
イヨケンこと伊豫部健さん率いる個性派ルアーメーカー「10FTU(テンフィートアンダー」。フィールドテスターである中山太喜さんのレポート「TAIKI’s★SE9RET」で、待望の新製品“HBモンロー”について語ってもらった。使い方やオススメセッティングも公開しているぞ!
●写真/文:中山太喜
10FTUの新製品!
こんにちは!10FTUフィールドテスターの中山太喜です!
まず、3月上旬の雨の日にキャッチしたHBバブゥフィッシュ。減水もあったため、バンクから少し離れた沖目のところにあるストラクチャー横を、ゆっくりトレースして喰わせた痺れる一発でした!
減水すると、やっぱり沖のストラクチャーにバスが付き、釣れる確率も高まりますね!春はゆっくり引くことができて、ボリュームのあるスイムベイトはかなり好まれます!
究極のデッドスロースイムベイト“HBモンロー”
10FTUの定番おすすめスイムベイトがHBバブゥです!今年は、このHBバブゥに続いて更に魅力のあるスイムベイトが10FTUから発売となります。
その名も「HBモンロー」です!
ラインスルーシステムによってフックの自重のみがウェイトバランスとなる、究極のデッドスロースイムベイトです。
HBモンローのラインスルーシステムは、ヘッドから腹部にかけて、ボディ内部にチューブを差し込み、そのチューブにラインを通し、トレブルフックを装着するセッティング方法です。装着するフックのサイズは、トレブルフックの#1~#2/0がおすすめ!
これにより、スイムベイトのアクションを最大限に活かせるのと、よりゆっくりとルアーをトレースすることができます。バスを掛けてからもフックがルアーボディに固定されていないので、バラシの軽減にも繋がります。
フックサイズひとつでトレーススピードが変わってくるので、少し下のレンジを引きたいときは大き目の#2/0あたりを。表層付近を泳がせたり、比較的水深が浅いところで使うときは#1あたりを使うイメージですね。状況に応じてフックサイズでウエイトの微調整をしていく感じです!
発売直前ということもあって、ここ最近コイツを使い込んでみましたが、デッドスローに巻けることによってのバイト数がかなり獲れています。使い方で重要なことは、「ラインを張りすぎず、たるませながら巻く」ということです。ラインを張らずにリールを巻いてもちゃんと動くのが最大の強み。このデッドスロースピードでストラクチャーの横をタイトに通したりすると、バスはたまらず口を使う…そんなイメージでした。
また小ワザ系では、HBバブゥと同様にトゥイッチもできるため、その誘いでのバイトも面白かったです!HBバブゥは、左右に飛ぶようなアクションだったのに対し、HBモンローは、ヒラ打つようなアクションが出せます。よりリアルな柔らかいアクションですね。
ということで、HBバブゥとの使い分けとしては「濁りの度合い」で区別しましょう。
HBバブゥはテールの振りがしっかりしているので、濁った中からでもバスを引っ張ってくるイメージです。
HBモンローはスポットにいるバスに対して喰わせるというイメージです。とても柔らかいアクションなので、クリアアップした時にもナチュラルに演出できます。
新たに加わったスイムベイトHBモンローは、HBバブゥに続いて最高なスイムベイトです!
春はもちろん、スローに誘っていきたい時やクリアアップした時に超オススメ。是非、使って試していただければと思います!
新たな強力パートナーを携えて
3月下旬くらいまでは、まだ展開としては少しスローなスイムベイトの釣りが強いのですが、もう少し季節が進むと早い動きのルアー、アディ&コアディのブレーデッドジグであったり、ポーボーイなどのワイヤーベイト系も強くなってきます。
そして、バンク際もかなりアツくなってきます!カバーやストラクチャー周り…大江川ですと、数多くみられるワンドやハードボトムエリアがいいですね。ロングキャストでアプローチしていくよりも、ショートキャストで手数を上げて探ることがキモとなっていきます。皆さんも、是非、巻きまくって春の釣りを楽しんください!
ではまた!
タックルデータ
●ロッド:ブラストバーンMONDORI(10FTU)
●リール:バンタム・ノーマルギア(シマノ)
●ライン:FCスナイパー20ポンド(サンライン)
●ルアー:HBバブゥ・タイプ2&HBモンロー(10FTU)
中山太喜(なかやま・たいき)
大江川をホームにしている10FTU(テンフィートアンダー)のフィールドスタッフ。イヨケン譲りのパワーゲームを得意とし、釣果を生み出す注目の若手アングラー。