イカメタル新時代を見据えて誕生した至極の3モデルを改めて紹介!イカメタルを今から始めるならコレ!【ブリゲイドトバリ(テンリュウ)】

イカメタルゲーム専用ロッドとして人気のブリゲイド トバリは、2024年に新シリーズとしてデビュー。最初にリリースされた3機種はイカメタルゲームの基本を押さえつつ、状況別に使い分けができるラインナップが特徴だ。そこでブリゲイド トバリのオリジナル3モデルを深掘り。ロッド選びを思案中の方は必読です!

●文:ルアマガプラス編集部

ブリゲイド トバリのオリジナル3は現代のイカメタルロッドに欠かせない要素が凝縮

ブリゲイド トバリの前身といえるイカメタル専用ロッドがブリゲイド スクイッドAR。ARはオールラウンドの略で全7機種をラインナップし、幅広いシチュエーション、メソッドに対応できる汎用性を持たせていた。

対して2024年に登場したブリゲイド トバリの第一弾は3機種の少数精鋭。

ブリゲイド トバリ(テンリュウ)

これはイカメタルゲームが進化し、専用ロッドに最適なレングスや調子、パワーが絞り込まれてきたからにほかならない。つまりブリゲイド トバリのオリジナル3は、現代のイカメタルロッドに欠かせない要素が凝縮されているということだ。

マグナフレックス製法による穂先形式などテンリュウ独自のテクノロジーを導入。イカの活性に応じて誘い、目感度や手感度を上げ、繊細なアタリをとらえてかける! のせる! といったイカとの駆け引きが楽しめる。


ブリゲイド トバリ(テンリュウ)の穂先形式、マグナフレックス製法の詳細はこちら

“イカとの駆け引きを楽しむ”。このブリゲイド トバリのコンセプトを追求したオリジナル3それぞれの特徴をみてみよう。

ティップが揺れるようなアタリもとれる! ロングステイ向きの調子に設計

ブリゲイド トバリBT682B-L(テンリュウ)

ベイトモデル、穂先形式 : MF/GT(マグナフレックス/グラスチューブラ)●全長:2.03m●継数:2●調子:レギュラースロー●仕舞寸法:105cm●スッテ:5~25号●オモリ負荷:8~30号●PEライン:0.4~1.0号●本体価格:4万2000円(税抜き)

ケンサキイカ狙いの場合、ステイ(止め)でアタリを待つ時間を長めにとったほうが良いケースがある。そんなときに有効なロッドがブリゲイド トバリBT682B-Lだ。

グラス素材のソフトなチューブラティップと、レギュラースローに曲がる調子が相まって船の揺れを吸収。仕掛けを狙いのレンジ(イカの泳層)にとどめつつ、ロングステイでもスッテの安定姿勢をキープしてイカを誘うことができる。

また、ほかのロッドには出ない違和感のようなアタリを見極められるのも強み。ティップが揺れるようなアタリを目視で感知しやすく、アワせるとヒットすることが多い。

前身のブリゲイドスクイッドAR70B-FLLのコンセプトを引き継ぎ、イカの多点掛けにも対応できるようにバットを強化。ナマリスッテなら5~25号を主体に、オモリグなら8~30号が使いやすい。

ティップのブレの収束の早さは秀逸! 夜の帳の高活性イカを手返し良く狙える!

ブリゲイド トバリBT682B-M(テンリュウ)

ベイトモデル、穂先形式 : MF/CT(マグナフレックス/カーボンチューブラ)●全長:2.03m●継数:2●調子:ファースト●仕舞寸法:105cm●スッテ:8~35号●オモリ負荷:15~40号●PEライン:0.4~1.2号●本体価格:4万3000円(税抜き)

ブリゲイド トバリBT682B-Lとの違いは穂先形式。ティップに低弾性カーボンを搭載している。狙いは、誘い後のティップのブレの収束の早さだ。

活性の高いイカほど、シャクり後のステイで間を置かずにアタックしてくることが多い。誘い→アタリ→ フッキングの一連の動作をスムーズに行う、手返しの良い釣りが有効になる。

そのためにはティップが“ブレない”というのがミソで、ロッドをシャクリ上げてから止めた際にティップのブレをいかに早く収束させ、潮の抵抗を受けて穂先が適度に入り込むかにフォーカス。ステイに入った直後からアタリがとりやすいロッドに仕上げられている。

文字どおり、夜の帳が下りてイカの活性が上がり、スピーディな展開になったときに活躍が期待できるモデル。スッテなら8~35号を主体に扱いやすく、オモリグは15~40号を目安に対応可能だ。

チョイ投げしやすいレングスで明暗の境に潜む大型イカに仕掛けることができる!

ブリゲイド トバリBT642S-M(テンリュウ)

スピニングモデル、穂先形式 : MF/CT(マグナフレックス/カーボンチューブラ)●全長:1.93m●継数:2●調子:ファースト●仕舞寸法:100cm●スッテ:8~35号●オモリ負荷:15~40号●PEライン:0.4~1.0号●本体価格:4万2000円(税抜き)

ティップに低弾性カーボンを採用したスピニングモデルで、チョイ投げで広く探る釣りも想定した機種。船の灯りから少し離れた明暗の境から暗がりに潜む大型イカを狙うには、オモリグをチョイ投げして誘うのが有効な手段となる。

このときに船首や船尾など投げやすい釣り座に着ければ、長めのベイトモデルでも対応できるが、胴の間など両隣との間隔が狭く、水面が近い釣り座の場合は投げるのも一苦労。ブリゲイド トバリBT642S-Mは、一般的なオモリグ向けのロッドに比べやや短めに設定し、釣り座の位置を気にせず容易にチョイ投げがしやすいのが魅力だ。

穂先形式はブリゲイド トバリBT682B-Mと同じMF/CTでティップのブレの収束は早く、積極的に誘ってアタリをとらえてかけにいくスタイルにも向く。

オモリグの15~40号を主体にナマリスッテは8~35号に対応。

喰い渋るイカをロングステイで抱かせるならブリゲイド トバリBT682B-L。活性が高く瞬間的なアタリをかけにいくならブリゲイド トバリBT682B-M。チョイ投げで同船者が狙っていない大型イカにアプローチするならブリゲイド トバリBT642S-Mとオリジナル3機種は、今のイカメタルの主要戦略を幅広くカバー。

攻め方次第でイカメタルゲームの楽しさはいかようにも変わる。ロッドの使い分けを検討中の方もイカメタル入門者もブリゲイド トバリで、イカのとの駆け引きの楽しさとは? を確かめてみよう。

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