ちょい太ロング、どう使う?「シリコンチューブ&縦挿し」濁った場所で威力は抜群。ハイプレエリアでも驚きのビッグバス率

佐々木勝也さんの霞ヶ浦釣行のレポート。今回は9インチのロングワーム、ネコストレートロングが炸裂! フックセッティングもこだわりがあるので、ぜひ参考にして使ってみよう!

●写真/文:佐々木勝也

ネコストレート炸裂で40アップが連続ヒット!

皆さんこんにちは! 佐々木勝也です。

連休は家に篭ってハードルアー作りをしていました。既存のとあるダイワルアーを魔改造して、これまでにないジャンルのトップウォーターをお試しで作ったところ…釣れそう! トップの時季になったら早速魚の反応を見てみたいと思います。

さて、最近のカスミはこの時季としてはかなり良い霞ヶ浦だったと思います。先日の釣行、前日に大雨が降り、本湖や流入河川どこも中々にカフェオレと化してました。雨による水の濁りと代掻きが混ざったような感じですね。

各所を回っていると、支流エリアで濁ってはいるものの、ほんの少し濁りが薄らいでいる場所があり、そこにエントリー。まだロングワームの季節感としては早めではあるのですが、いち早くアフターになったサイズの良い個体だけを狙い撃ちできるチャンスでもあるので、ネコストレートロングのノーシンカーワッキーで攻めていきます。

基本ロングワーム系は護岸などの壁を使って食わすのが、よりバイトさせるためのポイントなので、壁際へキャスト→数回トゥイッチで逃し→フォールで探ると、スキニーですがアフターの40UPがヒット!

直後、歩いていると濁りの中でうっすら見えるバスを発見し、アプローチするとまたまたヒットで連発! 今度はサイズUPで45UPをキャッチです!!

個性的なフォルムの子だったので、分かったのですが、この子は3月にも釣ったことのある個体でした。この環境が好きで支流に居ついているのでしょうね。ちなみにこの子はめちゃくちゃ引きました。

ちょい太だから濁った水域で超効果的!

ネコストロングはカスミだと濁った流入河川では滅法強く、威力は抜群です。重量もあるので、LクラスやMLクラスのロッドでは、離れた位置にもアプローチしやすいところもポイント。細身のロングワームより、ちょい太いというところにはこういった意味があります。ちなみにフックセットはマストなシリコンチューブを付けた上で、個人的には縦刺しでの使用がおすすめ!

一般的にノーシンカーワッキーは横刺しが一般的かもしれませんが、縦刺しのほうが流れの中でもアクション時の姿勢が安定&トゥイッチした時にUの字にしやすく、逃がした時のアクション強弱も付けやすいと感じています。

今回、片方が45近い個体、もう片方は45UPと良いサイズでまとめられているのには理由があり、季節感の早いスポット、アフター以降の魚が好む釣りをしているのがポイントのひとつです。

現在のカスミは完全なプリはおらずで、いても半プリ、まだミッドスポーンの魚もいればアフターの魚もいるみたいなフィールド状況です。今もっとも季節が進行している魚はアフターなわけなので、アフターの魚を狙いにかかれば必然的にサイズがよくなり、アベレージは45前後でまとめることも可能です。

ただ、現時点でアフターの魚は少数派なので、お世辞にも数は釣れませんし、アフターの魚がいそうなシチュエーション、釣り方で狙うとバイトも超少ないです(笑)。ですが、僕の場合はバイトが少なくても良いので、基本的にカスミでも最低40UP、45クラスでまとめるということを日頃意識しているので、バイトが少ない代わりに基本サイズが良い個体を狙っています。

クアッドフォーゼのシュリンプモード、3本オール40UP!

そして別日。この日は予定の合間にチョイ投げでした。

代掻き+雨濁りから回復し、水質が良くなった流入河川でプロトのクアッドフォーゼのシュリンプモード! これまたコンディションの良い40UPでした。

さらに別日もクアッドフォーゼのシュリンプモードで、45UP頭にオール40UPで3本キャッチ! 本湖、流入河川の両方でキャッチしました。使い方はまさにシュリンピードと一緒で高速トゥイッチ&フォール。本湖もかなり数は少ないですが、アフターの魚がショアラインをふらふらしはじめています。

まだ本格的なエビパターンは開幕していないのですが、パターン開幕前でもこの威力。エビパターンのタイミングでクアッドフォーゼがどれだけ威力を発揮するか?楽しみです!

それでは今週はこの辺で・・・また来週お会いしましょう!

佐々木勝也(ささき・かつや)

茨城県・霞ヶ浦水系で圧倒的な釣果を上げ続けているスーパーロコアングラー。全国のフィールドにも積極的に足を運んで武者修行を怠らない。最近は房総リザーバーでのレンタルボート釣行にも力を入れている。

※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。