10月発売予定の『スクーパーフロッグメガ』でロクマル連発。圧倒的なルアーパワーをお楽しみに!

全国のバスフィールドを飛び回る川村光大郎さん。今回は高滝湖と池原ダムでの釣行レポート。デカバスハンター待望のあのルアーで60UPを二本もキャッチ!

●文/写真:川村光大郎

まずは高滝湖!

この一週間は、高滝湖と池原ダムへ釣行しました。

高滝湖は、上州屋様主催の月例会への参加。年イチのお伺いにて、ミニトーナメントに、結果発表後は新商品の紹介もさせていただける機会です。

スタートし、メインのバックウォーターである養老川ではなく、サブのバックウォーターである古敷谷川へ。しばらく雨も降っていないためか水質が悪く、濃いアオコも発生しています。そのアオコが薄くなる辺りから釣り初め、効きそうな雰囲気だったバズベイトを投じるとすぐに水面が割れました!

ファーストフィッシュは39cm。ちなみに、3匹の長さ勝負です。さらに上がっていき、岩盤のキワでもう一発!またも39cm。エレキを上げないと進めない水深になったところで、見えバス発見!昨年吉田撃さんに教わった、ギミー4.5inのノーシンカーを上流から流してくるとパクッ!

42cmでリミットメイク!しかし、古敷谷川にポテンシャルは感じず、一気に養老川へ。こちらもバスとの遭遇は少なく、最上流に上がるまでに1本キャッチのみ。

水深30cmほどの浅瀬に垂れ下がる竹の下にバスを見つけ、ベイビーブルを流れの乗せつつ送り込むと追うも食うにいたらず。すぐに回収し入れ直すと、今度は待ってましたとばかりに勢い良く食いつきました。

40cmで入れ替え!

ここからは下りながらサイトしていくと、上りよりバスと遭遇します。これは川でよくあること。流されながらの方がエレキを弱く踏めるため警戒させにくいことと、他にも理由があるのかもしれません。で、ベイビーブルのスピナベサイトで3本追加するも、入れ替えは適わず。

結果は鈴木翔にぶっちぎられの2位でした。翔がビッグフィッシュを仕留めたところを2回も目撃しましたよ・・・。翔の釣りに関しては、本人のコーナーにて記されるでしょう!また、上州屋スタッフの皆さまもよく釣られており、シャッドで連発など、こんな釣りもあったのか!と、実りある1日でした。

下船後は翔とオカッパリし、1本ずつキャッチ!

ボクはチビーブルのスピナベサイトにて。

高滝湖は相変わらずスピナベサイトがよく効きます。ひとつ付け加えると、ベイビーブルによって、これまでスピナベサイトが効きにくかった30cm台のバスも釣れるようになったことです。かつてはスピナベサイトにミニスピナーベイトはイマイチだと思っていたのですが、スピナベサイトもシビアになったことで使い分けが必要になったことも感じています。

そして池原ダムへ!

もちろんデカバス狙いなのですが、今回の楽しみは完成したスクーパーフロッグメガを試すこと。本来は6月に試せたのですが、現地入りしたにも関わらず腰痛で立てなくなってやむなく帰ってきたという・・・今回は念のため鍼打ってから向かいました。

デカバス狙いで池原ダムへ!

ボートをお借りするY企画さん曰く、雨が降っていないことで日に日に釣果が落ちているとのことでしたが・・・白川筋を上がり、ふと気になったストレッチで幸先良く45cm!

メガが効きそうなことに安堵しつつ、さらに釣り進むと目の前にデカバス!!急いで回収しその辺りに落とし込むも、すでに距離感が近く、こちらに気づいて沈んでいきました。こうなると絶対といっていいほど食わないのですが、一応誘っていると・・・重く押さえ込まれる感触が!

60アップキャッチ!

これがさっき沈んでいったバスで、いきなり60UP!逃げたバス、しかもこのサイズが食ってしまうなんて、完全にルアーパワー!

そしてさらに!

61cm!60UPが連発です…。

張り出した岩盤のキワでジグストしていると、またも重く押さえ込んだのは61cm!昨年、バスフィッシング歴38年にしてようやく初ロクマルを達成したというのに・・・ロクマルの価値が崩壊しちゃいます!!

池原ダムに来ている時点でロクマルの確率は段違いではあるのですが、来れば釣れるというものではもちろんなく・・・。しかも今回は明らかにキツい状況でした(バンク沿いにバスがほぼおらず、大半のバスは深かったと思われます)。そして初日は、40cmくらいのを追加して終了。

菊元さんとお食事!

この日は翌日のロケに備えて菊元さんも現地入りしており、食事をご馳走に。いつも優しい菊元さん、同行した社員もその温かい人柄に惚れておりました。

2日目、状況はさらに悪化していました。朝の時間帯を外したエリアで過ごしてしまい、そこからは全く釣れる気がしないほどの気配の無さ。小バスを除けばその姿を見かけることもなく、ボートの軌跡が泡でずっと残る、トロンとした水質。

唯一、フレッシュな水が注ぐ滝で40cmくらいのをキャッチしたのみで、夕方を迎えました。ボート店に向かいつつ立ち寄った張り出し岩盤にて、45クラスを発見!このスポットに入るのはこの日2度目で、その時は気配なかったのですが・・・状況が少し変わったのかも!?

と思った次の瞬間、スローにジグストしていたロッドティップに重みが乗り、合わせるとデカバス特有の重量感!

この魚もスクーパーフロッグメガで!

57cmでした。

57cmにて〆ることが出来ました!池原で必要性を感じ、ただ欲しくて作ったスクーパーフロッグメガ。最高の結果で応えてくれたことに、喜びひとしおでした!

ビッグバスフィールドはもちろんですが、一方で、40cmくらいのバスでも食ってきますし掛かります。また、合わせたスナックジグ18gは、スクーパーメガのベストアクションを引き出すために追加でラインナップしました。

強い浮力とバランスよく作用するには、この重さが必要でした。最低でも14gからがおすすめです。この組み合わせで、これから多くのロクマル超えや自己記録更新など、メモリアルフィッシュを釣る人がいると確信しています。リリースは10月を予定していますので、ぜひその威力を味わっていただきたいですね!

ちなみにタックルは、ロッドがヘビークラスリールも剛性の高いモデルがベスト。ラインは20ポンドクラスがマッチします。

スクーパーフロッグメガのタックル

参考までに今回のタックル

ロッド:BLX C74H
リール:スティーズAⅡ TW1000XHL(SLP WORKSカーボンハンドル+コルクノブ)
ライン:フロロカーボン20ポンド(プロト)
フック:インフィニブルータル8/0

アングラープロフィール

川村光大郎(かわむら・こうたろう)
陸王5冠、バサーオカッパリオールスタークラシック3度制覇など、その実力が証明されている岸釣りの天才アングラー。ボートでの釣りも高いスキルを持つ。代表を務めるボトムアップでは、数々の傑作ルアーを設計。

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