
全国のバスフィールドを飛び回る川村光大郎さん。今回は、前回に引き続き次回作ロッド開発の進捗報告と、爆釣ルアーのスクーパーフロッグ新色のテスト状況をお伝え。サンプル時点でも良い実績を残しているそうで…。
●文:ルアマガプラス編集部
次回作ロッドの開発進捗報告。
前回に引き続き、三島湖へ釣行しました。前回の釣行ではシンプルなカバー撃ちでバイトが頻発しましたが…。
今回はロッドテストにて、3モデルのテーパー確認と、1モデルの仕様違いの比較。よって、釣りはそれぞれのロッド次第でもありましたが、バスからの反応はライトリグに偏りました。
三島湖はスポーニングの旬に入っており、ベッドを守るオスの姿が所々に。スポーニングには関係のない小型も多く見られ魚影の濃さを感じる一方、45アップを目撃することはなく・・・見える魚を相手にしていると、サイズは望めないのが明らか。実際、いいサイズが食ってきたのは、岸から少し離れたブレイクにオーバーハングが絡むシチュエーションでした。
スクーパーフロッグのダウンショットリグ(3.5g)で中層をソフトにスト誘いしている時に食ってきた46cmが最大で、他にもグッドサイズはこの釣法でしたね!
小さなベイトかつ中層で移動距離を抑えて誘うのに、エラストマー素材&水を掴む形状は一つの正解だったかと思います。
一方で、前に良く釣れたカバー撃ちはイマイチ。よりスポーニングモードが強まったことでシェードに固執しなくなったことと、食欲が薄れている印象を受けました。
こちらは、ブレーバーⅡを少し短くカットしてのリーダーレスダウンショットで2キャッチのみ。それでも2ケタ釣果は達成。全体的にも釣れていますが、やはりライトリグの釣果が優勢でしたね。今回はロッドテスト優先でしたが、次回はサイズ狙いに挑みたいところです。
スクーパーフロッグの新色もテスト中!
また、今回スクーパーフロッグの新色(3色)のサンプルを投入したのですが、ツートンカラーの2色がフォール中もスト誘いしているときも見え方が素晴らしくイイ!グリパンチャートと、スクーパーダディ&マグナムのイベント限定カラーだったブルフロッグ。
ブルフロッグはスクーパーダディ&マグナムで最も好きなカラーで、良く釣れることからオリジナルサイズにも採用しました。カエルにも小魚にも見える色合いが釣れる理由なのか!? この日も最大魚含め、最も釣れました。
グリパンチャートもスクーパーフロッグのレッグアクションと好相性で、チラチラとした色調変化が鮮烈に出るのでアピール力に特化します。
もう1色のシナモンブルー&ペッパーは、KUWASE SHRIMPというカラーの背中の色を単色で欲しく。かつては “霞スペシャル” なんて言われた、シナモンにブルーやグリーンのフレークが入ったカラーは、霞水系のみならずバスが好む実績色です。それぞれ6月上旬にリリース予定ですので、ぜひお試しいただきたいです!
アングラープロフィール
川村光大郎(かわむら・こうたろう)
陸王5冠、バサーオカッパリオールスタークラシック3度制覇など、その実力が証明されている岸釣りの天才アングラー。ボートでの釣りも高いスキルを持つ。代表を務めるボトムアップでは、数々の傑作ルアーを設計。
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