
●文/写真:釜石佑哉
オーストラリアのイカ釣り事情
こんにちは!ツララフィールドスタッフの釜石佑哉(かまちゃん)です! 今回の「シドニー釣行記」第3弾では、オーストラリアでも人気のターゲット「アオリイカ」についてご紹介します!
シドニーをはじめとするNSW(ニューサウスウェールズ州)の沿岸部では、秋から初冬(4月〜7月)にかけてがアオリイカのベストシーズン。ちなみにオーストラリアは南半球に位置するため、日本とは季節が真逆です。
磯や堤防、ロックプールなどからも狙えるため、日本のエギングに非常に近いスタイルで楽しめます。
釣れるイカはアオリイカを中心に、ヤリイカ系やコウイカも混じります。中には3kgを超えるモンスターサイズがシドニー湾で釣れることもあるとか…!
使用タックルと初めてのエギング体験
今回使用したタックルはこちら!
•ロッド:TULALA Portamento 200S / MMA United 83M
•エギ:3.5号
•ライン:PE0.8号 + フロロリーダー16lb
実は僕、エギング未経験でした。日本にいる時も一度もやったことがなく、シドニーに来てからが“人生初エギング”。しゃくり方も分からず、どこにイカがいるのかも知らないまま、とりあえずロックエリアをランガンしていると…。
ズンッ!と明確な重み!突然訪れたヒットに動揺しながらも、なんとかやり取り。ドラグ設定もよく分からないまま超ユルユルで挑み、水面で見えたのは…なんと予想以上のデカさ!
タモもなく、引き抜けるサイズでもなかったため、震える手でハンドランディング。記念すべき人生初のイカを無事キャッチできました!
その後も潮のタイミングに恵まれ、1日で3杯以上をキャッチ。潮とポイントが合えば、数釣りも狙える魚影の濃さに驚かされました。
ちなみに今回使ったロッドはすべてパックロッド。専用エギングタックルは持っていなかったのですが、汎用性の高いツララのロッドたちが大活躍してくれました。
オーストラリアで釣れたアオリイカの調理と味は?
釣ったイカはすぐに処理し、今回は「刺身」「イカ焼き」「パエリア」にチャレンジ! 刺身は身が厚く、ねっとりとした甘み。久しぶりに食べたイカは本当に美味しかった!
オーストラリアでは滅多に食べれられないイカの刺身
イカ焼きは塩、醤油、バターで。ぷりぷりの歯ごたえと旨みがたまりません…!パエリアはイカの出汁がご飯に染みて最高でした!
さらに、3日間熟成させた刺身は、甘みが凝縮されてさらに絶品に!ちなみに、シドニーのスーパーでは新鮮なイカがなかなか手に入らないため、自分で釣ったイカは本当に貴重なごちそうです。
イカ釣りの注意点とライセンス
NSW州でイカを釣る際は以下のレギュレーションにご注意ください!
•サイズ規定:アオリイカに明確な制限はありませんが、資源保護の観点から20cm以上を目安にキープがオススメ。
•所持制限:1人あたり最大20杯まで(種によって異なる場合あり)
また、釣りをするにはRecreational Fishing License(レクリエーション・フィッシング・ライセンス)が必要です。オンラインで事前に取得をお忘れなく!詳しくはシドニー釣行記第1弾に掲載されてます。
エギング未経験でも釣れるシドニーの海
Tailorに続いて、今回も手軽に釣れて、食べて美味しい最高のターゲットに出会えました。初めてのエギングでしたが、魚影の濃さとツララロッドの対応力に支えられて、しっかり釣果を出すことができました。
シドニーの海には、まだまだ日本とは違う魅力が詰まっています。旅行中・ワーホリ中のアングラーの皆さんにも、現地でのエギングは超おすすめです!
釜石佑哉(かまいし・ゆうや)
トラベルナースとして働き、日本各地を釣り歩くエクストリームアングラー。現在はオーストラリアへ看護留学をしながら、合間で釣りをする日々を過ごす。ツララフィールドスタッフ。
※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
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