【40アップ×2本のバスは釣れるのか⁉】激タフ霞ヶ浦オカッパリにトーナメンター兼ユーチューバーが挑む!

【40アップ×2本のバスは釣れるのか⁉】激タフ霞ヶ浦オカッパリにトーナメンター兼ユーチューバーが挑む!

DAIWAが誇るハイスペックロッドの雄、25ブラックレーベルとルアマガとのコラボによる特命釣行の実釣編がいよいよ始動。ルアマガからのハイレベルなお題をクリアするため、DAIWAプロスタッフが翻弄する姿をお届けする企画だ。今回はミヤシこと宮嶋駿介さんがオカッパリで春の霞ヶ浦水系に挑む。

●文:ルアマガプラス編集部

宮嶋駿介
みやしま・しゅんすけ/茨城県出身・在。JBトップ50やMLFジャパントーナメントなどに参戦。霞ヶ浦をホームにカスブラのメンバーとしてYouTube活動も展開している。自身が開発した表層プラグ「クランポ」も大好評。

初めての特命釣行、しかし甘くはないホームのカスミ

今回のお題

ミヤシが引いたお題は『40アップを2本』というもの。「時期的なことを考えればできなくはないですが、まったく余裕はないですね…。特命釣行はずっとやりたかったので、全力で頑張ります!」

出ればグッドサイズ確定!?春のカスミ水系

「40アップを2本かぁ! 本湖は減水がきついので、とりあえずパス。河川や閉鎖水域がメインになりますね。釣れれば35センチから上だと思うので、十分クリアできるんじゃないでしょうか。厳しいですが頑張ります!」。  

まずは前川にエントリーし、ブッシュやクイをネコリグで撃っていく。また、要所要所でスティーズクランポも導入。

「正直、まだトップの時期には早いんですが、やる気のあるやつはぜんぜん食ってくると思います」

スティーズクランポ(DAIWA)

クランクベイトとポッパーをジョイントさせたような構造で、アングラーの使い方次第でいろいろなアクションを出すことが可能。基盤リップ、フロントフックアイはスイベル仕様、リアはフェザーフックと、各部にこだわりを詰め込んだ。

ただ巻きでは水面に波紋を出しながらウエイキング。トゥイッチをすれば、移動距離を抑えたポップ音を出しながらのドッグウォーク。ストップ&ゴーなど、多彩なアクションを組み合わせて誘うのが効果的だ。

「クランポに使っている竿は、自分も開発に携わったC66M L +。ティップが『への字』テーパーになっていて、細かくアクションを入れるルアーに最適な1本です25BLXは、これまでSGやLGというモデルがあったのですが、それが統合され、シリーズ構成がわかりやすくなっています。グリップまわりも新設計になり、よりユーザー目線で使いやすくなっていますよ。ショアコンペティションモデルがラインナップされている点も、ファンにはたまらないところなんじゃないでしょうか」。

この日は小雨&強風というコンディションで、本湖は数日前から減水傾向とのこと。その影響を受けにくい流入河川や閉鎖水域を回っていった。具体的には、前川や夜越川、北利根川に接続する水路などだ。

北利根川の支流に入ったところで、見えバスに遭遇。サイズは45センチほどあったようだ。

「岸を見ているバスと目が合ってしまいましたね、油断してました…。プリのバスなんで、やっぱり上を意識しているのかもしれません」。

スティーズネコストレート5.8インチの0.9グラムジグヘッドワッキーで攻めて

いくと、ついに待望のヒット!

スティーズ ネコストレート5.8インチ0.9グラム ジグヘッドワッキー(DAIWA)

薄めのカバーをシェイク&フォールで攻略
早春でカバーはまだ薄め、バスは上目線を意識しているということでロングワームのジグヘッドワッキーをチョイス。カバーに絡めてのシェイクとフォールで誘っていった。ほかにもカバー絡みでは同ワームのカバーネコリグも多用した。

ハイシーズンを迎えるカスミでBLXをぜひ体感してほしい

プリのデカバスを狙うも撃沈しかしカスミはこれから面白くなる!

フッキングと同時にそのまま抜き上げ、無事キャッチ。上がってきたのは38センチのグッドコンディションの魚だ。

北利根川の支流に入り、手前の薄いアシ際にジグヘッドワッキーを入れるとファーストフォールでバイト。フッキングと同時にぶっこ抜いたのは、40センチには満たないものの、コンディションのいい1本だった。

「40なかったかぁ、でもすごく嬉しい1本! やっぱりいましたね。前日の雨と今日の風で、本流はかなり荒れているので、こういった水路に入ってきてるんじゃないかと思ったんですよ。カバーに浮いていたバスがフォールで食った感じですね。ロッドはC66M―ST。感度のいいソリッドティップのロッドで、フォール中のバイトもしっかり取ることができましたよ」。

しかしながら、お題をクリアするには40アップがまだ2本必要。

夜越川は前日に釣果が上がっており、クランポでバイトも得ていた。上流までスピナーベイトやジグヘッドワッキーなどで流していくが、バイトはない。

プリのデカバスをキャッチするために、荒れた天候を覚悟で北浦本湖に移動。

北浦の北部にもエントリー。スポーニングエリアに絡む冠水ブッシュや、水深のあるドッグ周辺を探っていった。

減水に対応するために冠水したブッシュやドッグの壁、水尾筋をスピナーベイトのスティーズイグラや、ブラーモのノーシンカーで攻めていく。

「漁港の壁は、水位が減ったときでもバスがいる可能性が高い場所。こういった縦のストラクチャーは、アフターの時期まで機能するので、ぜひ狙ってみてください」。

ただ、今回はバスの反応はなく、キャッチしたのはコイのみ…。

北浦本湖エリアの壁際、狙い通りの場所での待望のヒットであったが、正体はコイ。「確実に40センチは超えているんですけどね(笑)」

最後は前川に望みをかけるが、ここでもバスを追加することはできず、残念ながらタイムアップを迎えた。

「いやぁ、初めての特命釣行、さくっと決めて次の人に繋げたかったんですが、やっぱり甘くはなかったですね。この雑誌が出るころには、ジグヘッドワッキーやネコリグなど今日の釣りがそのまま通用します。そしてエビパターンが始まればクランポのハイシーズンになるので、みなさんぜひ使ってみてください!

結果は、40アップを釣ることができずミッション失敗。「雑誌が出るころにはもっと釣れるようになっていると思うで、みなさんもぜひ挑戦してみてください!

使用タックル

ブラーモノーシンカーリグ用
●ロッド:BLX SC S64L-ST ショアコンペティションフィネスバーサタイル
●リール:エアリティ2500SXH
●ライン:スティーズフロロ クロスリンク 4ポンド

ジグヘッドワッキー・ネコリグ用
●ロッド:BLX C66M-ST
●リール:アルファスBFTW 8.3R
●ライン:スティーズフロロ クロスリンク 8ポンド

巻き物用
●ロッド:BLX C66ML+ ハードベイトバーサタイル
●リール:アルファスBF TW 6.3R
●ライン:スティーズフロロ クロスリンク10ポンド
※すべてDAIWA

25BLX 宮嶋駿介セレクト3本

C66M-ST

感度が良く食わせやすいワーミングロッド
「66レングスで使いやすいソリッドティップ竿で、ティップにはやや張りがあって感度は良好。ライトテキサスやノーシンカー、フリーリグといった各種ワーミングに最適なロッドですね。プラグもとても使いやすくて、5 ~ 10グラムの操作系のルアーやメタルバイブにもマッチします」。

C66ML+ハードベイトバーサタイル

操作系ルアーに抜群の『への字』 テーパー
「僕も開発に携わったこだわりの1本。操作系のハードベイトが扱いやすい『への字』テーパー搭載で、ポッパーやペンシルベイトの操作性は抜群です。軽めのスピナーベイトやバズベイト、あとはノーシンカーリグのジャーキングにもおすすめですよ」。

SC S64L-ST ショアコンペティション フィネスバーサタイル

これ1本でなんでも使えるライトリグスペシャル
「感度が良く操作がしやすいソリッドティップを搭載。フィネスなリグを万能に扱える1本で、僕はブラーモのノーシンカーなどによく使います。軽めのダウンショット、ジグヘッドワッキーからミドストまで扱えて、これからの時期のエビボイルパターンに欠かせない竿です」。

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