PEラインの中で「横の釣り」に適したものがあるってホント!?縦との違いは耐摩耗性にあった…!

PEラインの中で「横の釣り」に適したものがあるってホント!?縦との違いは耐摩耗性にあった…!

釣種別に多彩なアイテムが顔をそろえるPEライン。同じ素材の編み糸で“縦の釣りに向くライン”と“横の釣りに向くライン”があるのはご存知だろうか? その答えが釣り糸のリーディングブランドXBRAIDのSNSで明かされている。ここでは“横の釣り”に適したPEラインの特性を紹介しよう。

●文:ルアマガプラス編集部

“横の釣り”に向いているPEラインに欠かせないのが『耐摩耗性』

PEラインはソルトルアーを中心にトラウトやバスなどあらゆるルアーフィッシングで使われている。ルアー釣りといえば、ジギングなどの縦の釣りを除けば、ルアーを投げて横軌道で泳がせる横の釣りが主流だ。

ショートレンジでテンポ良くキャストを繰り返す釣りもあれば、飛距離命の釣りある。また、障害物に擦れるシーンもオフショアのジギングなど縦の釣りに比べると圧倒的に増える。

例えばサーフの釣りでは遠投をするためキャスト時に高負荷がかかり、波打ち際では水中に渦巻く砂に擦れるというPEラインにとっては過酷な使用状況が想定される。

ジギングなどの縦の釣りでは水中深くにラインを送り込むため、PEラインに求められる性能は水切れの良さや引っ張り強度が優先されるが、横の釣りでは耐摩耗性の優れたPEラインを選ぶのが肝要ということだ。

今回の内容はXBRAIDのフェイスブック『釣り糸を科学する』Vol.5で紹介されている。

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高密度ピッチで組まれたPEラインは耐摩耗性が優れる! 適度な張り、コシが生まれベイトキャスティングとも好相性

横の釣りに向く耐摩耗性の高いPEラインとはどんな糸なのか?

ご存知のようにPEラインの素材はポリエチレンで、何本かの原糸を組んだ組糸だ。

PEラインは原糸を組むときの組目の間隔(ピッチ)によって基本性能を変えることができ、横の釣りで求められる耐摩耗性は、ピッチを高密度にすることで引き上げることができる。

また、高密度ピッチで組むとライン表面の凸凹がより小さく滑らかになり、ガイド抜け時の摩擦を低減。飛距離やキャスト精度の向上をサポートし、糸鳴りが軽減するといったメリットも生まれてくる。

さらに高密度ピッチで組まれPEラインは、構造上の特性として張りやコシがでやすく、少し硬めの風合いでベイトリールでも扱いやすい糸質になるものが多い。

横の釣りに向く特性を秘めたXBRAIDの代表的なPEラインがアップグレードX8だ。

アップグレードX8(XBRAID)は、シーバス、サーフ、ショアジギングなど幅広い釣種で愛用者が多いキャスティングをともなう“横の釣り”に最適なPEラインだ。

アップグレードX8(XBRAID)

●号数(lb):0.6(14)、0.8(16)、1(22)、1.2(25)、1.5(30)、2(40)、2.5(45)、3(50)●巻き数:150m(0.6~1.5号)、200m(0.6~3号)●カラー:グリーン(1m毎ホワイトマーク●価格:オープン

通常、PEラインは高密度にピッチを細かく組み上げると耐摩耗性が上がり、直線強力は落ちる。逆に低密度でピッチを粗く組み上げると原糸が直線的になり、直線強力は上がるが耐摩耗性は下がる。

アップグレードX8(XBRAID)は、高密度ピッチ製法やWX8工法、GP加工、HST加工などXBRAID独自の技術で、耐摩耗性と直線強度を世界最高レベルで両立。

また、(社)日本釣用品工業会釣糸部会制定の『PE糸の太さ標準規格』に準じ、耐摩耗性も直線強力もあるけど実は糸が太かった…というまやかしもなし! 幅広い釣種で使える高品質ハイパワーPEラインだ。

アップグレードX8(XBRAID)のラインカラーはグリーン。視認性が高く、ルアーの飛行軌道やトレースコースも把握しやすい。

同じポリエチレンを素材にするPEラインでも、店頭には様々な特長を持つアイテムが並ぶ。号数だけでなく、縦の釣りなのか、横の釣りをするのかでPEラインを選べばラインの実用性が上がり、釣果もアップ! より上質な釣りが楽しめるはずだ。

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