
佐々木勝也さんの週刊レポート。佐々木さん監修のソフトベイト、クアッドフォーゼのいろいろな使い方を紹介! パーツをカットしていくことで、様々な形態に変化していくのがこのワームのすごいところです!
●写真/文:佐々木勝也
風を避けたエリア選択でグッドサイズキャッチ!
皆さんこんにちは。佐々木 勝也です。
カスミと戸面原ダムで釣行について。
まずはカスミ、ド日中の短時間釣行。霞ヶ浦本湖の水門ではクアッドフォーゼのノーマルモードの3.5gダウンショット(リーダー20センチくらい)で、45あるなしの1本をキャッチ!
シートパイール水門が上手く風をブロックしており、水門内が落ち着いており、うっすらと群れでスクールしているバスが目視できました。その中の1匹の一番小さいのが食ってくれたのですが、それでも45クラスですから、一番デカイのは50クラスだったのでしょうね。
ただ、前日のゲリラ豪雨に近い大雨で水位が上がった割に全く魚がシャローにおらず、流入河川ではバスも全く見えずと『状況は良くなさそう』という印象を受けました。ゲリラ豪雨系の雨は水中の酸素量を下げてしまうケースがあるため、水中の酸素量が不足していたのかもしれません。
ちなみにクアッドフォーゼのノーマルモードというのはこういった形態です。
パッケージから開けた状態が「ハイアピールモード」というモードなのですが、そこからサイドテールをカットした状態がこの「ノーマルモード」です。まず「ノーマルモード」と「シュリンプモード」が基本的なモードで、発売後はまずこちらからお試しください。さまざまなリグへの汎用性の高いモードなので扱いやすいモードですよ!
爆風が吹いてもクアッドフォーゼ大炸裂!
そして翌日はカスミでクアッドフォーゼの実釣解説動画の撮影でした。
前日の短時間釣行から状況は良くないことはわかっていたので、シビアな状況になりそうだなと感じながら釣行スタート。朝一は何もなかったものの、日が高くなってからは本湖の水の良いエリアでサイト展開。クアッドフォーゼの「シュリンプモード」でギリギリ40ないくらいのを1本。
しかしその後猛烈な爆風が吹き始めます。
流入河川等もあらかた見たものの、バスが見えた場所は1箇所だけで、その見えたバスもポカーンと浮いているだけとかなりテンションは低めで食わせきれず。逆に爆風だからこそ活きる場所へということで、風向き的に風をブロックするシートパイル水門をランガンしていくことに。
周辺はかなり荒れて白波が立ちまくっているスポットの中で一ヶ所だけ波をブロックするシートパイル水門に入り、クアッドフォーゼの3.5gのダウンショットで1投目でヒット! ナイスな45クラスでした!!
体型やファイト時の引きから分かるのですが、この系統の魚は普段は岸にあまり居ないタイプの魚です。沖に浚渫があるエリアだったので、恐らく沖があまりに荒れたため、一時的にフィーディングとエスケープを兼ねて岸よりの水門内に突っ込んできたのかな?と思います。
流石に水門内もウネリは入っていたのですが、クアッドフォーゼは小粒でも強烈水押し&水噛みなので、しっかりとバスが気づいてくれて、キャッチにつながりました。
現在ジャークベイトもテスト中です!
その翌日はダイワのジャークベイト縛りの動画ロケで、久しぶりかつ人生2回目の戸面原ダムへ!!
以前は大減水している真冬に来たことがあっただけでしたので、満水の姿は初めて見ました。そのため、人生初のフィールドで釣りをするようなワクワク感があり、楽しかったです。
まだ発売はもうちょい先のジャークベイトなのですが、個人的に興味深いと感じるギミックが備わっており、どのくらい釣れるのか?と期待しつつ撮影に臨みましたが、時季的にはジャークベイトに向いている時季ではないので、果たしてハマるのか?という心配をよそに、よく釣れてくれました。結果としては7〜8本キャッチして40UPは3本ほど!
ジャークベイト縛りでこれだけ釣れてくれれば非常に楽しい! どういったジャークベイトなのか等詳細はまだまだ明かせないのですが、僕も秋などのジャークベイトシーズンに使い込むのが非常に楽しみになりました。
ちなみに今回、戸面原での立ち回りとしは本湖、流入河川ともにある程度インサイド系のスポットやフラットエリアに絞り込んで立ち回ったのが良かったかなと感じます。川のインサイドスポットではチギルにボイルしていたり、たまにワカサギが回遊した際にボイルしていたりと良いタイミングで良いスポットを回れたかなと感じています。
アフタースポーンの魚が居ることや、この時期はギルネストがあることも考えると経験や事前情報のないリザーバーでもある程度場所を絞った立ち回りができるので、よろしければ参考にしてみて下さい!
状況回復でバスはウキウキモード!
そして木曜日のカスミは業務の前に朝練だけ!
先日の実釣解説動画撮影時のシビアさが嘘のように、霞ヶ浦本湖の魚等はウキウキモードでした! 水位はもう減水傾向になっていたのですが、恐らく水中の酸素量が回復したため、バス達も動けるようになったからかな?と推察しています。
本湖の砂浜エリアにあるシートパイル水門では見えたバスにクアッドフォーゼの「シュリンプモード」をアプローチし、いきなり48センチ!
見えているバスから少し離した位置にアプローチし、細かなシェイクをしながらI字引き→バスが反応したらトゥイッチで逃がしで食わせました。ちなみにシュリンプモードとはこんな形態です。
このサイズ感ながらトゥイッチや高速トゥイッチ等した際の存在感は強烈で、一気に水を噛みながら押してくれます。シュリンプモードというネーミングの通り、エビ食いには滅法強いモードです。その後はドシャローエリアにクランポを投げてナイスな40UPをキャッチ!!
ベイトタックルで動かしにくいと感じている方にはスピニングのPEタックルを使用するのもおすすめです。ベイトよりも恐らく簡単に良いアクションが出せると思います。
その後さらにクアッドフォーゼでもう1本キャッチし、朝練だけで3本と好調なカスミになりました。
土曜日も朝の数時間だけですがカスミで釣行できましたが、好調は継続で短時間で2本キャッチ。
流入河川の水門付近のカバーにクアッドフォーゼの「ハーフカットモード」の3.5gモリケンリグを吊るしてロングシェイクしてみたところ、筋肉質な45UPをキャッチ!! ちなみに「ハーフカットモード」はこんな感じの形態です。
シェイク中はシリコンラバー含めクロスリーフテールとサイドテールが動き続け、視覚的にバスに魅せ続けるモードです。ちなみに腕の僅かな震えだけでも、各テールが動いてくれるほどハイレスポンスなアクションをしてくれます。
クアッドフォーゼの発売は9月予定のため、もう少しお待たせしてしまいすが、発売まで期待してお待ち頂ければ嬉しいです!
それでは今回はこの辺で・・・また次回お会いしましょう!!
佐々木勝也(ささき・かつや)
茨城県・霞ヶ浦水系で圧倒的な釣果を上げ続けているスーパーロコアングラー。全国のフィールドにも積極的に足を運んで武者修行を怠らない。最近は房総リザーバーでのレンタルボート釣行にも力を入れている。
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
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