
全国のバスフィールドを飛び回る川村光大郎さん。広州ダイワの撮影での釣行レポートですが、今回は中国へ遠征し3日間みっちりバスフィッシング!ビッグフィッシュを狙う川村さんですが、果たして結果は・・・?
●文/写真:川村光大郎
今回は中国遠征!
更新が遅れ申し訳ありません。一週間中国に行っていました。今回も広州ダイワからのお誘いにて、広州から飛行機で南昌へと飛び、さらにそこから3時間ほど走った江西省にあるダム湖へ。よって、一週間のうち4日は移動に費やすため3日間の釣行となりました。
近年頻度よく訪れている中国ですが、メインは管理釣り場。“ザ・管釣り”なプールタイプから、天然フィールドなシチュエーションまであるも、養殖バスがターゲットになる比率が高いです。そんな環境の中、今回のフィールドは100%ネイティブバス!しかも50UPも現実的とのことで、狙いは中国ではまだ手にしていないビッグフィッシュです!
レンタルボートの装備もハイスペックで、エンジン仕様で機動力は申し分なく、魚探はガーミンの16インチ、エレキはミンコタウルトレックス!これがバスフィッシングのための設備ですから、中国のバス熱は急速に発展していることを感じさせます。
ちなみに、今中国でバスフィールドは毎年急速に増え続けているとのこと。もともと食べるための釣りから、キャッチ&リリースを前提としたゲームフィッシングが広がりを見せているとも。
初日の出船!
意気揚々と出船しましたが・・・全然釣れない・・・。ちなみに中国も日本と同じくらい暑く(地域差はあります)、水温は朝から30℃超え!よって、まずはバックウォーターを上がったのですが、上がるほどに水が悪くなってくるぞ!?・・・フレッシュな水の流入はなく、水門で閉じられたドンツキでした。
朝の大事な時間をムダにしてしまい、そこからは全域をチェック!水温が上がりにくい深めの水深に落ちているのは理解できるも、いきなり沖のオープンウォーターはキツいので、キワから水深のある垂直岩盤のシェードやメインレイクの岬を沖側まで探るも、釣れても小さい・・・。
沖では小バスが盛んにボイルしており、その数は尋常でない。となれば、親バスだって相当数いるはずで、おそらく沖の中層をクルーズしているんだろうな~と、やったこともないライブスコープでのライブサイトを試みもしてみましたが、グッドサイズと思わしきは見つけられず、そもそもボクがヘタなこの釣りをお見せしてもしょうがない。
初日は、サイズ問わなければ釣れるエリアは見つけるも、見え隠れする立木エリアでビーブルにきた40アップが最大魚でした。
前日の反省を踏まえ、2日目。
2日目は、初日ムダにしてしまった朝イチから魚影の濃かったエリアへ。水温が一番下がる時間帯なら、ビッグフィッシュもあり得るのではないかと。その予想はそこそこ当たりで、初日に入ったときにはスッカラカンだったクリークで入れ食い状態に!
サイズ狙いとはいえ、水深は1m以浅なので軽い1/4ozがあるチビーブルを選びました。アベレージも悪くないも、41cmどまり・・・。やっぱり45から上を狙うならメインレイクなんだろうな・・・でも、釣れないんだよな~。正直、けっこうお手上げ状態でした。
迎えた夕マズメ。
もうサイズを狙うならメインレイクしかないと、各張り出しをジャックハンマ―3/8oz+ヴァラップミノー5inで回っていくことに。岸際までは上がってこなさそうなので、少し離れた水深3m前後をトレースしてくるイメージ。すると、40UPが連発!!
最大は43cmまででしたが、そういうことか!当然日中にも攻めてはいるコースなのですが、おそらく朝夕だけミドルレンジの張り出しに回ってくる。スピナーベイトからブレーデッドジグに換えたのは、より強い振動でバスを寄せたかったから。しかし、タイムアップにて無念の〆コメント撮り。
最終日はプロモーション撮影の前後でビックフィッシュチャレンジ!
翌日は、プロモーション撮影の予定でしたが・・・朝夕だけビッグフィッシュチャレンジを継続させてもらえることに!幸先良くジャックハンマーで連発するも、ビッグフィッシュは入らず朝のフィーディングタイムは終了。そこからはイメージカットの撮影などし、ちょうど終えたところで・・・雷雨が襲来!
暑かったところにこれは大チャンスか!?も・・・カメラは回せないので岩盤の洞窟で雨宿り。雨が弱まったところでビッグフィッシュチャレンジ再開!これまでになく釣れそうな雰囲気なのに反して、バイトがない・・・。そこいらじゅうであった小バスのボイルもなくなったことから、むしろ雨で魚が沈んだのか?
ポツポツとは釣れつつも、まあまあサイズを一本追加のみで終了となりました。今回のフィールドは、これまで中国で訪れた中ではピカイチ!ただし、バスはベイトフィッシュを追って泳ぎ回っているため、捉えにくい。今年の春に生まれたと思われる小バスまで沖で稚魚を追っていることから、そういう育ち方をしているんですね。捕食も上手になるだろうし、引きの強さも段違い!
今回の経験を元に準備を見直したうえ、再挑戦したいフィールドでした。
岩盤に住んでいたイモリさん。見たことのない模様でした!
具材をピックアップし店員さんに渡し、スープの味を伝えると調理してくれる人気店「YANGGUOFU」
このお店、日本にも数店舗あるとのこと(カエルは無いと思いますが)。見つけたら入ってみよ!
ビッグな鶏肉が入ったラーメン。これで¥300台なんて安すぎる!
アユとクロダイが一緒に泳ぐ!不思議~
アングラープロフィール
川村光大郎(かわむら・こうたろう)
陸王5冠、バサーオカッパリオールスタークラシック3度制覇など、その実力が証明されている岸釣りの天才アングラー。ボートでの釣りも高いスキルを持つ。代表を務めるボトムアップでは、数々の傑作ルアーを設計。
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