【イベントで全国行脚】密かに話題沸騰中のあのエリアにも参上。『キビレキャッチの北限更新!』[もりぞー的アーバンチニング]

●写真・文:もりぞー

異例の梅雨明けとなった今年の6月

ルアマガ+をご覧になっている皆さま。ダイワフィールドテスターとして大阪の淀川をホームに活動中のチニング伝道師”もりぞー”こと森浩平です。

2025年6月27日、近畿地方が観測史上最も早く梅雨明けを迎えました。今年は1951年以降の統計史上最も早い梅雨明けとなり、「6月中の梅雨明け」は今回が初めての記録だそうです。梅雨期間はわずか18日間と、例年(約43日)と比較して圧倒的に短く、これも歴史に残る記録とのこと。

また、同日には九州南部・九州北部(山口県含む)・中国・四国地方でも一斉に梅雨明けが発表。平年より約3週間早いこの梅雨明けに加え、長らく続いていた黒潮大蛇行が終息したことも重なり、今後のソルトルアーフィッシングシーンにどのような影響が現れるのか、非常に興味深いところです。

ひとまずは、暑すぎる夏と渇水が心配ですね…。

シルバーウルフ チニングファンミーティング in 天草、中止

ダイワ初の試みとして楽しみにしていた「シルバーウルフ チニングファンミーティング in 天草」ですが、残念ながら雨天のため中止となってしまいました…。自分自身も本当に楽しみにしていただけに、悔しくてたまりません。

以前の天草での釣果。

募集開始からわずか2日たらずで定員に達し、急きょ参加枠を拡大したほどの反響ぶり。地元・熊本はもちろん、福岡、宮崎、東京、広島、香川など遠方からのご応募も多く、あらためてチニング熱の高まりを感じました。

今回は開催できませんでしたが、必ず再企画します! また皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!

フィッシング遊 豊橋店でシルバーウルフイベント開催

愛知県豊橋市にあるフィッシング遊 豊橋店で、シルバーウルフチニング展示即売会が5月24日に開催されました。浜名湖に近い立地もあり、チニングを楽しまれているお客様が多数ご来場くださり、大いに盛り上がりました!

フィッシング遊 豊橋店でのイベントポスター。

店員さんをはじめ、地元アングラーの皆さんからは、リアルな浜名湖の釣況や傾向についても教えていただき、大変有意義な時間に。特に印象的だったのは、フリーリグやトップだけでなく、小型シンキングペンシルを使ったチヌ&シーバス攻略への注力。

ナイトゲームでのマイクロベイトやバチパターン時に、シンペンで狙うスタイルで、大阪など他地域でも同様のアプローチは見られますが、チヌはあくまで“外道”という扱いが多い印象。その点、浜名湖周辺ではチヌも本命ターゲットとしてしっかり狙われていて、地域ならではの独自性とチヌ愛を感じました。

ちなみに現在開発中の「S字威50S(通称:M字威)」も、こうしたマイクロベイト・クルクルバチの状況にぴったりハマるルアーですので、ぜひ発売の際はローテーションに加えてみてください。

また、地元のみならず、名古屋や知多半島といった遠方からも足を運んでくださる方がいらっしゃり、感謝の気持ちでいっぱいです。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!

月下美人 S字威40S

イベント 前入りで浜名湖チニング!

イベント前日は、浜名湖でボートチニング!

『THEフィッシング』など数々の撮影でもお世話になっている、浜名湖のエキスパート “こんてー” さんにボートを出していただきました。

今春発売のアイテムが大活躍!

シルバーウルフ ラフトリック70F

ちょうど曇天ローライトというチヌトップ日和のコンディションで、予感的中。ラフトリック70Fで連発! フリーリグもアーバンホグやアーバンシュリンプでいいテンポに釣れ、最後はアーバンツイスターでBIGなおチヌ様をキャッチ! 2人で楽しい釣りができました。

ラフトリック70Fは飛行姿勢が非常に安定しており、ボートから距離をとった状態でも牡蠣瀬の向こう側へしっかりアプローチ可能なクラス最高レベルの飛距離を発揮。ショアからのアプローチだけでなく、浜名湖ボートチヌトップシーンでも大きな武器になります。

アーバンツイスターでも!

シルバーウルフ アーバンツイスター2.5

アーバンツイスターは牡蠣瀬エリアでの大型狙いに効果的とのことで、今回の釣行でもしっかりその恩恵に預かることができました!

Fishing Eight Annex Synchronicityに参加

大阪府摂津市にあるフィッシングエイト アネックス店で、SALT&BASS合同イベント『シンクロニシティ』が6月21・22日に開催され、ダイワも出展。ありがたいことにアネックスさんからご指名をいただき、私も参加させていただきました。

フィッシングエイト アネックス

BASSやロックフィッシュなどをメインにされているお客様からの質問も多く、合同イベントならではの広がりを感じる内容でした。

また、地元・大阪での開催ということもあり、顔なじみのチニングアングラーや、部活前に立ち寄ってくれた高校生アングラーなど、多くの方々と交流することができ、非常に有意義な時間となりました。

釣具のキャスティング 水戸店で1日店長!

6月28日、茨城県水戸市にある釣具のキャスティング水戸店にて関東初開催となるシルバーウルフイベントが開催され、1日店長として参加してきました!

「水戸でチニングイベント? 関東初開催が東京都内じゃなくて水戸?」。そう思う方もいるかもしれませんが、実はいま涸沼水系でのチニングが密かに話題沸騰中なんです。

とはいえ、涸沼水系のチニングは盛り上がり始めてまだ1年ほどとのことで、正直なところ「誰も来なかったらどうしよう…深夜のコンビニ店員みたいにバックヤード待機になったら…」と不安もよぎっていました。

しかしそんな心配は無用!

地元アングラーの皆さんの熱量は本当にすごく、ありがたいことにお客様が途切れることなくご来場くださり、6時間の長丁場もあっという間。喋りすぎて喉がガラガラになるほどでした。

さらに、ダイワショアソルトチームの檜山テスター&野上テスターもプライベートで駆けつけてくれ、大変心強く嬉しい日となりました!

イベント前日に涸沼水系で実釣!

イベント前日、前乗りして涸沼川で実釣を行ってきました。

涸沼での実釣の様子。

シーバス動画でよく見た光景のメジャースポットで、アーバンクローラー&アーバンシュリンプを投入し、見事良型のキビレをキャッチ!

実は釣行直前、近年に例を見ないほどのコノシロの大量死が発生しており、涸沼本湖も涸沼川もコノシロの死骸が大量に浮かぶという、なんとも痛ましい光景…。決して好条件とは言えない状況でしたが、そんななかでのヒットはうれしく、自身のキビレキャッチ北限を更新することとなりました! てっきりクロダイメインのエリアだと思っていたので、まさかのキビレにびっくりです。

涸沼川だけでなく、本湖の最奥部でもチニングが成立するとのことですが、今回は本湖での釣果はニゴイのみ。涸沼川は川幅が狭く、干満差のわりに流れがとても速いのが印象的でした。今回はちょうど大潮周りの激流タイミングで、21gシンカーでもあっという間に流されてしまうほど。地元のチニングアングラーさんによると、ほどよい流れになる“小潮周り”がオススメとのことでした。

とても楽しく、また貴重な体験ができた水戸訪問でした。次はぜひ、釣りメインで潮回りを選んで再訪したいですね。

ソルティポップ80Fシルバーウルフカスタム 7月に発売予定

チヌトップをさらに楽しく! 幅広い魚種を狙えるバーサタイルポッパーとして人気の「ソルティポップ80F」に、シルバーウルフシリーズで実績のあるカラーを取り入れました。

ソルティポップ80F新色!

ソルティポップ80Fは、後方重心設計による高いキャスタビリティに加え、ビギナーからエキスパートまで誰でも扱いやすい軽快な操作性を備えたペンシルポッパー。移動距離を抑えたポッピングとドッグウォークをMIXしたアクションを得意とし、チニングシーンでも高い実績を誇ります。

「ラフトリック90Fやラフダイバー90Fではアピールが強すぎるけれど、ラフトリック70Fでは少し物足りない」──そんな状況でソルティポップ80Fシルバーウルフカスタムがピタッとハマる印象です。

梅雨明けし、チヌトップの夏がやって来ました。それぞれに異なる魅力を持つシルバーウルフシリーズを、状況に応じて使い分けながら、手に汗握るチヌとの駆け引きを存分に楽しんでください!

【森 浩平(もり・こうへい)】

大阪府在住。アーバンチニングの第一人者で、クロダイ・キビレの年間キャッチ数は年間2000枚を越すことも。ベイトタックルスタイルとフリーリグの有効性にいち早く着目し、この釣りを普及させてきた。愛称はもりぞー。

※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。