
北九州の若獅子、梶原智寛さんがキャンピングカーメーカーのナッツRVとの本格サポート体制をスタートした。これから新たな相棒『クレソンジャーニー』とともに、かじやんのトーナメントトレイルが始まっていく。
●文:ルアマガプラス編集部
梶原智寛
かじはら・ともひろ/福岡県出身。J B トップ5 0、2 0 2 3 年AOY獲得。そして25年初戦を優勝で飾り、今もっとも勢いに乗る若手アングラー
キャピングカーの素晴らしさをバスアングラーにも伝えたい
北九州の縁が繋いだキャンピングカーとバス釣り
ナッツRVは、バス釣りのメジャーフィールドである遠賀川のすぐ近くに本社を構える福岡県のキャンピングカーメーカー。そのシェアや売り上げ、発展度からして国内No1.のキャンピングカーメーカーであることは間違いない。ミュージシャンや芸能人、プロレス団体などもサポートしており、活動の幅を広げている。その代表取締役である荒木賢治さんは、日本RV協会の会長も務め、業界の発展に貢献しているこの業界の顔役ともいえる人物だ。
ナッツRV代表取締役,日本RV協会会長
荒木賢治
あらき・けんじ/「今回、梶原さんのような才能のある釣り人をサポートしていけることに喜びを感じています。キャンピングカー業界は
10年以上右肩上がりに成長をしていて、世界的に見ても今なお拡大しています。キャンピングカーは釣りとの親和性が高く、梶原さんの活動を通じてみなさんにキャンピングカーという文化に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。これからもバスアングラーの皆さんにキャンピングカーの素晴らしさを伝えていきたいと思っています」。
梶原さんとナッツRVの荒木さんは、地元が近く、家族同士が元々知り合いであったことから縁が繋がった。そして若くして実績を残している梶原さんの才能に惚れ込み、この度サポートが始まったのだ。
梶原「数年前からいろいろな話をさせてもらっていて、23年にJBトップ50でAOYを獲った翌年から本格的にサポートしていただけることになり、今年の4月からキャンピングカーを用意していただくことになりました。ナッツRVさんは、能登半島の地震のときにキャンピングカーを何十台も支援していて、素晴らしい活動をされているメーカーです。そんなナッツRVさんにサポートしてもらえるのは、本当にありがたい限りです」
ナッツRVの本社には納車を待つキャンピングカーがずらり。その規模の大きさに圧倒される。
魚と近い環境で過ごせるのがキャンピングカーの魅力
クレソンジャーニーと始まるかじやんの新たな旅路
梶原さんが乗ることになったキャンピングカーがクレソンジャーニーというモデルだ。
ヒッチメンバーを取り付けてバスボートを牽引できるようにしてあり、フルオプションで完成した。
梶原「まず乗ってみた感想は、走る家だなと。ベッドスペースがふたつあって、ひとつはダブルサイズ。電子レンジや冷蔵庫、テレビや机があって、まさに自分の部屋みたいな感じです。収納スペースもいっぱいあって、普通にここで生活できるなって思ったし、本当にこの装備には圧倒されましたね」。
トーナメントトレイルにおいてキャンピングカーを利用するメリットは多くある。
梶原「トーナメント会場からホテルが遠いことも少なくないし、移動だけで時間が取られてしまうこともありました。トーナメント会場の近くで寝泊まりできるのは時間の節約になるだけでなく、フィールドのちょっとした環境変化も感じ取れるのは大きなメリットです。夜に少しだけ雨が降ったなとか、風がこれだけ吹いたとか、気温がどれだけ下がったとか、水辺にいるだけで気付けることって多いんですよね。魚と近い環境で過ごせるのは、キャンピングカーならではだと思います」。
クレソンジャーニーの車内はまさに家そのもので、ストレスのないトーナメント生活を約束。梶原「これからキャンピングカーでバス釣りをしていくのが本当に楽しみです」。
梶原さんのキャンピングカーとの釣り生活はまだ始まったばかり。
梶原「昔からキャンピングカーは憧れがありましたが、自分には遠い存在で、実際に乗れるようになって本当に嬉しいですね。今はキャンピングカーのことをいろいろ勉強するのがとても楽しいし、これからどんどん車内を釣り仕様にカスタムしていきたいです。外面にはスポンサーのラッピングをしたりして一層カッコよくしていく予定です!」。
クレソンジャーニー
●ベース:トヨタ カムロード(ダブルタイヤ)●全長:4990ミリ ●全幅:2080ミリ ●全高:2900ミリ ●燃料タンク:60リットル+ アドブルー13リットル ●タイヤ:フロント185/75R15 2本、リア175/75R15 4本
安全で快適な車内空間を約束
天井・サイド・フロアには複数のレイヤーを持つ軽量な断熱パネルを採用し、冬でも夏でも省エネかつ快適に過ごすことができる。また、全体が軽量に作られているので燃費が良く、車両の負担が少ないのでブレーキ性能などの安全性も高い。リチウムイオンバッテリーのエボライト Liを搭載し、3時間ほどの走行でフル充電が完了。
ベッド
寝心地のいいダブルサイズ
後部のベッドはクッション性にこだわった高品質のダブルサイズベッドを用意。また、運転席の上部も2名分のベッドスペースがある。梶原「ソファーにも寝られるので、5人は泊まれますよ!」。
デスク
食事や事務作業はここで
2〜3人で十分に過ごせるデスク&チェア。食事をするもよし、パソコン作業や釣具の準備をするのにもちょうどいいスペース。
電子レンジ& 冷蔵庫
いろいろな食事スタイルに対応
キャンピングカーで一番使うのが電子レンジと湯沸かしポッドだという。コンビニで買ってきた弁当やカップラーメンも、キャンピングカーで食べればまた格別。水道とシンクもある。
収納スペース
釣具やその他の荷物はここに収納
後部の下には、両サイドに扉がついた収納スペースがある。タックルなどを入れておくには十分過ぎるほどの広さだ。照明がついているので暗い時間でも安心。
クーラー
エンジンをかけずに一晩以上作動可能
リチウムイオンバッテリーにより、車のエンジンをかけずにクーラーを使用可能。真夏の夜も快適に過ごすことができる。
動画でもクレソンジャーニーの凄さがみられる!
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