まだまだ暑い亀山湖。攻略するにはソフトルアーもハードルアーも必要!「ドゥルガとベントミノーは必須ですよ」

関東のブラックバスフィールドを中心に活躍する、エキスパートアングラー折金さんの連載「つきぬけろ! オリキンもばいる」。今回は厳しい暑さが続く亀山湖の釣行レポートです。日陰のポイントを回り、バスの反応を見ながらハマるルアーを探ります。

●文/写真:折金一樹

まだまだ暑すぎる!亀山湖の状況は?

今回は亀山湖通い。お盆に少しだけ涼しくなってきたかと思ったら、暑さがぶり返し。連日35℃オーバー。風があれば凌げるのですが、風が無いと30℃でもかなり堪えます。

まだまだ暑さは続きそうなので、こまめな水分補給はもちろんのこと、釣るポイントも日陰のエリアを意識的にまわるとかなり体感は変わってきます。朝はオープンエリア、日が上がったらバンク沿い。実際に釣れる事にも繋がるのでオススメです。

さて、晴れた事で週末は28℃くらいだった表水温も休み明けには31℃。晴れ続きだと2日で1℃位平均水温が上がりました。流石にぼけっとしているバスも表層ではほぼ見ません。魚自体を見ないので、流石に暑すぎる水温は避けているようです。

フィーディングも表層のベイトを食べているわけではないので、ボイルした瞬間以外はトップで誘っても、反応がイマイチ。ただちょっと沈めるだけで反応しだすので、釣れなければ他の方法を試すのが鉄則。

難しいフィーディングでもコツをつかめばしっかり食べてくれます。そんな中、水温が少し低く、水質が良い上流域では水面を次々と割る、ド派手なフィーディングに遭遇するタイミングもありました。それも朝イチや夕マヅメではなくド日中。

ベイトが移動するタイミング、バスのポジションによって、かなり流動的ではありますが、タイミングがバッチリはまると連発です。良いエリアは複数のスクールが居ること、またスクールによってバスのサイズは変わるので、少し粘ってみるのもオススメ

ルアーはハードベイトもソフトベイトも両方必要です。飛距離や掛かり優先ならハードベイト。ベントミノー、ドゥルガは必須です。

食わせや繊細な誘いならソフトベイト。マイラーミノー、エリマキシャッド、HPミノーなど。

ルアーサイズは追われているベイトに合わせるのが基本ですが、少し大きい&小さいも試す価値ありです。スピードは両者とも速め。また一瞬だけ止めるにもその間やテンポはルアーによって適正なスピードか?バスの反応を見ながらも調整します。

よくあるのがゆっくり過ぎて見切られる事。追われる魚は必死ですから速すぎると感じる位でも丁度良いことが多いです。ただ短い距離で如何にバスを誘い出し、口を使わせるか?は、他のルアーと同じく、スピード感はありつつも、移動距離はなるだけ抑えた誘いが基本となります。

日中はシェード狙い。ただどこのシェードでも良いとはならず、シェードを取り巻く環境を常に考える必要があります。大事なのは水通し。弱いながらも水が動いている事が大切。同じ岩盤でも上流側か下流側かで居心地は変わるし、バンクの向きも大切な要素です。

1日を通して長い時間シェードとなる方が良いですが、水中の岬などは、太陽との位置関係で時間によって変わります。ルアーは正直言うと日替わり。反応を見ながらルアースピードとボリュームを調整しています。実際にはドライブクローラー3.5、4.5、8.6、HPバグで対応しています。

スピードを上げるなら、ネイルシンカー0.3~0.6gで調整。まだ暑さは続きそうなので、暫くは活躍しそうです。

少し引っ掛かる所はタリズマンレギュラーガードで対応!大きなバスは釣れていないのが現状で、頑張っても中々難しそうです。小型~中型を上手く釣るパターンも面白いので是非!

フワッとしながらもボリュームあるドライブショットはおかっぱりも好調!

次回は久しぶりのおかっぱり撮影ですが、なかなか厳しいよう!歓迎しないヤツは釣れます。

それではまた次回!

折金一樹(おりかね・かずき)

ホームの房総リザーバーで培ったテクニックはボーダレス。DAIWA、O.S.Pプロスタッフ。自身のYouTubeチャンネル「オリキンちゃんねる」では、オリジナルの動画コンテンツを積極的に配信中。

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