ダートパニックが榛名湖で炸裂!メーカースタッフが最強に釣れるというルアーの威力とは?

H-1グランプリで優勝するなど、アングラーとして高い実績を持ちながら、釣り具メーカーのティムコで社員として働く大津清彰さんが、リアルタイムな情報を発信する「バス釣り真相解明」。今回は榛名湖の釣行レポート。ダートパニックの威力がバスの大群に炸裂します!

●文:ルアマガプラス編集部

榛名湖にバスの群れ!反応の良かったルアーは?

今回は榛名湖へ行ってきました。

榛名湖

久しぶりなのでよくわからない状況。まずは湖を一周してみました。水温は7℃程度ですが、シャローにビッグバスが多数見えます!ただ、かなり臆病で近づくとすぐ逃げる・・・。バスは単体でもいるし、群れでもいる。

群れに関しては3~5匹程度でおり、主にオーバーハングの下や倒木の付近にいます。主に県道下あたりですね。まぁ結局のところ、このバスたちはなかなか口を使いません。色々投げましたが、ビッグベイトには反応良好

また、たまにいるシャローの岩陰に隠れている単発バスに関してはライオットブレードの落とし込みで反応は良かったですが、口を使わせることはできず。時期的なタイミングなのかこの日が良くなかったのか、瀕死のワカサギ表層パターンは見られませんでした。また、浮いているワカサギも一匹も見つけられず。

ワカサギ

ただ、産卵は始まっていて、シャローにはワカサギは多数いますね。瀕死のワカサギパターンが始まるのはもう少し先になるかも。

魚の大群?!

ということで、湖を一周して大まかな状況を掴みました。ここまで肉眼で見ていたので水中の様子はよくわからなかったのですが、ボート屋さんに聞いたところ「小型のバスの群れが沖にいるよ」とのことだったので探してみると・・・。

謎の魚の群れ

なんか群れがいる・・・多分数は300匹程度の群れ。なんかバスっぽい?そこでダートパニック1.5gを投入すると魚種判明

ダートパニックにて

何とバスでした。湖を半周しましたが、こういった群れがいくつも形成されており、私が見た感じ3000~5000匹はいると思いました。ライブスコープを導入して以来、様々なフィールドにいきましたがここまでバスが多い湖は初体験。

榛名湖のタイミング的に群れが形成されやすいのかもしれませんが、間違いなく関東で一番バスが多いフィールドだと思いました。シャローにビッグフィッシュ、30cm前後の群れは2~7mに存在、そんな感じの状況ですね。意外と群れの移動も激しいので、おかっぱりで立ちこんで同じ場所に投げていてもかなり可能性が高いでしょう。

時期も進み、ウィードがしっかり生えてくればウィードがらみでも岸からかなり釣れるのではないでしょうか?久しぶりにこんな群れを見たので、今回はロッドとルアーの数釣りテストを行いました。

特にルアーのフックの位置関係はたくさん釣ってみないとわかりません。以前ライオットブレードを開発したときもフックの位置とリングの有無、フックサイズは数百釣って検証しました。

ワインド無双

既存品でもいろいろ釣りましたが、私の感覚としてはダートパニックが最強に釣れると思いますね。ダートに狂ったように反応してくる!結局、リンキンシャッドのスイベルキャロ、レヴァリエミノー55MRを駆使し、50~60匹釣ったのではないでしょうか?小さいとはいえサイズは平均30cm、しかもワカサギ食いで太っているので良く引く!その昔、琵琶湖の彦根でマメ爆釣したことがありましたが、久しぶりに良く釣りました~。

大変よく釣れました。

タックル

ロッド: フェンウィック プロトスピニング各種
リール: ヴァンキッシュ2500S
ライン: エックスブレイド フィネスシャングリラ0.4号+LDLフロロ1.25号
ルアー:ダートパニック1.5g

ロッド: フェンウィック プロトスピニング各種
リール:エアリティ
ライン: エックスブレイド フィネスシャングリラ0.4号+LDLフロロ1.25号
ルアー:リンキンシャッド3のスイベルキャロ

大津清彰(おおつ・きよあき)

老舗ティムコにてルアー・ロッド開発から各種広報まで担当するマルチプレイヤー。生み出したいくつもの製品がバスフィッシング業界に多大な影響をもたらす大注目の奇才アングラー。

※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。