
大阪下町のアイコンがルアーに!? ビリケンさんは、明治45年に大阪・新世界のシンボルとして誕生した「幸福の神様」だ。特徴的な足裏を撫でると幸運が訪れると言われている。ちなみにルアー化を手がけるのは…なんとデプス!! しかも独自の「釣れる新要素」が盛り込まれたとか…その詳細に迫る!
●文:ルアマガプラス編集部(
釣りの世界に、関西でおなじみの〝幸運の神様〞が降臨。
釣りフェス2025inYOKOHAMAを皮切りに、デプスブースでひっそり(?)とお目見えしていた「ビリケンルアー」の情報がついに解禁!
〝ビリケン〟といえば、大阪名物のあのビリケンさんだ。足の裏をなでると幸福が訪れるという、あの金色の神様。
では、なぜそのビリケンさんが釣り業界に降臨したのか? それはまさに遊び心から生まれたアイデアだった。
きっかけは、〝ビリケンさん〟の商標権を持つ会社が、デプスの奥村和正さんに「何か面白いことが
できないか?」と持ちかけたこと。
話があった時点で、奥村さんのインスピレーションがスパークしたらしく、すぐさま木材を手削りして形にし、ルアーとして爆誕。見事なアクションを誇るトップウォーターウェイクベイトが完成した。
ここで「見事」とはっきり表現している理由がある。
実は筆者、一足先にビリケンルアー(最終プロト)を使って釣行しているのだ。
このビリケンルアーのアクションは、後頭部に配置された大型リップが水を噛み、水面で力強くウォブリング。追随するように、ジョイントを介した足パーツが左右に振れ、「カコッ! カコッ!」と上半身との干渉音を奏でながら引き波を立てる。
その際、ビリケンの象徴ともいえる足の〝溝〟が水をかき混ぜることで、魅力的な泡を発生させるのだが、見た目に反してかなりワザアリなアクションだ。使えばすぐさまアングラーに
〝幸福〟を運んでくれるだろう。
ちなみに筆者がビリケンルアーのプロトを受け取ったのは2月。
バスやナマズで使用したかったが、トップウォーターで魚に出会うにはソルトだろうと判断し、静岡県・浜名湖にて実釣。70センチのシーバスをキャッチした。
ビリケンさん、恐るべし。その実釣性能も折り紙付きだ。
ビリケンルアー
ルアマガオリカラ計画も進行中!
ルアーのスペックは、ボディ全長74ミリ(リップ込みで83ミリ)、自重はフック込みで35グラム。ボディの造形は、まさにあの“ビリケンさん”だ。
コンセプトは遊び心。
バスやナマズはもちろん、フィールドを飛び越えてソルトルアーでも実績あり。ショア・オフショアを問わず、あらゆるフィールドで泳がせたくなる、力強いウェイク(引き波)アクションが特徴だ。
奥村和正さん語り下ろし動画はコチラ
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