いていく。

“クククッ”と、ラインを引っ張る当たりが! 巻き合わせの要領でフッキングすると、元気でよく引く!そして、上がってきたのは30センチ前半のバス!体型からもわかるように、エサをよく食べて元気な個体だ。

開始してすぐに釣れました!

さらに福重も!この日は小型のシャッドに当たりが頻発。ほかにも、スピナーベイトやクランク、トップでも数釣りを楽しめた。

自作のシャッドで釣れてご満悦な福重。

トリケラトプスでも釣れてしまいました!

途中で雨に降られるハプニングもあったが、閉店時間の18時まで釣りを楽しんだ。ドリームレイクのバスたちに感謝…!

もう一つの目的、地元の寿司を食らう

今回のもう一つの目的は、“石川の美味い寿司を食べる”こと。この日、一日中釣りをしていた二人が食べた物はコンビニのパンとカップラーメンのみ。もちろん、この量では二人とも足りるはずが無く…。足早に金沢市へと向かい、地魚を楽しめる回転ずし「もりもり寿司 松任店」へ入店。

もりもり寿司 松任店

ネタも大きくて、超うまい!これを食べるだけでも石川に来る価値はありますよ!

ただ、空腹のあまり、とくに何も考えずに回転ずしをセレクトしたが、目の前には100キロを超す福重がいる…。一体何皿食べるのか戦々恐々としていたが、なんと!

うんまい!!

5皿で終了!

実は福重、一般的な成人男性よりも食が細い超低燃費体質。アルカナと同じく、“フルハイブリッド”を搭載しているのではないかと思うレベル…。どうしてこの体型を維持できているのか不思議でならない。

堂々としたボディに低燃費。アルカナの擬人化か?

目的達成! さぁ帰るぞ!

釣りをしてうまい寿司を食べ、最高の遠征釣行となったが、無事に帰るまでが旅。安全運転で帰路についた。帰り道ではACCを多用。ペダルワークがほとんど必要ないため、めちゃくちゃラクチン!これがあればどこへでも走り続けていられるのでは…?と思うほどだった。

道中、カレー詰め合わせセットを購入した福重。「二日目の朝にチャンピオンカレーを食べるつもりだったのですが、時間がなく断念。お土産でカレー欲を満たします(笑)」

神奈川から石川へ往復!気になる走行距離は?

アルカナと快適なドライブを楽しみ、自宅へ到着。神奈川から石川への弾丸釣行だったが、気になる走行距離は1137km!

正直、2日でこの距離を走るユーザーは少ないかと思うが、やはりアルカナは、普段のクルマと比べても疲労感が少ない。乗員の疲労を軽減してくれて低燃費。ちゃんと荷物も載せられて、欧州車らしく走行性能も高い。レジャーなどで、遠出が多くなる方にはピッタリ。

もちろん釣りにもピッタリで、今回のような遠征が多いアングラーには超オススメ。「釣り車として使えて、人と被らないカッコイイクルマが欲しい!」というわがままなアングラーには、自信をもってオススメできるクルマだ。

アルカナのおかげで楽しめた2日間でした。

※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。

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