
今回紹介する動画『腹パンパンの500kg鮫を解体して皮と歯型を取りだします』で、ハイサイ探偵団の面々が向かったのは石垣島。サメによる漁業被害拡大を防ぐためのサメ漁で水揚げされたサメの解体をお手伝い。サメ革と歯の骨格はオブジェにする予定だが、果たしてうまく解体できるのか? 石垣の漁業関係者のサメ漁を軽妙洒脱に紹介する某公共放送にはできないハイサイならではの社会派動画でもある。サメのお腹からでてきた衝撃的なものに「ウソでしょ?」となること間違いなしだ。
●文:ルアマガプラス編集部
サメ、サメ、サメ! 漁に出た船は確実にサメを仕留め成果を上げる!
「ハイサイ! 今日はですね、石垣島に来ております」という言葉で動画はスタート。今回の動画で登場する中心人物は、よったけさんとはまちゃんさんとリューマさんの三人だ。
よったけ「リューマといえばサメ。解体をお手伝いしようかなと。革一枚をオブジェとして飾りたい!」
現場の漁港には、サメによる漁業被害の拡大を防ぐためのサメ漁に出た漁船が次々と戻ってくる。石垣デビューのはまちゃんさんも期待が高まる。
石垣デビューのはまちゃんさん。
サメ漁から戻る船から次々とサメが水揚げされる。3隻目の船には体長2mを超える大物が現れた。水揚げされたサメは、すべて体長、重量を計測しデータを残す。
早速、サメの解体がはじまり、サメの歯型とり名人のアレンさんが登場。見事な手つきでさばいていくが、歯が欠けていた。釣りバリなどが刺さった加減でこういうこともあるらしい。サメの歯はオブジェやアクセサリーに加工して活用しているという。
次々と港に戻る漁船から驚きの個体が! 港に集まっていたギャラリーがざわつく。船上に横たわる魚体を見たはまちゃんさんも「うわぁ!でかあ!」と驚きを隠しえない。
水揚げされたのは、腹がパンパンの巨大ザメ。計測結果は全長443cm、重量491kg。ただ驚くのはこのデカさだけではなかった。なんと港の人がこの巨大ザメの子宮を取り出すというと作業に入ると驚愕のシーンが!
これが重量約500kgの腹パン巨大ザメ。
全長4m超、重量約500kgの怪物サメのお腹には石垣の海の現状が詰まっていた
漁業関係者が慣れた手つきで巨大ザメのお腹を割くとパンパンの子宮が2つ。摘出した子宮が破けると中からむにゅっと出てきたのはサメの幼魚だ。
よったけ「こんなにいっぱい産まれたらなぁ、そりゃ増えるよね」
サメは卵胎生で一緒に映ってる女性と比べてもわかるとおり、赤ちゃんといってもでかい。1匹からこんなに大きい幼魚が何匹も出てくるのは衝撃的だろう。生まれたてでも生存率が高く、サメが増え、漁業に被害を与える。石垣島の海で何が起こっているのかを生々しく伝える動画でもあるのだ。
500kgのサメのお腹から出てきたサメの幼魚。これでごく一部だ。
はまちゃんさん、いよいよサメの解体に挑む!
そしてはまちゃんさんがリューマさんに教えてもらいながらサメの解体に初挑戦。動画のコメント欄には「はまちゃんが動画出てるの珍しい」「いろんな表情がみれてうれしい」などの声が寄せられていた。
すべてのヒレを切り離したら尾、頭を落とし、お腹を割いて内臓を取り出すという解体作業が進む。
ほぼ500kgのサメの歯の骨格はオブジェにしたら相当迫力があるはず。だが歯とり名人のアレンさんが調べてみると「歯、かけてますよ、ずいぶん」と一言。オブジェは断念。汗だくのはまちゃんさん、1日目の作業を終える。
はまちゃん「歯が取れなかったぁ。疲れたぁ、明日は手袋、カッター、包丁が必要」