川村光大郎さんがオカッパリ大会にゲスト参戦、ぶっつけ本番でもギミーが炸裂!ジャークベイト「フランジャー」の開発状況も!

全国のバスフィールドを飛び回る川村光大郎さん。今回は遠賀川で開催された、『WJBT陸釣シリーズ』の参戦レポ!短時間かつ限られたエリアの中での戦い方とは。

●文/写真:川村光大郎

今回は『WJBT陸釣シリーズ』ゲスト参戦!

遠賀川はオカッパリ大会『WJBT陸釣シリーズ』へのゲスト参戦。前夜に福岡入りしてのぶっつけ本番、戦略も何も、感じるままに最善を尽くすのみ!競技エリアは下流域。笹尾川との合流点から最下流にある御牧大橋まで。エリア下限までは6キロあるとのことで、徒歩移動ゆえそこまで行く人はいないと思われますが・・・遠出するほどライバルが減って、フレッシュなスポットを狙えるメリットはある。

さて、ボクはまずスタート地点からすぐにある、笹尾川との合流部へ。好スポットでもあるここは人気で、すでに入りたかった範囲内全ての足場に先行者。

一番端っこだけ空いていたので入るも、ビッグなライギョが釣れたのみ。

ここからは、当てはないも下流に向かって釣り歩くことに。とにかく自分が動いて、目についたスポットをどんどん撃っていこうと。“少ない確率でも数撃ちゃ当たる作戦!?”です。バスとの遭遇率は高くない中であれこれルアーローテーションするよりも、次から次へと撃ち進んだ方が釣れる確率は高いと判断しました。こんな時は身軽にワンタックル。

ファイヤーウルフにギャップジグ+ギミー3.5in。落とし込んでも泳がせてもイケるし、バイト率も高いし、いいサイズも食ってくれる・・・な~んて理屈は抜きに、この組み合わせは黄金コンビだと思います。1キロ半ほど釣り歩いたところ、ボトム丸見えのシャローでしたが、オーバーハングが水面に浸かっているのが目に入りました。

その下へスキッピングで入れ誘っていると、足元にパイプが沈んでおり、その口が50cmほど開いていました(写真で分かるかな?)。回収したジグをその空いた口の前に落とすと、中からバスが出てきて「パクッ!」

これが健康体のグッドサイズ!

たまたま見つけたスポットですからね、釣り歩いてヨカッタ~!そのすぐ近くに水を出している水門があったので一応撃つも、暑い日でしたから、バスを弱らせないようウェインへ戻りました。すると丁度、バッカンを重そうに持つ山口諒也が下流から歩いてきました。やはり、バスが元気なうちにウェインに向かっています。

検量すると、ボクが1,200g、諒也は990g。

残り時間は1時間ほどありましたが、再度下流に向かう時間は残されておらず、近場で過ごして終了。結果は4位相当でした。

優勝者は唯一の2本をキャッチした西田大輔さんで、ウエイトも良く2,190g!リップラップの張り出し沖にあるハードボトムの起伏を、エスケープツインのショートキャロと沈み蟲2.2inで攻めたとのこと。

44人参加にて、ウェインは12人。ことさら夏の有望エリアでもない範囲での徒歩移動。それも11時半までの短時間であることを鑑みれば、十分な釣果ではないでしょうか。

サイズも良く、うち6人がキロアップを釣っています。釣れなくなったと言われる遠賀川ですが、そんなことはないんじゃないかな、と思うのでした(オカッパリは支流もありますからね!)。

1日にも満たない福岡遠征でしたが、熱いアングラーと元気なバスに会えて何よりでした!

さて、開発ではジャークベイトの「フランジャー」が最終局面を迎えているところ。一旦はOKを出したのですが、最後の最後に気になるところがあり、さらに3タイプをサンプルアップしてもらいました。

草深とフィールドに出て、答えを出したいと思います。

アングラープロフィール

川村光大郎(かわむら・こうたろう)
陸王5冠、バサーオカッパリオールスタークラシック3度制覇など、その実力が証明されている岸釣りの天才アングラー。ボートでの釣りも高いスキルを持つ。代表を務めるボトムアップでは、数々の傑作ルアーを設計。

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