【イカメタル】同船者と差がつくテクニックを太田武志が伝授!

【イカメタル】同船者と差がつくテクニックを太田武志が伝授!

全国各地で人気のイカメタルゲーム。入門者でも手軽に楽しめ釣果もカタいイカの船釣りだが、必釣パターンにハメて同船者に釣り勝つ! 腕の差が出るゲーム性も魅力だ。そこで視聴したいのが、YouTube バリバスTVの『【イカメタル】太田武志直伝!より釣るための応用型イカメタル攻略!』。イカメタルのエキスパート、太田武志さんが中•上級者向けの応用テクニックを公開している。その中でラインの重要性を力説。太田さんが使う“より釣るための”ラインシステムとは?

●文:ルアマガプラス編集部

イカメタルゲームのメッカ、敦賀湾でヤリイカを狙う!

実釣は4月。フィールドはイカメタルゲームのメッカの一つ、敦賀湾(福井県)だ。

太田「時季的にケンサキも混じりだす頃ですが、メインはヤリイカ。同船者の皆さんはエサ巻き(スッテ)でやられてるようですけど、最初は通常のイカメタルの仕掛けでやってみます」

スッテはタングステン製の15号。ドロッパーは1.8号の組み合わせで実釣スタート。

太田「スッテは同じ重さなら比重の高いタングステンのほうがコンパクトで、潮の抵抗を受けにくい。操作性が上がります」

太田「ターゲットはヤリイカなんで明るいうちはほぼボトムでしか釣れません。ボトムから2m以内で誘いも激しく動かさず、ステイも長めに入れて反応をみます」

日のある時間帯はボトム狙い。セオリーどおりに攻めるがイカの反応がないまま夕暮れを迎えた。

イカメタルゲームの本番は集魚灯が点灯する“夜焚き”がはじまってからだ。

底付近でテンションフォール! ヤリにもケンサキにも効く太田流王道テクニック

夜焚きがはじまると太田さんが手にしたのはスピニングタックル。

太田「活性が低そうなので、(灯りに)イカが寄ってくる前は広範囲を探っていきます」

使用メタルスッテは15号。ドロッパーは1.8号。

ロッドはティップランエギング用のオーシャンソード バーテックスOSV-53ML(クレージーオーシャン)。リールはトーナメントISO LBD 3000LBD(DAIWA)を使用。

太田「でかいケンサキを狙うときにも良くやる釣り方で、底まで落としたらリールのハンドルを2、3回巻いてテンションフォール。これを繰り返すと底付近をフワフワ漂わせる状態で、ヤリにもケンサキにも効きます」

リールを2、3巻きしてストップ。止めてテンションフォール。

反応がなければ同じ操作を繰り返し、遠くから近くへと広く探る。

この誘いに魚信! 正体はフグのようで、次のアタリで本命をキャッチ!

太田「この時季らしいサイズのヤリイカですね。やっぱり釣れるのはボトム付近。スピニングでキャストして、通常は遠くでもアタるんですけど、今は下で誘い上げてテンションフォールをかけたときに重みが出ました」

テンションフォールでメタルスッテを抱いてきた。ヒットスッテはメタラーTG15号(クレイジーオーシャン)。

レバーブレーキ付きのスピニングリールを使っているのもポイントだ。

太田「まずボトムからちょっとだけ誘い上げて止めます。反応がなえればちょっと巻いて、この位置からレバーブレーキでラインを送り出します。のらなかったら竿を立てた状態からラインを送り出したりと」

レバーブレーキでテンションをコントロールしながらフォールが可能。

サオで引き上げ、レバーブレーキで落とし込むこともできる。

レバーブレーキがあればテンションフォール中にラインを送って沈下に変化をつけたりと誘いのバリエーションが広がる。詳しいレバーブレーキの活用方法は動画で確認してほしい。

太田「使っているラインのアバニ イカメタル マックスパワーPE X9 マーキングは、夜でも見やすいマーキングで何m落としたかが把握できます。狙いダナのちょっと上までラインを出して、そこから落とし込んで探る釣りもレバーブレーキは有効です」

使用ラインはアバニ イカメタル マックスパワーPE X9 [マーキング](バリバス)。太田さんによると、一つめの特長は夜釣りでも視認性が高いマーキングだ。

アバニ イカメタル マックスパワーPE X9 [マーキング](バリバス)

●号数(lb):0.6(14)、0.8(18)●カラー:10m×5色(1mごとに5cmの黒ピッチ付き)●価格:200m巻き オープン

バリバスの数々のテクノロジーにより適度な張り、高い耐久性、直進性、超低伸度を実現。夜間でも見やすい5色の蛍光色を採用したイカメタル専用設計のPEラインだ。

直進性に優れ、低伸度のイカメタル専用PEラインが釣果アップに欠かせない!

太田さんはベイト、スピニングを問わずアバニ イカメタル マックスパワーPE X9 [マーキング](バリバス)を使用。このラインの特性が有利に働くということだ。

太田「イカメタル マックスパワーPE X9を使うようになってから、例えば同船者と同号数のラインで同号数のスッテを使っても、僕のラインがだけが立つ。

ラインが斜めになっていないのは潮の流れの影響を受けにくいからで、ダイレクトにアタリがとれる。これがイカメタルでマックスパワーPE X9を使う一番のメリットです」

アバニ イカメタル マックスパワーPE X9[マーキング](バリバス)は、仕掛けを落としたときのラインの直進性が一般的なPEラインより優れる。水深があるほどその差は開く。

太田「あと通常、PEラインの伸び率は5%くらいですが、マックスパワーPE X9は3%台と伸び率が低い。感度が良くて、僕はメタルトップのサオを使っいてサオ先の動きでアタリをとりますが、よそ見しててもアタリが手に伝わります(笑)」

アバニ イカメタル マックスパワーPE X9[マーキング](バリバス)の優れた直進性と高感度は、テンションフォールでアタリをとる釣りにもぴったりというわけだ。

ラインの直進性が高く、低伸度だからアタリが手にとるようにわかる。

優れたトラブルレス性能とアタリを明確に伝える感度! イカメタル専用リーダーは必然の選択!

実釣はというと、暗くなっても同船者の方がポツポツ釣れる程度。

太田「今日はそこまで活性が高くないのでエサ巻きを使ってみます」

ドロッパーに小型サイズのエサ巻きスッテを導入。エサはペットフードのささみジャーキーを使用。

太田「このエサだと手軽に使えます。釣果優先なら釣具屋さんで売ってるエサ巻き用のささみをおすすめします」

使用スッテはバインドアッパーV(クレージーオーシャン)。エサはドッグフードのささみジャーキー。

エサ巻きスッテの仕掛けで探りながらリーダーについても言及。

太田「リーダーはアバニ イカメタルショックリーダー エステルの3号を使ってます。一番の特徴は低伸度で高感度。

あとエステルは強度を気にされる方が多いですけど、イカメタルショックリーダー エステルは、結節強度がものすごくあって、僕の感覚でいうとフロロカーボンと変わらないくらい。

イカメタル マックスパワーPE X9とセットで使うと今までにない感度が実感できます」

アバニ イカメタルショックリーダー[エステル](バリバス)

●号数(lb):2(10)、2.5(12)3(14)、4(18)、5(22)●カラー:ナチュラル●価格:30m巻き オープン

張りのある糸質で仕掛け絡みを大幅に軽減し、小さなアタリを明確に伝えるエステル原糸を使用しながら結節強度は最大90%と大幅に向上。クリア系のナチュラルカラーのイカに見破られにくいイカメタル用エステルリーダーだ。

太田「イカに目立ちにくい透明のリーダー」。これも太田さんお気に入りの特性だ。

動画の終盤はイカパンチの猛ラッシュ! 太田さんの手の内を大公開! 釣行前に必見の動画だ!

太田「よしきたっ! エサ巻きスッテの色をピンクグローに替えたら、めっちゃ反応し出しましたね。ちょっと活性が上がってきたかな」

動画では実釣終盤にヤリイカが連発。そのきっかけとなったのがエサ巻きスッテだ。

活性アップと同時にヤリイカが釣れるレンジも上がる。 

太田「こうなるとベイトタックルのほうが手返しが良い」

狙いをボトムから中層に切り替えるとヤリイカがさらに好反応。

太田「よっしゃ! きました。今は31mで釣れた。広範囲から探ってきてます。そのほうがイカを寄せられるんでね」

釣れるタナを把握してからはエサ巻きに頼らず、メタルスッテで必釣パターンにハメる。ヒットスッテはメタラーTG(クレイジーオーシャン)の20号。

実釣は再現性のある連発パターンに突入。

太田「タナが決まってからは、メリハリのある動きとステイでドーンとのってきた」

ラストには春の釣りとして貴重な良型のケンサキイカまで仕留めた。

太田「今日イチ!」。やりとり中の言葉どおりの獲物は良型のケンサキイカ。

ケンサキイカを釣ったのはスピニングタックル。ということはレバーブレーキによるテンションフォールで…ヒットパターンは動画で確認だ。

太田「イカメタル マックスパワーPE X9とイカメタルショックリーダー エステルの組み合わせによる感度を皆さんにもぜひ味わってほしいですね」

ちょっとした変化で釣果ががらりと変わるイカメタルゲームの面白さが映し出される動画は必見! 釣行前のイメトレにも最適な内容です!

メインラインはアバニ イカメタル マックスパワーPE X9 [マーキング](バリバス)の0.6号。

リーダーはアバニ イカメタルショックリーダー[エステル](バリバス)の3号を使用。

アングラー プロフィール

太田武志

おおた•たけし オフショアゲームを中心に日本各地を飛び回るベテランアングラー。近年はティップランエギング、イカメタル、バチコンアジングなど新しい釣種の魅力をいち早く見抜き、先駆けてチャレンジし修得。クレージーオーシャンプロスタッフとして製品開発に反映し、爆発的流行の引き金を引く仕掛人としても知られている。VARIVASフィールドスタッフ

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