でかっ!! 日本記録に認定!巨大スモールマウスバスの楽園・猪苗代湖の魅力とは

でかっ!! 日本記録に認定!巨大スモールマウスバスの楽園・猪苗代湖の魅力とは

近年、大型化したイワナやサクラマス、スモールマウスバス(コクチバス)が釣れることで人気が高まっている福島県・猪苗代湖。2025年5月23日に中島則昭さんが釣った3660g(57cm)のスモールマウスバスがこの度、JGFA(ジャパンゲームフィッシュ協会)により日本記録に認定された。

●文:ルアマガプラス編集部

吉松慶二
よしまつ・けいじ/猪苗代湖と桧原湖でバスフィッシングの『球磨(くま)もん吉松ガイドサービス』を営みつつ、猪苗代湖で世界記録のビッグスモールを狙うべく活動している。今年のガイド予約はすべて埋まってしまっているほどの人気ぶり。今回中島則昭さんが釣った日本記録のスモールマウスバスは吉松さんのガイド中にキャッチされた。DEPSフィールドスタッフ。エンジンSUPERIORスタッフ。

まずは日本記録のスモールマウスバスをご覧あれ

2025年5月23日、吉松さんからガイドのお客さん(中島則昭氏)が3660gという巨大なスモールマウスバス(コクチバス)を釣ったと言う情報が入ってきた。それまでにJGFA(ジャパンゲームフィッシュ協会)が認定したコクチバスの日本記録は2024年7月2日に認定されていた3190g。厳正な審査の結果、2025年7月1日に正式にコクチバスの日本記録として認定されたのだ。

釣ったスモールマウスバスが日本記録の認定を受けた中島昭氏。ヒットルアーはサカマタシャッド2インチ(デプス)のダウンショットリグ。

衆人環視の元、JGFAルールに基づいて計測と撮影が行われた。

JGFAの日本記録に認定された3660g/57cmの巨大スモールマウスバス。

ちなみにヒットルアーはサカマタシャッド2インチ(デプス)のダウンショットリグ。吉松さんのインスタグラムを見ればわかるように、デカバスキラーとして猪苗代湖を席巻しているようだ。

猪苗代湖の魚たちが巨大化している!?

湖上より磐梯山を臨む。絶景の中で釣りを楽しめるのも猪苗代湖の魅力のひとつ。

現在、猪苗代湖ではスモールマウスバスだけではなく、イワナやサクラマスなど、さまざまな魚が大型化している。吉松さんがこの傾向を感じ始めたのはここ5〜6年の間だと言う。

吉松「猪苗代湖はバス釣りだけではなく、イワナやサクラマス、コイ、フナ、ワカサギなど、さまざまな釣りを楽しむ釣り人で常に賑わっています。中には70cmを超える巨大イワナも釣れたりしていますよ。猪苗代湖では大型のイワナやサクラマスが30cmくらいまでのスモールマウスを食べてしまうので、水中ではスモールマウスが生態系ピラミッドの頂点に君臨しているわけではないんです。むしろ底辺にいて捕食される存在。大型のスモールマウスだけが生き残っている。そんなワイルドな生態系ができ上がっている気がします」

猪苗代湖の流入河川である長瀬川上流には、かつて硫黄を採掘するための沼尻鉱山があり、酸性の水が流入することで湖水が酸性となり魚が成長しにくい環境にあった。近年は湖水の中性化が進み、プランクトンが増殖、スジエビやハゼ系の小魚などエサとなる生物も増えて、フィッシュイーターが大型化しているというのが有力な説となっている。

吉松「猪苗代湖のスモールマウスはビッグベイトやミノー、パワーミドストや高比重ワームなど、ほかのスモールマウスレイクとはひと味違った琵琶湖のようなダイナミックな釣りが成立する点が大きな魅力。そしてでっかいスモールマウスがいる。世界記録が狙えるドリームレイクなんです。皆さんもぜひチャレンジしに来てください!」

猪苗代湖ではボートの登録申請が必要だったり、細かく航行禁止区域が設定されていたりするので、まずはガイドサービスを利用してバス釣りを楽しもう。

吉松「果敢にアタックしてくる猪苗代湖のスモールマウスを堪能してください!」

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