
鈴木翔さんのレポートは霞ヶ浦の動画ロケと長門・将監川トーナメントについて。トーナメントはプラ無しで挑むも、ネコリグとフィネスジグストの二刀流で見事好成績。鈴木さんの流石のアジャスト力を見せる結果になりました!
●写真/文:鈴木翔
霞ヶ浦ロケ&長門・将監川トーナメント!
こんにちは! 鈴木翔です。
先日BottomupのYouTube企画『SHOWUP!!霞』の撮影を、霞ヶ浦水系にて行ってきました。
さて、前回の更新の最後にも記した通り、一時は1.25mまで上がった水位が、ロケ前日には1.02mまで水位を落としたことにより、下見はほぼ意味をなさず…。
水位低下はもちろん、閉鎖的な水域ではスポーニングも本格化し始めて、気難しいタイミング…。下見では手応えのあった霞ヶ浦や北浦本湖ウィンディーサイドでのフィーディングフィッシュ狙いも不発に終わったことからも、季節の進行を感じられました。
結果的には、行く予定のなかった閉鎖水域での釣果でしたが、”風を避けて陽当たりの良いエリア”が辿り着いた答えの1つ。
めまぐるしく変化する”春”という季節感に、どうアジャストしていくのか!? その過程はお見せできたかと思いますので、公開をお楽しみに!
そして、長門川・将監川にて開催された『West Boat Cup』に参戦!
バスを釣ったらスマホで撮影し、LINEで送信。自動返信されるフォーマットに、自己申告サイズやヒットルアーを記入するデジタルウエイイン方式。帰着後、10分ほどで表彰式というスピード感は、他の大会でも無いのでは!?
キーパーサイズ(キープはしませんが…)30センチ、リミット本数は無制限。サイズに応じたポイントが付与され、その合計ポイントを競います。30センチを5本釣っても、50センチ1本釣った人のほうが上位に…といった感じなので、ただ本数を釣るのではなく、優勝に絡むにはグッドサイズを混ぜる必要があります。
ぶっつけ本番、それでも状況にしっかりアジャスト!
今回はブッツケ本番だったので、将監川に絞って釣り込みました。今年からグループ別のフライト順になったのですが、Iグループを引いてしまいラスト…。 しかし、こうなる可能性も見越し、エレキのペラを2枚よりスピードの速い3枚(キパワプロップ)に変えてきた効果あってか!? 最終フライトながら本命ポイント(将監川の最上流)に入れました!
杭に絡んだナガエツルノゲイトウをブレーバーⅡ(1.8gスナッグレスネコ)で撃つと…
いきなり48cmのキッカー!
この1本が、すでに何度か産み終えたメスだったこと。そして、ここ数日は低水位続きだったことから、”水深のある縦スト”を意識してエリアを選びまわりました。
沖に張り出したブッシュの先端に吊るした同リグに、良い手応えのアタリがあるも一瞬掛かってバレたので、ネイルシンカー1.8g→1.3gへ変え、周囲を探り直すと…
ジャストキーパー!
昼前の流れが効き始めたタイミングは、1番最初にその影響を受けるボトルネックへ。ジグヘッドワッキーで1バイト得るも乗らず…コスモ1.8g+ギミー2.4inのフィネスジグストに変え、ボトムちょい上をフワフワさせて46cmのナイスサイズを追加!
といった展開で、結果は4位。昨年は最終戦で外してしまい年間優勝を逃したので、今年は獲りにいきます!
アングラープロフィール
鈴木翔(すずき・しょう)
2000(平成12年)11月19日生まれ、24歳。香川県出身、茨城県在住。高度な釣りのスキルとルアーに対する確かな選球眼を持ち、その実力は川村光大郎さんも認めるところ。ボトムアップスタッフ、バリバスフィールドテスター。