「これがアリゲーターの味…」至るところにワニ注意の看板!? オーストラリア・ケアンズの釣り事情とは?

トラベルナースとして働くツララフィールドスタッフの釜石佑哉さんが、オーストラリアの釣りを解説。今回はグレートバリアリーフで有名なケアンズでの釣行レポートです。まさかのワニを食べたとか…。気になるお味は…?

●文/写真:釜石佑哉

ケアンズで釣りと観光!

こんにちは!ツララフィールドスタッフの釜石佑哉(かまちゃん)です!

「シドニー釣行記」第4弾となる今回は、シドニーから約2,000km北上した先、グレートバリアリーフで有名なケアンズ(Cairns)のフィッツロイ島での釣行レポートをお届けします!釣りはもちろん、グルメ、観光、費用、現地ルールまで、実体験をまるっとご紹介!

真冬のシドニーから、真夏のケアンズへ!

現在のシドニーは真冬。最低気温は7度前後と肌寒く、ダウンジャケットが手放せない毎日。ですが、飛行機で約3時間半飛べば、そこは常夏のケアンズ!7月でも気温は20〜30度と、南国を思わせる暑さと湿気が広がっています。

寒いシドニーから真夏のケアンズへ。3時間半ほどで行けちゃいます。

ちなみに今回の航空券代(シドニー往復)は約39,000円でした。

ケアンズ空港からの移動に注意!

空港に到着してまず驚いたのは、日本語表記の多さ。日本語を話せるスタッフもいて、観光地としてとても親切な印象です。

ケアンズは日本語表記が多くてとても親切です。

ただし、空港には公共バスや電車はないため、市内中心部(CBD)へはシャトルバス(要予約)かタクシー(約3,000円)の利用が必要です。

今回の目的地は、ケアンズ中心部の港からフェリーで約30分の場所にあるフィッツロイ島。実はケアンズ周辺の島は釣り禁止エリアが非常に多く、隣の有名なグリーン島では釣りが全面禁止。

その中でフィッツロイ島は、岸からリーフフィッシングができる数少ない島として、釣り人からも注目されています。

往復のフェリーチケットは2名分で12,600円です。

白砂のビーチと透明度抜群の海が迎えてくれる南国の楽園。島内にはホテルが1つだけで、プール付きのリゾート感ある施設。今回は朝食付き1泊2名で27,400円。設備も清潔で、しっかりリゾート気分を味わえます。

ケアンズ州の釣り事情

ケアンズがあるクイーンズランド州では釣りライセンスは不要!これは大きな魅力。ただし、釣り禁止エリアが非常に多いため、釣行前にエリアマップの確認は必須です。

ホテルチェックイン後、すぐに釣り開始!島の周りには水深1〜3mほどのリーフが広がり、ルアーを投げるたびにドキドキが止まりません。

まずは根掛かり対策として表層を攻めるため、選んだルアーは「babyface M60SR-S」。

このルアーはシンキングタイプながらスローなフォールと切れのいいアクションで、狭いレンジのリーフでも力を発揮してくれます!

ファーストヒットは、日本でもおなじみのカンモンハタ(良型25cm)!

カンモンハタを釣り上げた釜石さん。

続けてユカタハタやフエダイの仲間など、カラフルな南国魚が登場。久々のリーフフィッシングは、やっぱり楽しかったです!

色鮮やかな南国の魚たち。

泳ぐならサメに注意!

魚の反応が落ち着いたので、今度はビーチでスイムタイム。ただし、ケアンズはサメの多いエリア。
実際にシャークアタックの事故も報告されています。

多くのビーチではシャークネットが設置されていますが、そのネットにサメ以外の生き物も絡んでしまうという問題も。「人命優先か自然保護か」考えさせられる部分もありました。

夜はリゾート内のバーで、のんびりカクテルとビールを楽しみました。2人分で約3,800円。波音を聞きながらの1杯は格別です。

波音を聞きながらのお酒は最高でした。

2日目もリーフフィッシング!

翌朝も早起きして釣り開始!朝からトロピカルフィッシュたちが元気に出迎えてくれました。

使用ロッドはもちろん信頼の一本、ツララ「Portamento 200S」。

釜石さんが使用したツララ「Portamento 200S」。

Portamento 200Sは、
•穂先からバットにかけて張りがあり、キャストしやすく、フッキングも良好
•軽量かつ仕舞寸法55.5cmとコンパクト。機内持ち込みOK
•不意の引きにも対応するバットパワーで、リーフフィッシングに最適

など、パックロッドながら旅と釣りの自由度をぐんと広げてくれる一本です。

ルアーで活躍してくれたのが、ツララのトレモロスプーン。

リーフフィッシングではトリプルフックは根掛かり&サンゴへのダメージが大きいのですが、シングルフック仕様のスプーンならリスクを最小限にできます。

さらにフォールが遅く、レンジの浅い場所でも有効。スプーンならではの飛距離もあって、狙える範囲が一気に広がります!

トレモロスプーンでキャッチしたユカタハタ。

釣りの後は、ビーチを眺めながらの朝食ビュッフェ。これ以上ない贅沢な時間です。

朝食を楽しむ釜石さん。

その後、フェリーでケアンズ市内へ戻りました。

市内に戻ってからはキュランダ鉄道&ロープウェイツアー(2人で28,100円)で、世界遺産の熱帯雨林を満喫。水族館や市内観光も楽しみました。

ちなみに市内の公共プールは無料で入れるので、旅の締めにもおすすめです!

■ 市内では釣り禁止エリアが多数!

市内でも釣りを試みましたが周辺の海や川では、至る所に「No Fishing」の看板が。地元の方曰く「その辺に普通にクロコダイル(ワニ)いるから、釣りしてたら餌になるよ(笑)」とのこと。ひええ……!もちろん遊泳も禁止です!

ワニに注意の看板が至るところに…。

せっかくだからワニ食べてみました。

せっかくなのでそんなクロコダイルを実食!訪れたのはケアンズでも人気の老舗バー「Cock & Bull」。

オーストラリア料理を楽しめるCock & Bull。

店内は釣り人心をくすぐる展示物や剥製が並び、ミニカジノスペースも完備。賑やかな雰囲気の中、念願のワニフライ(約3,600円)をオーダー!

これがワニフライ!

ワニの気になるお味は…?

味は……鶏もも肉に近いけど、もう一回でいいかな(笑)。他にも色々頼んで、2人で12,600円。さすがに頼みすぎましたが、持ち帰りOKなのも嬉しいポイント。

旅行×釣り=最高!

家族やパートナーとの海外旅行に釣りをプラスするだけで、旅の充実度はぐっとUP!ケアンズは日本語表記も多く、現地スタッフも親切なので、初めての海外釣行にもぴったりです。

ぜひ皆さんも、ケアンズで釣って、泳いで、食べて、癒されてみてください!

釜石佑哉(かまいし・ゆうや)

トラベルナースとして働き、日本各地を釣り歩くエクストリームアングラー。現在はオーストラリアへ看護留学をしながら、合間で釣りをする日々を過ごす。ツララフィールドスタッフ。

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