
鈴木翔さんの豊英ダムのレポート。数もサイズも出て、自らの引き出しを増やすことができ、実りのある釣りができた様子。ツルストパターンの良さにも気づき、新たな武器になったようです!
●文:鈴木翔
自分の引き出しを増やすための房総釣行!
こんにちは! 鈴木翔です。
先日は、房総リザーバーの豊英ダムへ。今年の冬〜春にかけては、同じ房総リザーバーでも亀山ダムに通っていたので、豊英ダムは1年以上振りです。
この日のテーマは、新たな引き出しの模索。 ロケも試合も絡まない丸一日釣行は久しぶりだったので、タックルを11本積み込み練習DAY!
鈴木翔さんが豊英ダムへ!
釣果ノートを見ると釣れており、2桁釣果も珍しくなく。そして、50アップが頻繁に出ている! それも相まってか、この日も多くの釣り人で賑わっていました。1mほど減水しているのと、川筋を上っていった方が多かったので、まずは本湖から。
バズベイトで岸を流すも、反応がないうえにシャローにバスっ気がない!? 垂直岩盤エリアに差し掛かり、ブレーバースリム8in(0.6gネコリグ)へと変えると、すぐにバイト。この魚はジャンプでバレてしまったものの、45アップだったことから周囲を探り直すと、またバイト! これもグッドサイズで48センチありました。
ブレーバースリム8inで48センチをキャッチ!
その後も、水通しの良い急深バンクと立木を周るとポツポツ…。ネイルシンカーのウエイトも微調整しましたが、結果的に0.6gがもっともバイトありました。立木を攻める際にワンランク強いタックル(PE0.6号+フロロリーダー10lb.)を使う際は0.9gも使用。
3〜4mレンジでバイトが出ることが多く、恐らくサーモクラインを回遊しているのではないかと思われます。ロングワームの存在感+ブレーバーならではのピリピリフォールアクションで、そのレンジに居る魚を気付かせて食わせるイメージですね! ボトムシェイクなどは一切バイト出ず、すべてファーストフォールでした。
ハードルアーやツルストで連続バイト!
そんなこんなで一旦この釣りは置いて、ベイビーブルやT.D.ハイパークランクjr、ホバリンブライスなどハードルアーを主軸にしても、ポツポツ…。
ハードルアーも好調!
しかし、このサイズが最大。
この時点で、グッドサイズはややレンジが深いか?と想定できましたが、まだカバーをやっていないのでカバーも意識しつつ川筋を遡上。水中の沈み物ではなく、減水で数減った水面からのカバー(垂れ下がった吊など)に、スティーズパワーフィネスジグTYPEカバー4.7g or 3.5g+スクーパーフロッグを吊るして踊らせると、これもバイト連発!
ツルストで連続バイト!
近年、房総リザーバーロコの方やノリーズの渡邊和哉さんが提案している”ツルスト”と呼ばれるテクニックですが、そのバイト数から明らかなパワーを感じました。しかし初試しだったこともあり、バラシも多発…。もう少しやり込んでみたい釣りです。
明らかにバイトが多いツルスト。
ジグヘッドは4.5g前後、スカートは無い方がクルンクルンッとルアーを回しやすく、スクーパーの前脚もカット。カラーは白系が定番みたいですが、新色”ブルフロッグ”がツートンによる明滅もあり、房総の水色にもマッチしていました。
ラストは、1番グッドサイズを見込めるブレーバースリムを。下流の一等地にある立木の根元に、0.9gネコリグを落とし込むと、ラインがプンッ! 即合わせすると物凄い重みと共に、ドラグが鳴り止まず…。何本か跨いだ枝を躱すも、さらに先で巻かれてキャッチならずでした…。 デカそうだっただけに悔やまれます…。
1日を通して、トータル16本で終了。サイズを問わなければ様々な釣りで楽しめるフィールドコンディションだと思います。
何より大自然の中、自分の釣りに浸ることができて有意義な釣行となりました!
自然あふれる豊英ダム。
アングラープロフィール
鈴木翔(すずき・しょう)
2000(平成12年)11月19日生まれ。香川県出身、茨城県在住。高度な釣りのスキルとルアーに対する確かな選球眼を持ち、その実力は川村光大郎さんも認めるところ。ボトムアップスタッフ、バリバスフィールドテスター。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
- 1
- 2