
ポップX、ディープX、ワンテン…メガバスのハードベイトは各ジャンルに超の付く定番をラインアップしているが、TKツイスターやハゼドンなど、ソフトベイトにも名作が多数!そしてそこに、あらたなルアーが加わりそうな予感。リニューアルして登場する『スパークシャッド』に新しく加わるサイズが、ファン待望のアイテムだからだ。
●文:ルアマガプラス編集部
メガバスのシャッドテールワーム
ボディ後端部にT字のテールがついたワーム。通称シャッドテールワーム。
その名の通り、尾びれを振って泳ぐ小魚のように見えるワームのことを指す。
メガバスからもこれまでいくつかのシャッドテールワームが登場している。
素材を変えながら幾度も登場し、力強い水の攪拌が魅力的な『スピンドルワーム』。
ボディをねじるように激しくロールするアクションが特徴的だ。
バスはもちろん、ソルトシーンでも活躍している名作ハゼドンファミリーがひとり『ハゼドンシャッド』。
フィネスなテールスイングはスローな展開でも細かくしっかりとアクションする3インチが現行品だ。
ベイトフィッシュライクなビジュアルかつソフト素材マテリアルの『レネゲードワーム』。
インラインタイプのバズベイト系ルアー『レネゲード』のトレーラーとして登場した『レネゲードワーム』は単体でも発売されていたウォブリング系シャッドテールワーム。メガバスとしては初となる塗装済みワームであり、胸ビレと尻ビレを模したパーツが安定した泳ぎにも貢献する優れもの。記者のイチオシだった(残念ながら廃版・・・)
国内では未発売だったが、メガバスオリジナル福袋の中身になっていたため日本でも知られているシャッドテールワームが『ナイフバックシャッド』だ。
ハード目な素材と肉厚ボディで力強いアクションを発生。肉厚なのでジグヘッドリグが使いやすい。
そして2025年、リニューアル登場を果たす、『スパークシャッド』。
こちらはスピンドルとは逆にロールは見せず、安定したウォブリングアクションを見せるシャッドテールワームだ。
「具」としてだけじゃもったいない!メインディッシュで活躍する『スパークシャッド』
実は初登場時にはアンブレラリグ「スパーク」と同時期に発売された専用トレーラー的なワームであり、安定しにくいアンブレラリグと組み合わせた際に、どんな状態でもしっかりと泳ぐことが狙いで誕生している。
そのため、テールは肉薄で水つかみが良く、ライブリーな波動を発生する。
しかしもちろんアラバマとの組み合わせだけが活躍の場ではなく、単体で使用してもその性能は非常に高い。
特にノーシンカーリグやジグヘッドリグでの使用は圧倒的な威力をたたき出すことで知られており、アメリカでもすでに定番ルアーとなっている。
最大の特徴ともいえるのが、ボートのハル(船体)のようなデザインだろう。
フラットになった上面や、エッジの効いた側面形状によりロールアクションを抑制、その力をウォブリングアクションへと変換する設計になっている。
また、胸ビレと尻ビレもローリングアクションを抑える役割を持つとともに、水平姿勢のアクションにも貢献する。
従来のラインナップは5インチ、4インチ、3インチの3種類。
ここに新しく加わるのが3.6インチという中間サイズ。
3インチだと小さすぎてノーシンカーは投げにくい。でも4インチだとシルエットが大きすぎる…そんな時に活躍してくれるのがこの3.6インチというサイズ。
これまでも使っていた人からすると、待望の新サイズといえそうだ。
さらに2025年発売モデルから各サイズ共通で素材感を変更。よりモッチリとした丈夫な素材になっているので、ガンガンカバーに絡めて使えて、釣れても壊れにくい点はまちがいなくメリットとなるはずだ。
なお、これまではにらみ目だったアイが、両目に文字の入ったいわゆる「伊東目」になっている点がファンにはたまらない!
加えて台紙付きのパッケージからそのまま収納可能なブリスター包装に変わるため、取り扱いも向上しているぞ。
ノーシンカーからジグヘッド、テキサス、スコーンリグなど、シャッドテールワームだからこその巻き要素を活かしたリグはハイシーズンの様々なシチューションで活躍する。
リニューアルする『スパークシャッド』をぜひとも使いこなしてみてほしい。
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