【DAIWA新作ベイトリール最速インプレ】第三の革命児、IM Zに待望の100番サイズ登場『25 IM Z  TW 100-C』

【DAIWA新作ベイトリール最速インプレ】第三の革命児、IM Zに待望の100番サイズ登場『25 IM Z  TW 100-C』

インテリジェントマグフォースを搭載した次世代ベイトリール、IM Z。このIM Zのシリーズ3作目にバスアングラー待望の100番サイズが登場。このリールの使い心地を、ひと足早く実際に現場で試してみた様子をお伝えする。

●文:ルアマガプラス編集部

バーサタイル性を増すIM Zの3作目

25 IM Z  TW 100-C
●重量:205グラム●ギア比:6.3、7.1、8.5●巻き取り長さ(センチ/ハンドル1回転):67、75、90センチ●標準巻糸量:ナイロン16ポンド-100メートル。PE2号-200メートル●ハンドルアーム長:90ミリ●ベアリング(ボール/ローラー):12/1●最大ドラグ力:6キロ●スプール寸法(径ミリ):34ミリ●スプール寸法(幅ミリ):24ミリ●価格:11万8250円(税込み)

スマートフォンアプリと連携してブレーキセッティングや飛距離の管理などができる次世代のベイトリールがIM Z。シリーズ3作目となる100-Cは、まさにバスアングラーが求めていたサイズ感。ギア比は6.3、7.1、8.5の3種類がラインナップ。

φ34ミリG1ジュラルミン製IM スプール

立ち上がりの良いφ34ミリ径のスプールで、幅広いルアーへの対応力がアップ。スプール単体の重さは8.7グラムで、ジリオンTW HDと比較して約34%の軽量化を達成している。回転性能はもちろん、ブレーキ性能に対するレスポンスも高い。

DAIWA CONNECTED

アプリと連動し新たな釣り体験を提供

DAIWAコネクティングシステムにより、リールから取得した飛距離などのデータ取得、ブレーキ機能のアップデートなどを行うことができる。また、2025年よりアップルウォッチのウェアラブルデバイスにも対応できるようになった。

リチウムバッテリー搭載

モバイルバッテリーや車からでも充電可能

サイドプレート後方に接続端子があり、type CのUSB端子で充電することが可能。これまでのIM Zよりもバッテリー駆動時間が向上している。約90分で満充電になり、1回のフル充電で連続約1,000投キャストすることができる。

電子制御によるブレーキモード

拡張性を持ったデジタル制御ブレーキ「インテリジェントマグフォース」

スタンダードモード
LED:ライトブルー

PE/ブレイドモード
LED:イエロー

ロングキャストモード
LED:パープル

MAXブレーキモード
LED:ライトグリーン

デジタル制御するブレーキシステムのモードは4種類あり、アプリと連動しアップデートしていくことで更なるブレーキモードを追加していくことができる。ブレーキ力はそれぞれ4段階の調節が可能だ。

φ34ミリスプールの新たな可能性を模索する

IM Zリミットブレイカー、そして200番シリーズに続き、バスアングラー待望の100番サイズがついに登場。わずか8.7グラムという超軽量34ミリスプール搭載で、幅広いルアーを快適にキャストすることが可能になった。その対応幅は、下は約3グラムから上は40グラムほどと、驚きのバーサタイル性を誇る。

DAIWA最高峰の機能をふんだんに盛り込み、インテリジェントマグフォースとの相乗効果でその飛距離は圧倒的。バス釣りにおけるミドルウエイトクラスの飛距離はこれまでにないものになっている。スプールの軽さと高精度デジタル制御が成し得る至高のキャスティングフィールを、ぜひ味わってみてほしい。

「34ミリ径とは思えない幅広いルアー対応力」

西村「普段から34ミリ径スプールのベイトリールをよく使っているのですが、この新しいIM Zはこれまでの34ミリ径とはまったく別物のキャスト感です。1オンスクラスのやや重めのウエイトはもちろん投げやすいし、1/4クラスのリグやプラグもとても快適に扱えました」

ライター西村
バス釣りで使うリールはほぼDAIWA製。これまでIM Zシリーズはすべてインプレしてきており、その性能を実感済み。リミットブレイカーでは100メートルの飛距離をマーク。

使用タックル

その1
●ロッド:ブラックレーベル BLX SG 671MHFB-FR
●リール:IM Z  TW 100XHL-C
●ライン:フロロ18ポンド
その2
●ロッド:スワッガー C66ML+
●リール:IM Z  TW 100XH-C
●ライン:フロロ14ポンド

西村「この日は強風が吹いていましたが、しっかりブレーキが効いて、ライントラブルはなし。遠投は気持ち良く飛んでいくし、そして近~中距離のキャストもとてもやりやすい。32ミリ径スプールに匹敵する、キャストウエイトの幅広さを持っているんじゃないでしょうか。まさにバスアングラーが待ち望んでいたIM Zになっていると思いますよ」。

リールの重量は205グラムで、これまでのIM Zよりもコンパクト&軽量化。持ち重り感はなく、バーサタイルベイトリールとして一日中快適に扱うことができる。

ドラグを引き出すと『キンキンキン』という電子音で知らせてくれる。とてもレスポンスが高く、1センチくらいラインを引き出しただけでちゃんと機能してくれる。

遠投性能はそのまま、スプールの立ち上がりは向上!

これまでのIM Zの38ミリスプールの遠投性能は素晴らしかったですが、それに匹敵する性能を34ミリスプールで実現。キャスト時はスプールの立ち上がりが良く、後半の伸びも感じられる。1/2オンスクラスのルアーを遠投したときは、これまでのIM Zよりも快適に扱えた。

1/4オンスの近距離戦は快適そのもの

1/4オンスクラスのプラグも、弾道が浮き上がることなく正確にアプローチ可能。リール感度が高いのでルアーの挙動もしっかり伝わってくるし、電子機器が搭載されていることを忘れるほど自然な使用感だった。

スティーズポッパー70F(DAIWA)

ふく平(DAIWA)

34ミリとは思えない軽量ルアーへの対応力

大場「僕がベイトリールを選ぶときに1番気にするのはスプール性能。スプールの径と幅は何ミリで、ラインが何メートル巻けて、何グラムくらいのルアーを快適に扱えるのか。100-Cはスプール径が34ミリなので、経験上、快適に投げられるルアーウエイトは3/8オンス以上くらいかと予想していましたが、実際に使ってみると10グラムを切るハードルアーまで高いキャスタビリティで扱えたのには驚きました」

ティーチャー大場
編集部随一の釣行数・知識量を誇るバスマニア。取材を通して多くのバスタックルに触れているので、製品に対する確かな選球眼を持っている。

アプリ連携がスムーズ
一度連携設定を済ませておけば、DAIWAアプリの「DAIWAコネクティングシステム」をタップするとすぐにリールと連携されるストレスフリーさに感心していた。

大場「次にデジタル制御ブレーキシステム(IMコンセプト)。はじめはスタンダードモードでキャストしてみましたが、ラインの抜け感がよく、軽い力でも飛距離を出すことができました。また、途中からマックスブレーキモードで使いましたが、こちらのほうが、僕が普段多用しているSV機に近いキャストフィールで、バックラッシュもより起こりにくい設定で気に入りました。ロングキャストだけではなく、ピッチングなどの近距離キャストも全く問題なし。リーリングは非常に滑らかで剛性感が高く、魚を掛けたあとのトルクもあって、パワー系のベイトリールとして活躍してくれると思います」

コントロールスイッチ1個ですべて完結
一般的なブレーキ調節ダイヤルがなく、サイドのコントロールスイッチ1つですべて設定可能。直感的にすぐに使いこなすことができた。

ピッチングでの近距離戦もバッチリ
ピッチングやショートキャストで、3/8オンス(約10グラム)前後のルアーをテンポよく撃ち込んでいく釣りは快適そのもの。バーサタイル機としての高い性能を実感することができた。

幅広いルアーウエイトをカバー
大場「使っていて1番快適だったのは10~28グラムくらいのルアーウエイトですが、10グラム以下のルアーも高いキャスタビリティで扱うことができて驚きました。普段僕が使っているSV 機とは異なるライン抜けがよいキャストフィールが気持ちいいですね」。※ルアー画像はスティーズカバーチャター3/8オンス(DAIWA)

ビッグベイトとのマッチングは最高、アクションもつけやすい

スティーズアプナスジョイント(DAIWA)

重さ約26グラムのスティーズアプナスジョイントはベストマッチの使い心地。従来のIM Zよりもボディがコンパクトなため左右の細かい首振りがしやすいし、狙ったピンスポットにもキャストがバシバシ決まる。そして、真夏の高滝湖で見事40アップをキャッチ。その性能を存分に感じることができた。

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