夏こそ本番!快適装備で狙う“夏イカ”ランガンエギング術。釣果アップの工夫とは…?

夏こそ本番!快適装備で狙う“夏イカ”ランガンエギング術。釣果アップの工夫とは…?

春の大型アオリイカシーズンが終わっても、エギングはまだまだ終わらない!実は夏こそ、数釣りもサイズも楽しめる絶好のシーズン。暑さ対策を万全にして、快適装備でランガンすれば釣果アップ間違いなし!夏イカ攻略のコツや装備の工夫を長崎のロコエギンガー「MASATO」こと:猶嵜正人(なおざき・まさと)さんが解説してくれました。

●文/写真:猶嵜正人(なおざき・まさと)

真夏の暑さでも夏のアイテムを装備して快適なエギングライフを!

みなさ~ん、今年の春烏賊はイカがでしたか? 春の大型アオリイカのシーズンが終わり秋までエギングは終了!?

いやいや、数も型も楽しめるのが夏烏賊なんですよ!

申し遅れました! 長崎のイカ馬鹿こと、SQUID ANGLER MASATOです。

今年の春烏賊は例年に比べ接岸が鈍い? そんな声が聞こえてきたのがつい最近。遅れていると言っていると、フィールドは春から夏に移行してしまった!

でもね!実はこれからのシーズンが魅力的なのですよ! ランガンスタイルな私は夏の装備を整えてエギングに向かいます。灼熱の陽射しから頭を守る帽子や紫外線から腕を守るアームカバー。そして大切な偏光グラスです。

炎天下の釣りを快適にしてくれるウェアは必須です。 [写真タップで拡大]

偏光グラスも忘れずに! [写真タップで拡大]

夏は薄着になりランガンしやすいのですが、日焼け対策や水分補給が非常に大事。氷を冷やしてクーラーボックスに入れておくのも必須です。今は便利な冷感インナーとかも各メーカーから発売されていますからね。

冷感ウェアも超おススメですよ!

快適なランガンすると釣果もUP!ランガンカードって?

そんなランガンも朝マズメや夕マズメの大切なチャンスタイムを逃してはならない。そこで私なりの夏のランガンスタイルを紹介します。

それがランガンカード。

ランガンカードとは、ランガンで大切なポイントを1枚のトランプのカードと考え、切るようにランガンしていくこと。

満潮の時間帯や干潮の時間帯も考慮して釣行を組み立てる、先行者が既にいた場合は次のカードを切る、そうすることで大切な地合いを無駄にする時間を極力少なくさせる。一つの釣り場での釣行時間は見極めを考える事も必要なのでアオリイカの反応が無ければ20分くらいでポイントを移動する。

その20分の間に行うことは、こまめに立ち位置を変化させることなども大切です。

ランガンで効率的に攻めることで、釣果を伸ばせます。

この様な経験はありませんか? 二人で並んでキャストしているのに一人だけ釣れるとか・・・

釣技の差もあるとは思いますが、それ以上に潮の流れや沈み瀬等のアオリイカが好む場所や回遊が多いところにエギをキャストしていることが要因として考えられます。

キャストするポイント(立ち位置)にイカ墨が集中している場所があるということは、アオリイカに良い環境が整っている証だと考えます。さらにエギをキャストして潮をグイグイと噛むような感じがロッドに伝われば良いポジションに立てていると考えてOKです。

地磯のランガンは釣れる雰囲気がモチベーションをアップさせますが、危険な場所も数多くあるので、装備はもちろん、迷ったら踏みとどまる勇気も大切です。

人よりも釣果UPする方法とは!?

私の一工夫として必ず行う事があります。

それはエギアレンジ!

あわび本舗のアワビシートを使ってエギの背に貼ることです。

カラーバリエーションも豊富。 [写真タップで拡大]

自分だけのオリジナルのエギに出来る。 [写真タップで拡大]

アワビシートとは貝を加工したフラッシング効果を与えてより一層、アオリイカを誘えるシートです。
もちろん、各メーカーから市販されているエギはどれも釣れそうなカラーでバリエーションも豊富ですが、アワビシートを貼って一工夫する事によりオリジナルのエギが簡単にできモチベーションもあがります。

そのアワビシートのカラーバリエーションも豊富でエギと同系色にするか対照的な色にするかという楽しみ方もあります。ダーク系のエギに明るいアワビシートをワンポイント貼って視認性を高めてサイトエギングにて使用することも出来ます。

さらに、アワビシートを貼る事でエギの布へのダメージを軽減することに役立ちます。アオリイカは抱いたエギをよく齧りますので、それをアワビシートがカバーします。

シートは粘着力もあり、剝がれにくいですが貼った後にケイムラコートを施せば夜や低光量時も紫外線効果で輝きも得られ、深場を探る時も効果的です。

様々な状況にもアジャストできるあわび本舗のケイムラコート。

MASATO 愛用のタックル紹介

ロッド:DAIWA ストイスト AGS IL 79MMH
リール:DAIWA イグジスト LT2500S-XH
ライン:サンライン PE ULT HS8 0.6号

インターラインロッドのメリットはガイドに絡むライントラブル軽減し狙ったポイントへのキャスト性能も優れています。特に7.9ftというコンパクトサイズなので、背面が岩場などの限られたスペースでキャストがやりやすいです。

デメリットといえば釣行前に形状記憶ワイヤーにて糸通しを行うこと、釣行後はインターライン内部を水洗いするなどですが、それも釣行前後の楽しみと考えられます。

リールはイグジストLT2500S-XH。DAIWAのフラグシップモデルであり持っているだけでモチベーションを上げてくれるリールです。

基本メンテナンスフリーですが、軽くシャワーや水道にて水洗いで潮を洗い流す程度で大丈夫。この際にはドラグをキツく締めてリールは回転させずにサッと流す程度。後は乾いたタオルで拭き取り終了です。

皆さんも暑さ対策をしっかりして、夏イカをランガンで狙ってみてください!

猶嵜 正人(なおざき・まさと)

長崎でエギングオンリーのランガンマシンガン。独自のランガンスタイルでイカを釣り上げるロコアングラー。お気に入りのメーカーはDAIWA。あわび本舗アンバサダー。

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