「状況にバラつきがありすぎる」2025年のカスミ水系はスポーニングが長引きすぎている…。そんなこの時期、釣れる水門の見分け方とは?

佐々木勝也さんによる霞ヶ浦と三島湖のレポート。6月でもカスミ水系ではスポーニングベッドがあり、この時期としては異例。例年よりも季節の進行は遅いようです。

●写真/文:佐々木勝也

海を超えて期待大の新製品・クアッドフォーゼ!

皆さんこんにちは! 佐々木 勝也です。 

先日は中国のダイワの撮影でカスミと三島湖で、クアッドフォーゼの実釣解説動画の撮影でした。 

ありがたいことにクアッドフォーゼが中国でも販売されるとのことで、撮影に行ってきました。水中でのアクション動画や細かな解説等も一緒に撮影するため、実質釣りができる時間は非常に短いので、釣りをする側としてはちょっと難しい撮影ではあるのですが、その条件下では良い釣りができたのではないかと思います。カスミではシュリンプモードをメインにした撮影で流入河川と本湖それぞれで40UPをキャッチ!

かなり減水したタイミングではあったのですが、それでも流入河川の最上流部に魚がおり、ちょっと驚きでした。 

カスミの撮影の翌日は三島湖! 

雨が降りましたが、雨量も少なめ、川に濁りが入るほどではなく、むしろ魚のテンションちょっと低めな感じでした。もちろんクアッドフォーゼオンリーの撮影で、 最大は47センチで7本ほどキャッチ! クアッドフォーゼのノーマルモード、2.6g〜3.6gモリケンリグでキャッチしました!

崩落にアプローチしたり、ウッドチップの隙間に打ち込んで中層でふわふわさせたりというアプローチでした。ウッドチップへのアプローチはパワーフィネスタックルで行うのですが、食うと一気に引き込まれるようなバイトなので、非常に面白い釣りです。 

残念ながらギルネストを見かけない日に行ってしまったので、デカいバスとの出会いはありませんでしたが、楽しい釣行でした。ちなみに日本向けの実釣動画の撮影も後日撮影予定です。 

大事なのは流れの有無、釣れる水門には条件がある!

別日はプライベートでは久しぶりのカスミ1日釣行! 

せっかく1日釣りができるので、釣果は度外視で霞ヶ浦本湖と北浦本湖を1周しつつ釣行しました。短時間釣行だとなかなか全域の様子が見れないので、全域の把握はできません。グルッと1周するとおおまかな様子を把握できる反面、皆さんご存知の通り移動時間がとんでもなくかかる湖なので、なかなかに大変ですが(笑)。 

びっくりしたのが、スポーニングベッドがあったことやペアリングしているバスがいたことでした。この時期のカスミにネストがあったケースはあまりなく、余程今年のスポーニングは長引いているのだなと感じました。閉鎖水域等は状況は異なりますが、本湖系は相当にバスの状況がばらついていますね。 

1周回るの優先ではありましたが、『これは釣れそう!』というスポットでは数キャストしてみたところ、霞ヶ浦本湖の水門と北浦本湖の水門でそれぞれ1本ずつ40UPをキャッチ。クアッドフォーゼのノーマルモードの3.5gダウンショット(リーダー20センチくらい)でキャッチでした。 

ちなみに水門というのは霞ヶ浦に数あるポイントのひとつだとは思いますが、雨後に流れる水門や後ろに水路などがあり、そことつながっている水門等はエビなどのこの時期のバスのメインベイトの数が多いので、良い水門の条件を満たしています。

水門を闇雲にランガンするのもひとつの手ではありますが、効率良く釣果をUPさせるためには、良い水門をある程度選別して回っていくととが重要です。近々カスミに行かれる方は参考にしてみてください。 

キャスティング新大宮バイパス店様での「ジャンボリBASS」イベントにも参加。

OSPさんの北田君やオカショーとトークショーもさせていただきました!  イベントに良く来てくださる方や、初めてお会いする方ともお話でき、非常にありがたい機会でした! 今後も定期的に開催するとのことで、また開催される機会を僕も楽しみしています。 

それでは今回はこの辺で・・・また次回お会いしましょう!

佐々木勝也(ささき・かつや)

茨城県・霞ヶ浦水系で圧倒的な釣果を上げ続けているスーパーロコアングラー。全国のフィールドにも積極的に足を運んで武者修行を怠らない。最近は房総リザーバーでのレンタルボート釣行にも力を入れている。

※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。