【シマノ新製品】史上最強!17本構造のPEラインが登場。車のブレーキ構造を参考にした「オシア17+PE」の強さとは?

2025年4月に登場した『オシア 17+ PE』。シマノ史上最強といわれるほどの高い強度をもったPEラインだが一体なにがすごいのか。採用された技術や特性などを紹介していこう。

●文:ルアマガプラス編集部

快適なキャストフィーリングとOCEA8を超える強さ

これまで、シマノにはオシア8がオフショアキャスティングPEラインとしてラインナップされていたが、オシア8を超えるシマノ史上最強のライン『オシア 17+ PE』が登場。

『オシア 17+ PE』は、16本の鞘構造に1本の芯が通った17本構造で、快適なキャストフィーリングとかつてない直線強力を高い次元で両立。アングラーが夢見るビッグフィッシュを引き寄せる次世代のオフショア用PEラインとなっている。ここからは『オシア 17+ PE』の強さを構成する技術などを紹介していく。

原糸素材SF700を採用し、驚異的な強度と耐久性を獲得。

『オシア 17+ PE』にはイザナス®の新規格SF700を採用。イザナス®とは、東洋紡エムシーの超高強力ポリエチレン繊維のことで、同じ重さのピアノ線よりも約8倍の強度をもち、有機繊維として最高レベルの強度と弾性率を誇るという。『オシア 17+ PE』は、芯材にイザナスのSK60~SF600、鞘構造部にはSF700を採用し、シマノ史上最強の強さと耐久性を手に入れた。

超大物でも引き寄せる強度を獲得。

また、SF700は原子を構成するフィラメントが3倍の太さで設計されており、高い摩耗性能を発揮するが、それに加えてシマノ独自の表面処理を施すことで、進化した摩耗性能となっている。

滑らかとキャストフィーリングを向上させる17(16+1)構造

採用された17(16+1)構造は、16の鞘に1本の芯を合わせた構造のこと。鞘部の16本撚りは、キャスト時の糸抜けのよさと表面の滑らかさを実現。この16本撚り構造の開発時には、自動車に使用されるブレーキの16本被覆構造を参考にしたという。

16本撚りの滑らかな表面にコーティングを追加し、ガイドから流れるようなキャストフィールを実現。

ライン中心部の芯は、ヨレやつぶれによるラインの変性を抑制する役割で、初期性能を長く維持することが可能となった。

17(16+1)構造

新しいPEライン染色技術でラインからーをより長く保持

『オシア 17+ PE』は新しいPEライン染色技術を採用しているため、ライン表面のカラーが長く保持する事が可能に。高い視認性を維持することができ、ルアーのトレースラインなどが把握しやすくなっている。

インフィニティコネクト思想で究極のキャスティング性能を追求

シマノのインフィニティコネクト思想により、『オシア 17+ PE』はNEWステラSWとNEWオシアープラッガーリミテッドとの完璧なマッチングを追求しており、これらのタックルと合わせることで、キャストフィール、飛距離の向上など、キャスティングにおける総合性能が遥かに高まる。

シマノ史上最強の強度・耐久性に、シルキーなキャストフィーリング。まだ見ぬ大物との邂逅に、『オシア 17+ PE』は強力な武器になってくれるだろう。

オシア 17+ PE スペック

カラーPE編み本数長さ(m)連結数(100m単位)サイズ(号)最大強力(lb)最大強力(kg)本体価格(円)
SW NAVY17300610547.718,800円
SW NAVY17300813963.119,400円
10m x 5カラー17300610547.718,800円
10m x 5カラー17300813963.119,400円
10m x 5カラー173001016976.719,400円
10m x 5カラー173001219789.519,400円
10m x 5カラー1710012610547.76,260円
10m x 5カラー1710012813963.16,460円
10m x 5カラー17100121016976.76,460円
10m x 5カラー17100121219789.56,460円
10m x 5カラー171001215241109.36,460円